21日、 財務省が発表しました6月の貿易統計貿速報によりますとと、ロシアからの原油の輸入が2006年7月以来、約16年ぶりにゼロになっています。5月までは毎月、数百億円輸入していました。
ウクライナ侵攻を受け、日米欧の先進7カ国(G7)が厳しい経済制裁を科しているのに呼応し、日本は輸入禁止の措置を導入しておらず、民間石油事業者の判断で輸入を控えています。2021年の原油輸入額のうちロシア産の割合は(3.7%)にとどまり、中東産などで代替しやすい面があります。
液化天然ガス(LNG)と石炭は前年同月から輸入額が増えており、6月の輸入総額は前年同月比(22.9%増)の1540億円で、1年前より多くのお金が日本からロシアに流れています。エネルギーの脱ロシアの難しさが露見しています。
一方、幅広い品目で輸出禁止に踏み切っており、日本からロシアには自動車や建設用・鉱山用機械などを輸出しています。輸出総額は(49.9%減)の398億円でした。半導体等電子部品はゼロでした。
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