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アルミフェンスの格子の隙間から、特徴ある花姿と細い花茎の「スペキオ・キンギアヌム」が顔を出していました。
ラン科セッコク属の常緑多年草、品種名通り「スペキオスム」とオーストラリア原産の「キンギアヌム」との交配種で、寒さに強い特徴を持っています。
1892年、イギリス王立園芸協会に品種登録されており、白色から淡い桃色の花弁の花を咲かせます。
株の形態が多くの【デンドロビューム】と異なり、根元が太く上部に行くほど茎が細くなり、やや堅いバブルの上部に葉を付けます。
上部の葉の間にある節から花茎を伸ばし、たくさんの小輪花を穂状に咲かせています。
近所の空き地に団扇大の葉を茂らせ、花径10センチばかりの黄色い花が咲いていました。
よく見ますと、どうやら【カボチャ(南瓜)】を栽培されているようです。
ウリ科カボチャ属のつる性植物の総称で、特に食用となる果実を指し、原産地は南北アメリカ大陸です。
日本には今の「日本カボチャ」が渡来したのは、<徳川家康>が生まれた1542(天文11)年にポルトガル人が種子島に漂着した際、鉄砲と共にカンボジアから持ち込まれたと言われています。
雌花は雌しべだけ、雄花(写真)は雄しべだけしかなく、大きな畑での栽培ですと雌雄が混ざり合い虫を介して受粉も可能ですが、家庭菜園では雌花と雄花を栽培する面積が必要で、実がなるのは難しいかなと眺めておりました。
植物学者の故<牧野富太郎>が、1928(昭和3)年に植物採集の旅行中、信越方面で見つけたのがこの【ヒメアジサイ(姫紫陽花)】です。
葉が光沢のある「ホンアジサイ」と違い、手まり咲きとして女性的で優美な姿から和名が命名されており、「牧野姫紫陽花」とも呼ばれます。
枝の先に10~20センチ程度の球状になり、だいたい5個の花房に分かれており、花姿はゴツゴツとした感じに見えます。
青色の装飾花と両性花入り混じった花序を付け、本種の色は鎌倉の紫陽花寺として有名な「明月院」にならって、「明月院ブルー」と呼ばれています。
この【ヒメアジサイ】の生い立ちは定かではなく、「エゾアジサイ」と「ホンアジサイ」の自然交雑種ではないかと考えられ、自生種は見つかっていません。
高めの位置で、上向きに花を咲かせる【タイサンボク(泰山木)】ですの、なかなか撮影する機会がありませんでした。
モクレン科モクレン属の常緑高木で、原産地は北米中南部、樹高20~30メートルに育ち、別名は「ハクレンボク(白蓮木)」です。
夏期は6月~7月頃、花径は20センチほどあり、花弁は6枚、萼片が3枚あり、9枚の花弁の花のように見えますが、この花弁数は一定でなく9~12枚の範囲で咲いているようです。
1879(明治12)年8月、アメリカ大18代大統領だったグラント夫婦が来日した際に、上野公園内に元大統領が「ローソンヒノキ」、夫人が「ホソバタイサンボク」を植樹、その後日本に街路樹や公園樹として広まりました。
初夏に黄色い花を咲かせる 「ヒペリカム」 類ですが、花後には長さ1センチばかりの実を熟します。
今までに 「ヒペリカム・エクセレントフレア」 や 「ヒペリカム・キャンディフレア」 などを取り上げていますが、この【ヒペリカム・ココグランド】は他種に比べて実がやや大きく存在感があり、色合いもやや赤茶色系を呈しています。
各種「ヒペリカム」の実は、切り花や結婚式のブーケなどに利用があるようで、ケニアやエクアドルから多数の品種が輸入されています。
今年も、いつもの空き地の道路脇に【ナワシロイチゴ(苗代苺)】が実っていました。
大きな実を何粒か選び、素朴な甘酸っぱい味を楽しませていただきました。
茎は立ち上がることなく、地面の上を這うように広がり草丈は20~30センチばかり、5月~6月頃に淡い赤紫色の花を咲かせますが、5枚の花弁は雄しべを包み込んだ形で開きません。
和名は「苗代」の頃に赤い実を付けるのに由来、別名「サツキイチゴ(皐月苺)」と呼ばれています。
「ワラビ」や「ツクシ」などの山菜はみなさん摘まれるのですが、「ヨモギ」と同様に道端や空き地の【ナワシロイチゴ】や「クサイチゴ」・「ヘビイチゴ」等には手を出されないようです。
大事に栽培されている<エケベリア>の赤紅色の花を、見つけました。
多肉植物(サボテン)として、ベンケイソウ科エケベリア属に分類されていますが、品種名までは同定できませんでした。
属の仲間の多くは平たくてロゼット状になり丈は低く、表面い白粉を拭いたような感じが特徴的です。
エケベリア属の花としては、蕾状の赤紅・黄色の花 だとばかり思っていましたが、赤紅色の花姿で、しかも写真の真ん中の花は4弁花と5弁花があり、旧分類の<クロンキスト体系>ではバラ目に分類されていますので、5弁花が正常かなと眺めておりました。
今年も道路脇の植樹帯で、【クチナシ(梔子)】が咲き始めています。
アカネ科クチナシ属の常緑低木で、葉脇から短い柄を出し、一個のずつ白色のはなを咲かせますが、時間と共に花弁は黄色く変化していき、花後には赤黄色の「果実」を実らせます。
この【クチナシ】を見つけますと、つい<渡哲也>の『くちなしの花』を口ずさんでしまいます。
1973(昭和48)年8月にリリースされ、翌年の1974年にシングル売上7位を記録、年末の「NHK紅白歌合戦」に初出場しています。
1974(昭和49)年と言えばまだまだ演歌が全盛期の時代で、<五木ひろし>の『夜空』、 <殿さまキングス>の『なみだの操』、<森進一>の『襟裳岬』などが流行っていた時代で、不思議と昔の唄だけは忘れないようです。
本来のラン科シラン属の「シラン」は名称通り赤紫色の花ですが、白色の 「シロバナシラン」 や、花弁が薄桃色で唇弁(リップ)の先端が紅色になる「口紅シラン」、淡い青紫色の「アオバナシラン」があります。
同属の植物に、淡い桃色花の「アマナラン」もあり、黄花を咲かせる「キバナハッキュウ(黄花白及)」、草丈の低い「キバナショウハッキュウ(黄花小白及)」などがあり、これらは中国南部~台湾に分布、やや耐寒性に劣ります。
某住宅の植木鉢で見つけた写真の品種、「キバナハッキュウ」ということもあるのですが、一応花弁の色合いから無難に【キバナシラ(黄花紫蘭)】としています。
どちらにしてもあまり見かけない花弁の色だけに、嬉しくなりながら撮影をさせていただきました。
アジサイ科アジサイ属の<アジサイ>は、アルカリ性土壌なら赤紅系、酸性土壌では青系になる特徴を基本としています。
植え込みの中で、白色の<アジサイ>を見つけました。
<アジサイ>の色を決める要素としては、
① アントシアニン
② 補助色素(助色素)
③ 土壌のph値(酸性度)
④ アルミニウムイオン量
⑤ 開花からの日数
によって決まりますが、この白色の<アジサイ>は「アントシアニン」を持たない品種で、土壌の影響を受けることなく白色で咲き続けます。
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