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原産地は地中海沿岸から中欧にかけてですが、すでに日本では帰化植物として、路傍や空き地などに多く見かける花になりました。
ケシ科ケシ属の植物ですが、栽培が禁止されている「ケシ」ではなく、阿片成分の<アルカロイド>はありません。
花弁の色は紅色もしくは橙色をしており、基本的には4花弁ですが、多少の変動種も見受けられるようです。
雄しべは多数あり、中央部の雌しべの柱頭は4~8本の筋状をなしており、7・8本の筋を多く見かけます。写真の柱頭には、5本の筋が見えています。
この筋の数の違いを探しながら、花を観察するのも楽しみの一つです。
「ヒナゲシ」に比べて果実(芥子坊主)が細長く、和名の「長実雛芥子」はここからきています。
栽培してよい「ケシ」には、「葉」に毛があり、また「葉」の基部が茎を抱いていませんので、すぐに見分けがつくはずです。
【ローゼンセダム】は、最近になって人気が出てきている花で、キク科ローゼンセマム属に分類されていますが、原産地は、北アフリカ・モロッコ・アルジェリアです。
一般的に流通しているのは「ホスマリエンセ」と、その園芸品種である写真の「アフリカンアイズ」だと思います。
どちらも伸びた花茎に、白い花弁と切れ込みのある銀葉が、明るい日差しによく生える花です。
以前迄はクリサンセマム属に分類されていた一重の花で、品種により中央の管状花が赤紫や茶色、赤色もあるようです。
一重咲きの鮮やかな白色の花弁の中心部に、黒いきれいな蛇の目模様をみせてくれます【ベニジューム】です。白い毛におおわれた葉も、特徴的です。
蛇の目の模様から、別名として「寒咲蛇の目菊」と呼ばれています。
原産地は南アフリカ、キク科ウェニディム属の耐寒性の1年草です。
花色としては、この白色と橙色、黄色が中心です。
南アフリカ産のキク科の仲間には、 「ガザニア」 や 「デモルフォセカ」 などがありますが、これらと同様に花弁は、曇りの日とか雨の日、また夕暮れになると閉じる性質があります。
ご近所に植えられている【ハナミズキ(花水木)】、ようやく蕾が開き出しました。
ミズキ科ミズキ属の落葉高木種、北アメリカ原産ですので、別名「アメリカヤマボウシ(アメリカ山法師)」と呼ばれています。
1912(大正元)年、当時の東京市長である尾崎行雄が、ワシントンD.C.に「ソメイヨシノ」を贈ったことに対して、1915(大正4)年に「ハナミズキ」が返礼とし贈られ、以後日本に広まりました。
白色や淡紅色の4枚の花弁を付けますが、これは「総苞片」で正確には花弁ではありません。
真ん中にある塊が【ハナミズキ】の花序で、4弁の直径5ミリ程度の目立たない花が集合しており、順次開花してゆきます。
一つ一つの花が開花時期をずらすことにより、どれかの花が確実に結実する仕組みです。
英名では「ドッグウッド」と呼ばれ、【ハナミズキ】の樹皮を煎じて、犬のノミ取りに使われていたことに由来しています。
桜の花も散り出し一段落の時期、 赤く熟した【ヒメリンゴ(姫林檎)】 をアップしましたが、そろそろ花が咲いている頃ではないかと出向いてみました。
期待通り、鮮やかな白色の花が密集して咲いており、満開でした。
咲き始めのつぼみは、紅桃色をしていますが、開花しますと純白の輝きを見せてくれます。
花径も4センチ近くはあり、熟すリンゴの実の大きさに比べて、見事な5弁花の花姿です。
学名に付いている「Malus」は、ギリシャ語の「malon=リンゴ」が語源です。
バラ科リンゴ属、耐寒性落葉低木の植物として、原産地は北東アジアと言われていますが、【ヒメリンゴ】自体は生育された園芸品種です。
熟していた赤い実はその後どうなったのだろうかと、気になるところです。
一見 「アオキ」 の葉と見間違う斑入りの葉をしていますが、「アオキ」はミズキ科アオキ属の植物で、この【クロトン】はトウダイグサ科コディアエウム属の常緑低木種です。
鉢植えの写真の<クロトン>は、「オウゴンリュウセイ(黄金流星)(ゴールド・スター)」という品種で、緑地に黄色の斑点がくっきりと入り、葉の幅は2センチ前後と、「アオキ」に比べて随分と細身です。
原産地はマレー半島~オセアニア地方で、葉の色や形が随分と変化に富んでいます。
日本では「ヘンヨウボク(変葉木)」と呼ばれ、江戸中期に渡来し、明治末に栽培されるようになりました。
写真の細葉系をはじめ、広葉系、鉾葉系、らせん系等多種に渡ります。
園芸界ではよくあることですが、現在はコディアエウム属に分類されていますが、以前は「クロトン属」でしたので、その名前で流通しているようです。
ようやく我が家の斑入りの【アオキ(青木)】も、新芽と共に花が咲き出しました。
北側の余り陽の当らない場所ですが、日陰でもよく育つ常緑低木で助かります。
ミズキ科アオキ属の日本原産の植物で、江戸時代にヨーロッパに渡り、冬の植物の少ないヨーロッパで、青々とした葉や枝が珍重された樹木です。
【アオキ】は単性花、雌雄異株で写真の花は<雌株>で、雄しべが退化しています。
どうも雌株の方が、開花時期が遅いように感じます。
花径5ミリ程度の小花で、紅褐色または緑色の4枚の花弁で咲きます。
秋には楕円形の赤い実を付けますが、品種によっては、白色・黄色の実もあるようです。
風車咲き(わたしの勝手な命名です)の 「オステオスペルマム:ニンジャ」 と、一重咲きの 「オステオスペルマム」 を、紹介してきました。
今回は、新しい品種の【ダブルオステオスペルマム】で、世界初の<八重咲き>の新しい品種のひとつである「ダブルベリ-ホワイト」を見かけました。
前出の花たちと同様、キク科オステオスペルマム属の花で、耐寒性・耐暑性に富む、素晴らしい多年草です。
この時期の開花ですが、花が咲き終わり三分の一ほどに刈り込みますと、また新芽が出てきて、秋に再度花を咲かせてくれます。
何と見いえぬ<八重咲き>の風格、白色と暗紫色のコントラストも鮮やかで、存在感のある花だと思います。
白色の花として 【オステオスペルマム】 は一度取り上げていますので、詳細はそちらを読んでいただければと思います。
今回は舌状花の花弁が、スプーン状にくびれて風車のような形をした品種【ニンジャ】を、見つけました。
品種の名前を聞いたときには、風車の形が手裏剣に似ているからと考えていたんですが、違いました。
耐寒性がある花ですが、今くびれている花弁が暖かくなりますと、くびれがなくなり普通の花弁のように平たくなります。
その花弁の変化する様子が、変装する【ニンジャ】に見立てられたようです。
一度目にすると、忘れない色と形状の花だと思います。
白色のスズランに似た、つぼ状の花を付ける【アマミアセビ(奄美馬酔木)】が、咲き誇っていました。
ツツジ科アセビ属の常緑低木樹で、奄美大島の固有種です。
普通の「アセビ」に比べて、やや丸みのある形をしているようです。
枝先に複総状花序を垂らし、多くの白い花を付けるかわいらしい花ですが、アセボドキシンを含む有毒植物です。
馬が葉を食べますと、お酒に酔ったようになるところから【馬酔木】と名付けられていますが、奈良公園のシカはさすがにこの葉を食べず、公園内には、逆に【アセビ】の木ばかりが目立つようになっています。
白いかわいらしい花だけでなく、「葉」もきれいですので、一年中楽しめる植物だと思います。
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