食品業界の闇に切り込んだドキュメンタリー『フード・インク』(2008年)の続編となる『フード・インク ポスト・コロナ』が、2024年12月6日より全国で順次公開されます。
巨大食品企業や農業の仕組みに関する問題に迫った『フード・インク』は、第82回アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞にノミネートされ、日本でもロングランヒットを記録しました。
続く『フード・インク ポスト・コロナ』では、新型コロナウイルスのパンデミック後に浮き彫りになりました、アメリカのフードシステムの脆弱性に注目しています。巨大食品企業の市場独占による個人農家の衰退や貧富格差、〈超加工食品〉による子供の糖尿病増加などの健康被害、巨大企業による移民労働者の搾取などを浮き彫りにする一方で、持続可能な未来を作り出そうと奮闘する農家や活動家、政治家たちの前向きな姿も映し出しています。
前作『フード・インク』も手がけた<ロバート・ケナー>が、<メリッサ・ロブレド>と共同で監督を務めています。