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葉の間から細長い花茎を伸ばし、花穂状に淡い紅紫色の小さな花を密集して咲かせるのが、【ツルボ(蔓穂)】です。
キジカクシ(ユリ)科ツルボ(シラー)属の球根による多年草で、属としては80~100種ほどが分布していますが、日本にあるのはこの本種1種だけです。
花期は8月~9月、花茎は30~40センチほどで分枝せず、花茎の途中に葉はありません。
花には長さ5ミリ前後の花柄があり、花被片は6枚、長楕円状倒披針形をしており長さ4ミリ程度で、先は尖っています。
【ツルボ】は、「ヒガンバナ」 と共に飢饉のときに根茎を食料とした植物で、<救荒植物>と呼ばれています。
日本では「タカノツメ」が最も有名な<唐辛子>として食用にされ、各種料理に利用されていますが、この【ゴシキトウガラシ(五色唐辛子)】は観賞用です。
ナス科トウガラシ属に分類され花色は濃い紫色で葉も紫系統ですが、同じ「観賞用トウガラシ」として 白色の花色 の品種もあります。
花後に結実しますと、最初は緑色の実も、黄色・赤色・紫色と様々な色の変化が楽しめるさまを「五色」と見立てています。
この品種は「パープルショット」と名がついており、実は丸い球形で直径1センチ程度、最後はきれいな濃い紫色に落ち着きます。
花期は6月~8月、5~15センチの花茎を立ち上げますが、徐々に曲がって先端は下を向き。その先に横向きの花をつける【ムシトリスミレ(虫取菫)】です。
タヌキモ科ムシトリスミレ属の一種で、オーストラリアと南極を除く大陸に、約80種が分布しています。
日本では北海道から四国にかけての高山の岩の上などに自生、「スミレ」に似た色合いの花は花弁が集合しており、根元にロゼット状に葉が並んでいます。
葉の表面には、柄を持つ傘状の<有柄腺>と、柄が無く葉の表面にへばりついている<無柄腺>があり、<有柄腺>は虫を捕えるための粘液を分泌し、<無柄腺>は虫を溶かす消化液を分泌、虫の栄養を吸収します。
2013年1月31日に (1)回目 をアップしてから、月末に【ノキシノブ(軒忍)】の成長観察記録を報告してきましたが、切りの良い(30)回目で一段落にします。
わずか1センチばかりの<葉>が2枚から、2年半を経て大きく成長してくれました。
前回<zakkah>さんから、「最終回は、前後左右4面を」とのご依頼がありましたので、分かりづらいですが、時計回りに4面を撮影しています。
今月も数本、新しい<葉>が出てきていますので、楽しみながら水やりを行っています。
この先も順調に成長することを期待しつつ、また報告できる機会を持ちたいと考えています。
高速神戸駅の<生け花>をご担当されている先生は、二人以上おられるのは確実で、前回はわたしの好きな 「スッキリ先生」 でしたが、今回は明らかに違う先生の作風です。
「ユーカリ」の枝物を主体として、全体が構成されていました。
色つきの花材が少ない時期のようで、素材選びも大変だと思います。
枝物として、自由な角度で配置されていますが、この中にも<天・地・人>の配慮があるんだろうなぁ~と拝花しておりました。
白い鷺が飛んでいるような印象をあたえる優雅な姿を見せてくれていますが、長く伸びて花弁のように白く色づいた細長い部分は<苞>と呼ばれ、<蕚>のようなモノです。
原産地は北アメリカ、湿地に育つ水生植物で、6月~10月頃にかけて花茎の先端に目立たない星のような形の花を咲かせます。
別名も多く、「シューティング・スター」、「シラサギスゲ」、「サギノマイ(鷺の舞)」などの名称で流通しています。
以前紹介した品種は 「斑入りの葉」 でしたが、今回は普通の葉でした。
一昨日は蕊の長い 「セイヨウフウチョウソウ(西洋風蝶草)」 でしたが、この花も長い蕊を持つ【ゲンペイボク(源平木)】で、別名「ゲンペイクサギ(源平臭木)」です。
赤い花冠と白色の<蕚>の色の対比が鮮やかな花姿で、和名は源氏の白旗、平氏の赤旗にちなんで名づけられています。
クマツヅラ科クレロデンドロン属の常緑つる性低木で西アフリカ原産、長さは4メートルほどに成長します。
葉に斑入りの入る「フイリベンケイボク」や、<蕚>が桃色になる「ベニベンケイボク」などの園芸品種があるようですが、いまだ観察できていません。
本日は詩人・劇作家・小説家としてドイツを代表する文豪<ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ>(1749年8月28日~1832年3月22日)のお誕生日です。
彼が25歳のときに発表された『若きウェルテの悩み』は、読書好きの方なら一度は読まれたことがあると思います。
その彼に捧げられた<バラ>が、色も鮮やかで香り高い【ゲーテ・ローズ】です。
ドイツの<タンタウ>社が2011年に作出、花径12~15センチの大輪で、花弁数は45枚前後、波状弁カップ咲きで甘い香りを持ち、2011年バガテル国際コンクール、リヨン国際コンクール、2012年バーデンHT部門等の受賞品種で、2013年発表のまだ新しい品種ですが、人気が出るのは間違いない花姿です。
夏の暑いこの時期には元気に咲いている花も少なく、植物の採集に困りますが、可憐に咲いているのがこの【セイヨウフウチョウソウ(西洋風蝶草)】です。
フウチョウソウ科セイヨウフウチョウソウ(クレオメ)属の一年・多年草、原産地は熱帯アメリカで、明治時代に日本に導入されています。
4枚の花弁が風に舞う蝶の姿に似ているところから和名が付いていますが、学名の種名である「クレオメ」でも呼ばれています。
直立した茎を伸ばし、茎頂に総状に咲かせ、花弁は倒卵形で長い花柄を持っています。
太くて長い雌しべがあり、さらに長い雄しべが突き出していますので印象に残る花姿をしており、一輪の花の寿命は短いのですが、毎日先端に向かって咲き進み、蕾から咲き始めは濃い色で、夕方には薄くなり、花序全体が 違う花色 で楽しめます。
原産地はフィリピン、熱帯性の植物ですので高温多湿を好み、耐寒性はありませんので鉢植えで育てるのが一般的です。
日本には1963(昭和38)年頃に導入されている、ノボタン科メディニラ属の花木で、和名は「オオバノヤドリノボタン(大葉の宿り野牡丹)」です。
和名通り「葉」は長さ20センチを超え先端が尖った卵形で、濃い緑色をしており、緑色の葉脈が坡ぅt切りと入っています。
主な開花期は夏ですが、温室など気温をたもてば冬場でも開花します。
枝の頂点から長い花茎が下向きに伸び、花は最初は桃色の大きな<苞>に包まれていますが、その<苞>が開きますとブドウの房のように細かく枝分かれした花房が表われ、花径は2センチばかりの5弁花です。
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