- Hashtag "#花" returned 2109 results.
<デルフィニウム>は、アメリカで改良されて雄大な花穂を付ける「エラータム系」、華奢な草姿に花をちらほら咲かせる「シネンシス系」、両者の中間的なフラワーアレンジメントとして利用しやすい「ベラドンナ系」とに分けられます。
花の形が違いますので、どちらも<デルフィニウム>だとは、見比べると信じられません。
イングリッシュガーデンの定番として人気がある、キンポウゲ科デルフィニウム属の植物です。
華奢な草姿に、絹地のように透き通る可憐な花弁の花ですので、高温多湿な日本の夏を乗り切るのは難しいようで、本来は多年草ですが、日本では一年草として扱われています。
花の名称は、蕾の形が「イルカ」の体型に似ていて、ギリシャ語で「イルカ」を表す「Delphis」に因んで名づけられています。
「しなやかさ」と「豪華さ」を併せ持つ、珍しい花のひとつです。
【シラン】はラン科シラン属の宿根草ですので、毎年この時期になりますと花茎を伸ばして先端に数個の花を咲かせます。雨粒が残っていますが、雨上がりの今朝の一枚です。
「ラン」と名がついていますので、西洋的な印象を持ちますが、この【シラン(紫蘭)】は、日本・台湾・中国が原産地です。
万葉集にも、「蘭蕙(らんけい)」として出てきますので、当時から自生していたのが、うかがえます。
花は赤紫色から青紫色をしており、「紫蘭」と呼ばれる所以ですが、白色の花弁もありますので、まぎらわしい名称です。
葉は地下の「偽球茎」から3~5枚程度が伸び、幅の広い長楕円形で、薄いが堅く、葉の表面にはたくさんの縦筋が見えています。
学名の「ブルティラ・ストリアタ」の種子名「ストリアタ」というのは、縦縞があるという意味で、納得できます。
温室がないと栽培が難しいラン科植物ですが、この【シラン】に関して言えば、庭先や鉢植えで育てることができる極めて丈夫な品種です。
毎年咲き出すのを楽しみにしている場所ですが、今年も今しばらくは楽しめそうです。
最近、街中で観葉植物の植え込みを良く見かけるのですが、新開地本通りなどに置かれている植木鉢には、本物そっくりに見せかけた偽物が植え込まれていて、見ていてあまりいい気分ではありません。
悪い習慣がつき、観葉植物を見かけますと、つい「本物かな」と疑ってしまいます。
今回の【カラテア・ランキフェリオ】は、間違いなく本物でした。
原産地はブラジルで、クズウコン科カラテア属の多年草植物です。
高さは50センチ程度で、葉は線状披針形で長さは40センチ、葉縁は波状にうねります。
表面は淡黄緑色に暗緑食の斑が、主脈に対して対称に大小矢羽根に入り、日本的な紋様で楽しませてくれます。
和名も、この矢羽根の文様から「ヤバネシワヒメバショウ(矢羽根皺姫芭蕉)」です。
葉の裏面は紫紅色をしており、表面の色からは想像できません。
根元に白い小さな花を咲かせますが、残念ながらこの植え込みでは見られませんでした。
一年を通して葉を付けている常緑多年草の【ヒューケラ】は、ユキノシタ科ヒューケラ属の植物です。
初夏に長い花茎をのばして、穂状でつぼ型の花を咲かせます。
交配と生育により様々な葉色の園芸品種が出ており、花を楽しむというよりは観葉植物的に「カラーリーフ」として人気が出てきているようです。
葉長としては2センチほどですが、何とも特徴的な丸みのある葉の切れ込みと本体と縁取りの二色模様、一面に広がるとなかなかの景色です。
よく似た葉の形状でシソ科の 「コリウス」 がありますが、こちらの葉長は10センチ程度と大きさが違います。
小さなかわいい葉の大きさですので、鉢植えでも十分に楽しめそうです。
【カレンデュラ】は、ラテン語の「Ca lendae=毎月の第1日」が語源で、どの月の初めにも咲いているほど花期が長いことから名づけられました。
原産地は南ヨーロッパ・地中海沿岸で、キク科キンセンカ属に分類され、日本には中国経由で渡来しています。
別名「キンセンカ(金盞花)」と呼ばれています。花が黄金色で、盞(さかづき)の形に似ているということの中国名を、そのまま日本語に読み換えたようです。
渡来した16世紀は、「カレンデュラ:アルウエンシス」という、花径1,5~2センチ程度の大きさで、一重咲きで黄色の花でした。
19世紀になり、現在「キンセンカ」と呼ばれている花径3~10センチの園芸品種【カレンデュラ:オフィシナリス】が普及、黄色だけでなく、橙色の花もあり、八重咲きも生まれています。
「オフィシナリス」というのは薬用という意味があり、ヨーロッパでは殺菌力が強いので民間薬として利用され、またハーブーとしても食されて「ポットマリーゴールド」とも呼ばれています。
日の出とともに花弁は開き、夜には花弁を閉じるという生態を持っています。
JR元町駅の山側にある鯉川筋、白いコンクリート製のプラントボックスに、赤色や黄色のチューリップが植えられています。
もうそろそろ【チューリップ】も、時期的に終わりでしょうか、ソフトボールの大きさぐらいある大きな花弁も、散りかけ寸前です。
赤色や黄色といった原色の色合いでしたので、じっくりと眺めていませんでしたが、散りかけの花弁を見て驚きました。
黄色い花弁の縁に、赤色の<ビコティー(覆輪)>が入っている品種でした。
「アサガオ」や「ペチュニア」、「クリスマスローズ」「クレマチス」などではよく見かける<ビコティー咲き>ですが、【チューリップ】では初めてみました。
特に「シネラリア(サイネリア)」の<ビコティー咲き>は、「蛇の目咲き」と呼ばれ、日本で育成された品種で、海外でも高い評価を受けています。
【チューリップ】は品種名の数が途方もなく多く、 「レンブラント咲き」 「ビオニー咲き」 と咲き方で区別する方が分かりやすく、この品種の同定もできていません。
【マリーゴールド】は、キク科コウオウソウ属のうち、草花として栽培される植物の総称です。
願産地は、アメリカ大陸の熱帯と温帯にかけて分布し、アフリカにも1種存在しています。
花径2~5センチで、黄色・橙色・暗赤色などの頭花を、茎の先端に咲かせます。
一般的に「アメリカン・マリーゴールド」・「アフリカン・マリーゴールド」と呼び習わしているようですが、すべてメキシコ原産で付いた地名は関係ありません。
またアメリカンを「千寿菊」・フレンチを「万寿菊」とも呼びますが、花大きさの違いではなく、花の開花時期の長さの区別で呼び分けています。
学名の「タゲテス」は、植物学者リネンが、美の神様「タゲス」に捧げたことにより由来します。
湊川神社の正門前の植え込みは<ツツジ(躑躅)>が植え込まれており、丁度この時期きれいに咲き出しています。
<ツツジ>はツツジ科の植物であり、学術的にはツツジ属の植物の総称です。
日本ではツツジ属の中でも、ツツジやサツキ、シャクナゲを古くから区別しており、学術的な分類とは合いません。
先端が五裂の漏斗状の特徴的な花を数個、枝先に咲かせます。
写真を撮るならきれいな花姿の<ツツジ>をと探しておりましたら、白地に赤紅色の絞り模様が入っているのを見つけました。
昨年は絞り模様の 「オシロイバナ」(1)~(7) を記録として撮り続けておりましたが、今回も貴重な一枚になるかなとおもいながらの撮影です。
<ツツジ>も「オシロイナバ」と同様に、さまざまな絞り模様が出るのかと気になるところです。
路地裏の植え込みで、多肉植物の【アエオニウム・サンシモン】を見つけました。
原産地は、地中海西部のスペイン・モロッコ・ポルトガル近辺で、ベンケイソウ科アエオニウム属の半耐寒性多年草の植物です。
ベンケイソウ科の多肉植物として、 「火祭り」 を紹介していますが、これも真っ赤な色合いの「葉」が印象的な多肉植物です。
【サンシモン】も、別名「黒法師」と呼ばれていますが、「葉」の色が黒に近い紫色になり、植物では珍しい色合いを見せてくれます。
日当たりが良くないと緑色のままですが、これからの日差しで黒紫色に変化してゆくでしょう。
枝の先端だけにロゼット状に「葉」を付ける姿が特徴的で、下葉が枯れて上へ上へと茎が伸びていきます。
すっかり黒紫色になる頃を見計らって、また訪れ観察したい植物です。
花の中心部に小花を集めるような頭状花と、外側の花弁が広がる特徴を持つ【スカビオサ・アトロプルプレア】です。
マツムシソウ科スカビオサ属の植物で、原産地はユーラシア大陸から池中海沿岸、アフリカに渡るようで、文献により記述はまちまちです。
日本には、1879(明治12)年に渡来しています。
【スカビオサ】は、別名「西洋マツムシソウ」と呼ばれ、5月頃から開花しますが、日本の「マツムシソウ」は、松虫が鳴き始める8~10月頃に開花を迎えます。
【スカビオサ】は、日本の「マツムシソウ(松虫草)」に比べて、花弁は短く、中心部の舌状花も多めです。
花のもともとの色は暗紫色ですが、品種改良により、青色・桃色・白色・黄色と多種にわたり、四季咲き性が強く、長い開花が楽しめます。
- If you are a bloguru member, please login.
Login
- If you are not a bloguru member, you may request a free account here:
Request Account