- Hashtag "#園芸" returned 1916 results.
「葉」だけをみていますと、一見 「コリウス」(シソ科) の仲間かなと思いますが、サトイモ科カラジウム属の多年草で、「スイートハート}という品種名です。
よく見ると、熱く燃える心臓が、脈打つ感じの模様です。
【カラジウム】は熱帯アメリカ(パナマ~ギアナ~ブラジル)に分布しており、約15種が確認されています。
地際から葉の軸(葉柄)を何本も伸ばし、その先端に鮮やかな模様の葉を付けます。
葉の形として、キツネ顔型・タマゴ型・縦長のハート型等あり、白色や赤色、桃色等の色彩で楽しませてくれます。
明治時代中期に日本に渡来、和名としては「ニシキイモ(錦芋)」と呼ばれ、「コリウス」が「ニシキシソ(錦紫蘇)」と名付けられたのと同様の感覚のようです。
絞り模様の「オシロイバナ」を探していますと、同じ植え込みに【ニラ(韮)】の白色の小さな花を見つけました。 ユリ科ネギ属の多年草です。
葉の間から30センチ程度の花茎をのばし、先端に散形花序の形で花径5~6ミリの小さな花を多数咲かせます。
野菜栽培用の【ニラ】は土壌もいいのか、20~40個の花を咲かせますが、野生化した【ニラ】のようで、花数は少なめでした。
本来の花弁は3枚で、<苞>が3枚あり、一見6枚の花弁で咲いているように見える花です。
雄しべは6本、花の中心には3室の子房あり、黒い種子が実ります。
独特の匂いを持ち、原因物質は硫化アリル(アリシン)などの硫黄化合物ですが、夏バテ防止に役立つ栄養分が茎・葉と共に含まれている緑黄色野菜です。
「ニラ」と名の付く植物として、「ハタケニラ」(ステゴビル属) や 「ハナニラ(イエイオン)」(ハナニラ属) があり、それぞれユリ科ですが別属の植物たちです。
夏の日差しを受けて、緑色と白色の対比がきれいな【ハツユキソウ(初雪草)】が、花壇を占領していました。
トウダイグサ科ユーフォルビア属の植物で、北アメリカ原産の1年草です。
草丈は1メートル前後まで成長します。茎は真っ直ぐ直立して、上の方でいくつかに枝分れしています。
夏場には茎の先端近く付く「葉」の縁が白く彩られ、同じ頃に茎の頂点に四弁花の白い花を咲かせますが、写真のようにあまり目立ちません。
「葉」の緑色と白色の対比が、夏場には涼しげな感じで、あくまで「葉」を観賞するための植物として、人気があるようです。
道路脇の溝から、ど根性な<ユリ> の花が、背丈を伸ばし顔を出していました。
ユリ科ユリ属の多年草の総称で、北半球の亜熱帯から亜寒帯に広く分布しており、原種は100種を数えます。
日本には15種が自生しており、そのうち6種ほどが日本固有種で、ヨーロッパには、江戸末期にシーボルトが持ち帰っています。
溝のこの<ユリ>、3個の蕾をつけていますが、この段階の蕾の色では、どのような種類なのかは同定できません。
うまく開花時期に巡り合えればいいなと、今から期待しています。
昨日の 「マツバギク」 と同様に、今が盛りと咲き誇る【マツバボタン】です。
南アメリカが原産地で、スベリヒユ科スベリヒユ属に属しており、同じ属の 「ハナスベリヒユ」 も「ポーチェラカ」の名称で広く出回り、夏の花壇や鉢植えでよく見かけます。
細かい茎は細く枝分かれして、地面を這うように広がり、茎の先端に蕾をつけ、大きく膨らんだものから花を咲かせてゆきます。
花径は3~5センチあり、色も白色・黄色・橙色等あり、八重咲きもあります。
別名として、夏の炎天下でもよく花を咲かせますので「ヒデリソウ(日照草)」、茎を切って土にさしておくと簡単に根が出てきますので、「ツメキリソウ(爪切り草)」もしくは「ツミキリソウ(摘み切り草)」とも呼ばれています。
朝に開花して、昼前にはしぼみますので、英名では「eleven o'clock」と名づけられていますが、最近では終日咲きの園芸品種があるようです。
雄しべに軽く触れると、雌しべの方向に動く面白い性質があります。
夕方、玄関前で打ち水をされているお家がありました。
道路に水をまかれた後、車庫と道路の境目の割れた所から花を咲かせている【オニタビラコ(鬼田平子)】にも、水を掛けられていました。
西日も落ち着いた頃ですので、きっと【オニタビラコ】には、一息つける恵みの水だと思います。
キク科オニタビラコ属の越年草ですが、空き地や路傍によく見る野草で、タンポポに似た小さな黄色の花を咲かせます。
葉は地面近くに集中してロゼット状に広がり、タンポポの葉のように羽根状に裂けた複葉葉ですが、先端は丸っこい三角をしています。
おそらく家人の方から朝夕に水をもらっていることでしょうから、幸せな野草だなと眺めておりました。
暑い日差しの中、ぽつりと一輪だけが咲いていました【マツバギク(松葉菊)】です。
ハマミズナ科マツバギク属の多年草の総称で、南アフリカ原産です。
葉が松葉のように棒状で、多肉質な茎を這わせながら花を咲かせています。
花径は2センチ程度と小さく、花弁は細長く多弁で、色合いとしても多数あるようです。
「ベニジューム」 や 「デモルフォセカ」 といった南アフリカ原産の花に多く見受けられますが、この【マツバギク】も日中の陽のあたる時にだけ開花し、夜は閉じています。
高温・乾燥にも強く、最近では耐寒性のある「デロスペルマ」という品種が多く出回っているようです。
青い花径3センチばかりの花を咲かせる 【オキシベタルム(ブルースター)】 を撮影させていただいた庭の前を通りますと、花径からは想像もできない長さの鞘が出来ていました。
優に、10センチは越す長さです。
初めて見る「実」の姿に驚きましたが、これだけの大きさですから、かなりの種子が詰まっていそうです。
まだ枝先には、3個ばかりの花が見えていますが、これから開花する蕾なのか、咲いた後にしぼむ性質なのか、興味があるところです。
どのような種子の形をしているのかと興味がわきますが、タイミングよく拝見するのは難しいようで、残念な気持ちで眺めていました。
初夏から夏へと暑い時期に黄色の花で楽しませてくれる<ヒペリカム>ですが、品種も多いようで写真の花も手こずりました。
オトギリソウ科オトギリ属として有名なのは、「キンシバイ(金糸梅)」や「ビョウヤナギ(未央柳)」等があります。
「金糸梅」は花径4センチほどで、雄しべは短いですし、「未央柳」は花弁が大きく、花弁の間が開いています。
<ヒペリカム>の仲間としては、 「ヒペリカム ・カリシナム」 「ヒペリカム ・ ヒデコート」 を取り上げてきました。
今回の【ヒペリカム ・ エクセレントフレア】は実が茶褐色で、「桃色」でしたら「ヒペリカム ・ミスティーク」、「赤色」でしたら「ヒペリカム ・ ピンキーフレア」という品種になるようで、どれも花径2センチの黄色い花で葉の形状も同じです。
「実」が色付くまでどの品種か判断できないというのは、何とも悩ましい<ヒペリカム>です。
絞り模様の【オシロイバナ】も、随分と記録が溜まり、先程のシリーズ(10)で46種類の模様が集まりました。
開花した5弁の花を、上部からばかり撮影していましたので気づきませんでしたが、斑点模様は別として、黄色や紅色の場合は花の基部である筒状の部分から色が違うのに驚きました。
写真の上部が開花した模様ですが、下の筒状の部分のそれぞれの色分けが、見て取れるでしょうか。
英名の「four o’clock」通り、この時期夕方4時過ぎからの開花ですが、下の蕾の開いた状態から開花するまで、約30分は待たなければいけません。
西日の暑い日差しの中で、花弁が開き切るのを待つのは大変ですが、きれいな自然の絞り模様が楽しめる期待感で、気長に眺めております。
- If you are a bloguru member, please login.
Login
- If you are not a bloguru member, you may request a free account here:
Request Account