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「葉」は陽に照らされますと艶のある灰白色で、細かく分裂した形状で細く、団子状に塊を作り地面を這うように広がります。
キク科コツラ属の多年草で、南アフリカ原産です。
この葉姿が美しく、和名の【ギンバカゲロウソウ(銀葉陽炎草)】の由来です。
かたまった株の間から1~1.5センチの球状の黄色ないし赤色の<筒状花>だけの花を咲かせますが、あくまで「銀葉」を観賞するのが目的の植物として好まれています。
コツラ属には、 「コツラ:バルバータ(花ホタル)」 があり、こちらも<筒状花>だけの花を咲かせますが、花茎が短く、「葉」のあいだがすいた感じです。
お世話されている方も、早く花壇一杯に広がることを期待しておられることだと思います。
どんな花かと、期待した方には申し訳ありません。
園芸学的の和名では【ツルレイシ(蔓茘枝)】ですが、最近は「ゴーヤ」と呼ぶのが一般的になりました。
ウリ科ツルレイシ属の、一年草です。多年草だと、毎年のグリーンカーテン作業が楽になるかもしれませんが、上手くいかないものですね。
和名の【ツルレイシ】は、デコボコした果実の外観と、完熟した仮種皮が甘くなることが、ムクロジ科の果樹である「レイシ(レイチ)」に似ているところに由来しています。
1993年までは、害虫の「ウリミバエ」の拡散防止策として、沖縄外に持ち出すことは禁止されていました。
不妊虫を飛ばすことにより繁殖を抑え、「ウリミバエ」が根絶したのを境に、沖縄ブームとともに「ゴーヤ」という名称が広がりました。
多くのブログル仲間が、「ゴーヤ」でのグリーンカーテンを作られているようですが、大きな実が取れて、一石二鳥になればと期待しています。
街中を歩いていますと、この時期【コリウス】の色々な葉の模様を楽しめます。
シソ科コリウス属の植物の総称で、熱帯・亜熱帯地域に100種以上が分布しています。
最近までは、【コリウス】をそんなに見かける機会はありませんでした。
今までは、種から育てる<実生系>の品種でしたので、4~5月頃に種まきをして育てなければいけませんでした。
現在では、ヨーロッパで育成された<栄養繁殖系>の品種が導入され、手軽に挿し木で増やすことができるようです。
【コリウス】は、本来「葉」の模様を楽しむ植物で、 <花穂> はなかなか見かけることはありません。
花が育つに従って、「葉」の色が褪せ、観賞価値が下がるために摘み取られてしまいます。
和名では多彩な模様から、「キンランシソ(金襴紫蘇)」・「ニシキシソ(錦紫蘇)」、雌しべが鞘のような形をしていますので「鞘花」と呼ばれています。
草丈5センチほどで、地面を這うように広がる<地被植物>の【デイコンドラ】です。
ヒルガオ科ディコンドラ属の常緑多年草で、原産地は北・南アメリカ、アジアに分布しています。
丸っこいハート型の小さな葉を密につけ、花は白色や黄色ですが、花径2~3ミリと小さく、葉の付け根に申し訳なさそうに開花します。
【ディコンドラ】は多く区分けて、緑色の葉をつける「レベンス」(和名では「アオイゴケ」)と、写真の葉の表面が細かい毛で覆われ銀白色に見える、ウルグアイア原産の「セリケア」に分かれます。
常緑多年草として、グランドカバーとしての役割も大きいのですが、きれいに広がる草姿は、なかなかの見ものです。
昨年、「絞り模様の<一日花>」として【オシロイバナ】シリーズを(1)~(7)まで取り上げ、合計で30種類の紋様を紹介させていただきました。
今年も元気よく【オシロイバナ】が咲き出し、面白い絞り模様を見せてくれています。
同じ模様だとシリーズの意味がありませんので、過去の花弁の色合い・配色を確かめながら、間違いなく「新種」の模様だという4種類の追加です。
頭の中には絞り模様を見つけた「極秘の場所」がインプットされているのですが、今年も楽しんでいただける模様が、散歩がてらの観察で紹介できればいいなと考えています。
花と見間違えそうな黄色の<苞>と、緑色の葉に白色の葉脈が入る特徴を持つ、【アフェランドラ・ダニア】です。
中国では、この白色の葉脈をとらえて「白葉木」と呼ばれています。
キツネノゴマ科アフェランドラ属の常緑低木種で、アフラェンドラ属はアメリカの温帯から熱帯にかけて約200種類ほどが分布いしています。
その中でも特に人気があるのが、ブラジル原産の「アフェランドラ・スクアロサ」の園芸品種である、この【アフェランドラ・ダニア】です。
茎の先端に鮮やかな黄色の花穂を作り、重なり合った<苞>の間から、先端の開いた黄色の花を咲かせますが、花の寿命は短く、黄色い<苞>が2カ月ばかり残ります。
花ではなく、「苞の色合い」と「葉の模様」を楽しむ観葉植物のようです。
今年は、ご近所の【グラジオラス】の開花が少し遅いようです。
春に植える球根の時期が、遅れたのかもしれません。
【グラジオラス】は、アヤメ科グラジヲラス属の植物の総称で、原産地はアフリカ~地中海沿岸です。
<青紫色> <黄色> ときれいな【グラジオラス】を取り上げてきましたが、白色と赤色の花が並んで、紅白のめでたい姿で咲いておりました。
球根を見て、咲きだす花の色が分かるのかもしれませんが、偶然の取り合わせだと思いたいです。
<球根>と便宜上書きましたが、正確には<球茎>といって茎が栄養を蓄えるように肥大したものです。
「サトイモ」や「クロッカス」なども、代表的な<球茎>の植物です。
暑い時期、鮮やかな赤色や黄色の花もいいですが、純白の花弁の花も涼しさを感じさせてくれます。
キョウチクトウ科マンデビラ属の常緑つる性低木種で、エクアドル・ボリビアが原産地です。
【マンデビラ】は、ハワイやカリフォルニア、フィロリダなどで庭木として親しまれている、「ハイビスカス」や「ブーゲンビリア」に並ぶ代表的なトロピカルフラワーです。
花径5センチ程度、花の中心部にある喉部の黄色が目立つ花ですが、別名「サマードレス」と呼ばれているように、白いドレスが広がった感じがすがすがしさを与えてくれています。
対照的に、「ルビースター」という鮮やかな濃赤色が特徴で、花姿の大きな品種も、人気があるようです。
駐車場の片隅で、小さな赤色の実を付けた【ハゼラン(爆蘭)】を見つけました。
南米原産で、日本に派観賞用として明治時代に渡来していますが、いまでは野生化して帰化植物扱いです。
スベリヒユ科ハゼラン属の多年草ですが、一般的なスベリヒユとは花姿が随分と違います。
高さ30センチほどの茎の先に<円錐花序>を出し、花径3ミリほどの赤紅色の5弁花を咲かせます。
この花は、午後の3時ごろから夕方までしか花を開きませんので、「サンジカ(三時花)」とも言われ、別名「コーラルフラワー」とも呼ばれています。
2~3時間の短い開花時間ですので、ほとんど蕾の状態で見かけますが、線香花火の火玉のようにはじけた感じで花を咲かせるところから「爆ぜる蘭=ハゼラン」の名称がつけられました。
「オシロイバナ(化粧花)」は、夕方4時からの開花ですので英名では、「フォーオクロック」と呼ばれていますが、体内時計のある植物として、この花も面白い特性だと思います。
初夏から秋にかけて出来る花穂が、犬の尾に似ているところから「犬っころ草」が転じて【エノコログサ(狗尾草)】と呼ばれ、漢字でも「狗(犬)の尾の草(狗尾草)」と表記されます。
日本国内に生息している野(雑)草は約300種ほどあり、イネ科エノコログサ属の一年性草木種で、日本国内には同属に7種類ばかりが分類されています。
俗称として「ネコジャラシ(猫じゃらし)」ですが、花穂を猫の目の前で揺らしますと、本当に猫がじゃれて遊んでくれます。
【エノコログサ】は、「アワ(粟)」の原種ですので、食用として使えます。
若い葉と花穂を軽く火であぶり、醤油などで食べたり、天ぷらにしても食べれます。
飢饉の際には、 「カラスムギ」 などと共に食用にした暗い歴史が残されていますが、今では誰も見向きもしない、路傍の野草になってしまいました。
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