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道路脇に植えられている【マユミ(真弓・檀)】の枝に、熟成中の実を見つけました。
ニシキギ科ニシキギ属の落葉低木で、原産地は日本・中国、樹質は硬いですが柔軟性がある為に、昔この木を用いて弓を作ったのが名前の由来です。
現在ではコケシや将棋の駒、印鑑・櫛などに利用されています。
5~6月頃に今年伸びた新しい枝の基部から集散花序を出し、雌雄異株、花径1センチほどの淡い緑色の4弁花を咲かせますがあまり目立ちません。
秋に熟す蒴果は一般的には濃紅色をしていますが、品種により白・薄紅色もあります。
熟した実は4つに裂け、ニシキギ科特有の仮種皮に包まれた赤種が顔を出し、「ヒヨドリ」や「メジロ」などが餌として啄みに訪れます。
本日7月7日(旧暦)は、五節句のひとつ「七夕」の日に当たります。
空き地に<ササ>が生い茂り、昆虫などがたまに葉の上で休憩していますが、<ササ>自体は品種名の確定が難しく、いまだ取り上げていませんでした。
<ササ(笹)>は、<竹>に似たイネ科タケ亜科の小型の植物で、両者の区別がつきにくく、この群は<竹・笹・バンブー>と大きく3つに分けられます。
<バンブー>は、地下茎が横に伸びずに株立ちとなり大型で、熱帯地域に分布しています。
<竹>は、地下茎が横に伸び、茎葉当社は鞘(皮)に包まれていますが、成長するとその基部から外れて節があらわになります。また約120年周期で花が咲き、その後枯れ死してしまいます。
<笹>は、<竹>と同じで地下茎が横に伸びますが、茎を包む鞘(皮)がはがれずに、枯れるまで残っており、開花は40~60年周期で訪れて花後に枯れ死してしまいます。
また<竹>の葉は格子目がありますが、<笹>は縦に走る平行脈からも区別ができます。
茎が柔らかく枝垂れて育つ【バコパ】は、ハンギングや寄せ植えの端に植えられて、鉢の縁から垂らして育てるのに適しています。
ゴマノハグサ科ステラ属の半常緑多年草で、原産地の南アフリカに約130種ほどが自生、別名として属名の「ステラ」で流通しています。
花径は2センチ程度、花冠は星形に5つに裂け、茎や小さな卵形の葉には毛が生えており、縁がギザギザの鋸葉です。
以前には同じ白色の花弁の中に赤紅色の輪が入る 【バコパ】 を紹介していますが、この種も品種改良が多く、八重咲きや斑入りの葉、夏の高温多湿に強い品種などが登場しています。
今年の春先に 赤い花の【ボケ】 をアップしましたが、直径6センチばかりの凸凹した「実」が実っていました。
果樹特有の生り年が【ボケ】にもあるようで、今年は巡り合わせがいいのか何個か枝に出来ています。
酒呑みはすぐに、梅酒やカリン酒よりも珍重されている「ボケ酒」を想像してしまいます。
果肉は硬く酸味と渋みが強いので生食にはむかず、輪切りせずにそのまま焼酎に漬け込みますと1年ほどで飲めるようになり、黄金色で上品な味と香りに仕上がります。
9月~10月頃には黄色く熟し、これを利用して「ジャム」も作れますが、左党にはあまり関係がありません。
茎の両側に葉が互生してつき、先端から花茎が出て一輪目の開花から、複数の花を順次咲かせつつ球形状の花序になる【エピデンドラム】の大きな植木鉢を、某住宅の玄関横で見つけました。
ラン科エピデンドラム属の植物で、原産地は中南米、「カトレア」(ラン科カトレア属)の近縁種に当たります。
原種は約1000種とも言われ本来の花色は橙色ですが、多くの園芸品種が育成され花色も多彩になり、 淡い黄色 や 赤桃色 などを紹介してきました。
【エピデンドラム】の多くは細い茎ですが、写真の種は割と太い茎を持っていますので、原種に近い品種かなと見ています。
道路脇の歩道に並べられた寄せ植えの植木鉢から、茎が垂れるように咲いている、シソ科オレガノ属の【オレガノ・ケントビューティー】を見つけました。
ヨーロッパ・地中海に15~20種ほどが分布、草姿は変化に富み、形態により「オレガノ」を代表とする<オレガノ種>、「マジョラム」をはじめとする<マヨナラ種>、本種が含まれる<花オレガノ>の3種に分けられ、前者2種は茎葉を料理やお茶に利用する「ハーブ」として、<花オレガノ>は主に観賞用として栽培されています。
花のすぐ下に付く<苞葉>が、大きく発達、花弁のように桃色や淡い黄緑色に色づき、花は重なり合った<苞葉>の間から顔を出すように咲いています。
以前に金平糖かアポロチョコかと思わせる 蕾の【カルミア】 を紹介しましたが、綺麗に花が開いていました。
ツツジ科カルミア属として、北アメリカからキューバにかけて7種ほどが分布する常緑樹、その中でも広く普及しているのが「ラティフォリオ種」で、園芸的にはこの種を指して【カルミア】と呼んでいます。
花径2センチ前後、浅いお椀のような形の花を球形状に咲かせ、白い花弁には赤い斑点が目立ちます。
酸性の土壌を好み、成長しますと樹高は5メートルほどになります。
< 2015年6月29日 >
<2015年5月30日 >
先月は新しい芽が3本出て、大きく成長してくれました。
気温も高くなり5月以上に6月はたくさんの芽が出るかなと期待したのですが、、新しい芽がなかなか顔を出さず、後ろの葉が10日、前の葉が15日頃と新しい2本が伸びてきてくれました。
1年前に鉢を取り替えて 中心部 に植え替えましたが、古い葉が順番に枯れ落ちたりして、配置的に偏りかけています。
雰囲気的に前側に繁殖していきそうですので、今しばらくはこのままで様子見です。
本日は、フランスの飛行士であり小説家であった<アントワーヌ・サン=テグジュペリ>(1900年6月29日~1944年7月31日)のお誕生日です。
『飛行人間』(1931年)や『人間の土地』(1939年)などが有名ですが、なんといっても1943年にアメリカで出版された『星の王子さま』は大人気を博しています。
この【サン=テグジュペリ】は、フランスの<デルバール>社が2003年に作出、花径12~13センチの大輪で一茎に一輪豪華な花を咲かせ、ダマスク系の匂いを漂わせます。
『星の王子さま』の故郷の星「B612」には、わがままな<バラ>が登場しますが、のちに妻の<コンスエロ>をモデルにしたとわかり、「あたしって、世界でただひとつの花なの」の台詞は、愛妻家の彼の心境がよくわかる言葉です。
アルミフェンスの格子の隙間から、特徴ある花姿と細い花茎の「スペキオ・キンギアヌム」が顔を出していました。
ラン科セッコク属の常緑多年草、品種名通り「スペキオスム」とオーストラリア原産の「キンギアヌム」との交配種で、寒さに強い特徴を持っています。
1892年、イギリス王立園芸協会に品種登録されており、白色から淡い桃色の花弁の花を咲かせます。
株の形態が多くの【デンドロビューム】と異なり、根元が太く上部に行くほど茎が細くなり、やや堅いバブルの上部に葉を付けます。
上部の葉の間にある節から花茎を伸ばし、たくさんの小輪花を穂状に咲かせています。
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