25日の東京外国為替市場で、円相場は小幅に反発でした。17時時点では前日の同時点に比べ9銭の円高・ドル安の「1ドル=157円05〜25銭」で推移しています。
25日は米欧など海外の主要市場が、〈Christmas Day〉で休場となるため、市場参加者が限られています。持ち高調整を目的とした円買い・ドル売りがやや優勢でした。
円相場は下落する場面もありました。25日、日銀の<植田和男総裁>が経団連審議員会で講演し、今後の金融政策運営について「経済・物価情勢の改善が続いていくのであれば金融緩和の度合いを調整していくことが重要」と語り、利上げを継続する姿勢を示しました。一方で、「景気・物価に中立的となる中立金利よりも政策金利を低くすることにより緩和的な金融環境を維持し、経済をしっかりとサポートしていく」とも述べています。日銀は、引き続き追加利上げに慎重であるとの受け止められ、円相場の重荷になりました。