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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(51)『追想の探偵』月村了衛(双葉文庫)

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今年の読書(51)『追想の探偵...
著者<月村了衛>の作品としては、「探偵」というタイトル文字に惹かれ、初めての小説『追想の探偵』(2020年5月17日刊)でしたが、文句なく大満足の気分で読み終えました。このような嬉しい発見が体験できるのが、乱読の楽しみでしょうか。

特に映画ファンで、推理小説好きの方には、ぜひ読んでいただきたい本作です。映画ファンとしては、<原田マハ>の『キネマの神様』 以上の評価を私は与えたい一冊でした。大いに続編を期待したい作品です。

映画雑誌出版社「黎砦社」に勤める「28歳の「神部実花」は、古い特撮映画を扱う『特撮旬報』の編集者です。消息不明の監督や俳優陣などの大物映画人を探し出す<人探しの神部>と業界内で異名を取っています。

わずかな資料から、行方知れずの映画人を探し出し、当時の映画撮影の状況や人物たちに輝きを取り戻すべく、関係者の記憶を頼りに走り回る姿は、私立探偵の活躍以上に特撮映画に対する思い入れが伝わり、スクリーンから忘れ去られた人物や映画の小道具たちに光を与えていきます。

6編の話が納められていますが、どの物語も、最後には解決してゆくのですが、<神部>の『それが私の仕事だから』という台詞が見事に似合う主人公の登場でした。
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今年の読書(50)『新酒番船』佐伯泰英(文春文庫)

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今年の読書(50)『新酒番船』...
新聞広告で紹介されていました<佐伯泰英>の新刊としての『新酒番船』(2020年6月20日刊)です。読み終えました著者の 『新・古着屋総兵衛』 シリーズ(全18巻)のように、長きにわたる連載物語が始まるのかと期待したのですが、残念なことに読み切りの小説で少し肩透かしを食らった感がありましたが、著者らしい展開で楽しめました。

主人公「海次(かいじ)」は18歳、丹波杜氏である父の次男として、灘五郷の酒蔵「樽屋」の蔵人見習として「百日かせぎ」に出向いていましたが、「海次」の夢は酒造りよりは、父や兄が造った新酒を江戸に運ぶ新酒番船の江戸までの一番札をかけた勇壮な競争にありました。

「海次」には、心を寄せている幼馴染の「小雪」がいましたが、新酒造りが終わると、兄「山太郎」の嫁となることが待ち受けていました。「小雪」への思いを断ち切るように新酒番船に密航を企て、江戸までの初航海に出ていきます。

太平洋の荒波や海賊との激動を経て、「海次」の活躍もあり船は無事に江戸へ一番乗りを果たし「惣一番」となります。

「惣一番」のご祝儀に沸く中、「海次」は西宮への帰路につきますが、、浜辺には、いまだ「桃割れ髪形」 の「小雪」が待ち受けているのでした。
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今年の読書(49)『夢を売る男』百田尚樹(幻冬舎文庫)

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今年の読書(49)『夢を売る男...
2013年2月「太田出版」から単行本として出版された『夢を売る男』が、(幻冬舎文庫)として2015年5月1日に発行されています。

読書離れ、本離れが言われて久しいですが、その実態をベースにした物語が展開していきます。

主人公は、「丸栄社」の編集部長を務めている大手出版社の編集部勤務の経験がある「牛河原勘治」45歳です。

現代人のいびつな個人での出版欲望を逆手にとり、彼らの欲望を満足させることでベストセラー作家としての「夢を売り」、印刷代と称して金を稼ぐ裏面の出版業界が、コメfディータッチで描かれていきます。

大物になることを夢見ている27歳のフリーター、自分の教育論を世に問いたい教育ママの主婦、自分史を残したい団塊世代の男たち等が、登場してきます。

「小説を書く奴なんて、たいてい頭がおかしい」、また、「テレビ屋(著者は元放送作家・『探偵!ナイトスクープ』のチーフライターを25年以上務めた)の百田何某みたいに毎日違うメニューを出す作家も問題だ」と「牛河原」に語らせていますのには、笑いました。
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今年の読書(48)『首折り男のための協奏曲』伊坂幸太郎(新潮文庫)

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今年の読書(48)『首折り男の...
<伊坂幸太郎>の『首折り男のための協奏曲』は、2014年(平成26年)1月に単行本が刊行され、2016年(平成28年)12月1日に文庫本化されている、全7篇からなる短編集ですが、これまた単なる読み切り短編集ではなくて、短篇の登場人物たちや出来事が、各短篇に相互に絡み合う、『残り全部バケーション』 や 『アイネクライムナハトムジーク』 などでお馴染みの≪伊坂ワールド≫が展開される構成でした。

ということで、複雑な物語を説明するのは単純ではありません。主人公「首折り男」は、一瞬にして相手の首を降り死に至らしめる殺人者良して登場しています。

隣人の老夫婦は、隣に住む男がテレビで報道されている殺人鬼の「首折り男」ではないかと疑う章から始まります。

また、「少年のいじめ」や「大人との約束」をキーワードに物語が展開、探偵の「黒澤」までが登場、27歳の若者たちの合コン話と場面は目真古しく変わってゆくのですが、5年間に発表された7篇のつながりに驚きながら知らぬ間に読み終えていた一冊でした。
#ブログ #読書 #文庫本

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今年の読書(47)『町山智浩のシネマトーク 怖い映画』町山智浩(スモール出版)

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今年の読書(47)『町山智浩の...
映画評論家の<町山智浩>(57)が、自ら選出した「本当に怖い映画」9本を解説しています。

<町山智浩>は、1995年に雑誌『映画秘宝』を創刊した後、渡米。現在はカリフォルニア州バークレーに在住。近著に『映画には「動機」がある 「最前線の映画」を読む Vol.2』(集英社インターナショナル)、『最も危険なアメリカ映画』(集英社文庫)、『町山智浩の「アメリカ流れ者」』(スモール出版)などがあります。

本書で取り上げられているのは、<ジョージ・A・ロメロ>のデビュー作『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』(1968年) ・ 革新的なドイツのサイレント映画『カリガリ博士』(1920年・監督:ロベルト・ヴィーネ) ・ アメリカ風刺的な心理ホラー映画『アメリカン・サイコ』(2000年・監督:メアリー・ハロン) ・ アリ・アスターの長編映画デビュー作 『ヘレディタリー/継承』 (2018年) ・ 『ポゼッション』 (2012年・監督:オーレ・ボールネダル) ・ 『テナント 恐怖を借りた男』(1976年・監督:ロマン・ポランスキー) ・ 『血を吸うカメラ』(1960年・監督: マイケル・パウエル) ・ 『たたり』(1963年・監督: ロバート・ワイズ) ・ 悪魔のような伝導師を描くカルト作『狩人の夜』(1990年・監督: チャールズ・ロートン) などです。

映画ファンとしても、好き嫌いが出るホラー・サイコ・スリラー部門だけに、楽しめる内容でした。

#ブログ #読書 #単行本 #映画

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今年の読書(46)『夜が明けたら 蒼井そら』藤原亜姫(主婦の友社)

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今年の読書(46)『夜が明けた...
元AV女優<蒼井そら>(36)の半生を、作家<藤原亜姫>がストーリー化した小説『夜が明けたら 蒼井そら』が、(主婦の友社)から紙版と電子版で発売(2020年6月19日)されています。

2002年6月14日に『Bejean』誌でグラビアデビューした<蒼井そら>。それから4年間、日本を代表する国民的セクシータレントとして、グラビア、バラエティ、アダルトビデオ、Vシネマなどで幅広く活躍。2018年1月1日に結婚し現在は双子の母となっています。中国でもタレントとして活動し、中国版Twitter・Weiboではフォロワー数1900万人を超えています。

著者の<藤原亜姫>は2008年ケータイ小説史上空前のアクセス数を誇った 『インザクローゼット blog中毒』 (2016年8月12日・河出書房新社刊)で作家デビュー。他著書に同作品のスピンオフ『クローゼット・フリーク』(2009年12月2日・河出書房新社刊)・『東京娼女』(2010年7月21日・河出書房新社刊)などがあります。人間の弱みや闇を独自の視点で痛快な物語に変えるのを得意とする作家です。

本書には幼少期からグラビアデビュー時の写真、そして現在の撮り下ろしカットも掲載されています。また電子限定版には通常版には収録されていない未公開エピソードや未公開カットも収録予定されているようです。
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今年の読書(45)『水曜の夜は ディズニー映画のおまじないを』ウイザード・ノリリー(講談社)

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今年の読書(45)『水曜の夜は...
『私に、魔法をかけて Disney Princess Rule』の<ウイザード・ノリリー>の書籍『水曜の夜は ディズニー映画のおまじないを』(2020年6月1日)です。

本書は月刊『ディズニーファン』の連載「ハクナ・マタタ ディズニー ことばの魔法」を加筆して書籍化されています。平日の真ん中である水曜日の夜に「ディズニー映画の≪魔法の言葉≫で心に栄養をあげよう」をコンセプトに、ふと迷っている人に進むべき道を示してくれるようなメッセージを 、ディズニー映画の名場面と名セリフを絡めて紹介しています。

オールカラー96ページでイラストと文章が見開きで楽しめます。テーマ別に5つの章(第1章 明日へ進む力 第2章 恋に落ちたら 第3章 自分を大切にする心 第4章 絆をつむぐ 第5章 夢をかなえるために)からの構成になっています。

ありのままの自分を肯定する「プーさん」、自分の価値を信じ続けた「シンデレラ」といったキャラクターのほか、「美女と野獣」「アラジン」「シュガー・ラッシュ」「ベイマックス」「ズートピア」「トイ・ストーリー」「塔の上のラプンツェル」などのキャラクターやセリフが取り上げられています。また「ヴィランズの教え」として、闇に飲み込まれないための方法も掲載されています。
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今年の読書(44)『女副所長』松嶋智左(新潮文庫)

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今年の読書(44)『女副所長』...
女性署長の登場としては、<安東能明>の や 『出署せず』『広域指定』などの<阪元真紀>警視がいますし、<堂場瞬一>の 『錯迷』 には、不審死を遂げた<桜場里佳子>署長が登場していますが、副所長という立場での主人公は初めてではないでしょうか。

階級順位と何期生なのかが幅を利かす縦社会の警察組織において、副署長という微妙な立場が見事に生かされてました。著者の<松嶋智左>は、元女性白バイ隊員という経歴の持ち主だけあって、男社会といわれる警察組織と警察署をうまく舞台として描き切っています。

主人公の<田添杏美>警視は、美人とは言い難い容姿で、独身です。33年間警察官として勤務し、とある県の小さな日見阪署に副所長として赴任して半年ほどの夏の日に台風が直撃するという夜に、警察署内の敷地内で、地域課の「鈴木」係長がナイフでの刺殺体として発見されます。

大雨に打たれた現場では証拠の採集も期待できない中、犯人はまだ署内にいる警察官と思われ、「田添」は、所轄の名誉にかけて本庁の手を煩わせることなく、殺人捜査のベテランである刑事課長の「花野」と対立しながらも犯人を挙げることに奔走します。

署内の殺人事件を柱として、台風の夜に起こる、警察署としての救助活動や、留置場内での不祥事、所内でのトラブルなどが絡み合い。複雑な群像劇が展開して行きます。犯人として警察官が逮捕されるのですが、著者はさらなる展開を見せつけ、台風一過の嵐の夜の一夜を巡る濃厚なミステリーを描きます。続編を期待したい、出来ばえでした。
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今年の読書(43)『音楽が聴けなくなる日』宮台真司・他(集英社新書)

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今年の読書(43)『音楽が聴け...
社会学者、映画批評家<宮台真司>、兵庫教育大学大学院学校教育研究科准教授<永田夏来>、音楽研究家<かがりはるき>の共著として『音楽が聴けなくなる日」(2020年5月15日)が(集英社新書)として刊行されています。

過去には、同タイトルで2020年6月11日に83歳で亡くなられた<服部 克久>氏も『音楽が聴けなくなる日』ー音楽CDの再販制度維持のための序曲 ー(1996年12月1日・平凡社刊)を著しています。

2019年3月12日夜、コカインを使用したとして麻薬取締法違反容疑で逮捕された<ピエール瀧>(電気グルーヴ)が、起訴や判決を待たず翌日にレコード会社は全ての音源・映像の出荷停止、在庫回収、配信停止を発表するなど、近年ミュージシャンの薬物事件ではこのような対応が即座になされてきています。

同書では、こうした「自粛」社会に対して、著者がそれぞれの立場から問題の背景と構造を明らかにし、現代社会における「音楽」「薬物」「自粛」の在り方について意見を述べています。

巻末には過去の「音楽自粛小史」が収録されています。帯文には<坂本龍一>が推薦文を書いています。
#ブログ #読書 #新書

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今年の読書(42)『京都北嵯峨シニガミ貸本屋』桔梗楓(双葉文庫)

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今年の読書(42)『京都北嵯峨...
いまどき「貸本屋」があるのかなと興味を引いた<桔梗楓>のタイトル『京都北嵯峨シニガミ貸本屋』(2020年5月17日刊)です。わたしが子供のの頃、生家に近い神戸市兵庫区下三条町にありました貸本屋「山田書店」さんには漫画本を含めてよくお世話になりました。いまだ古書店として営業されているのでしょうか、懐かしく思い出します。

本書の舞台となる「貸本屋」は、「生」の未練を斬る場所として存在し、自分の人生を書き表した本の一行だけを修正することが出来、思い残すことなく黄泉の国へt旅立つことが出来ます。

主人公の高校生の「穂波晶」は、東京から祖母の住む京都北嵯峨に夏休みを利用して訪れた際に、死人しか見えない貸本屋「宵道」になぜか迷い込みます。そこには、三途の川の番人と称する和服姿のイケメン店主「比良坂」と「シニガミ」という名の白い猫がいました。本棚には人の人生をつづった本が並んでいます。

「晶」は、「比良坂」や「シニガミ」と一緒になって、成仏できない亡者の悩みを見つけ出し、修正個所を手助けしていきます。

なぜ「晶」が、死者しか見えない貸本屋「宵道」に訪れることが出来たのかは、ネタばれになりますすので、割愛させていただきます。人生が二度あればということを感じさせてくれるハートフルファンタジードラマが楽しめた肩の張らない一冊でした。
#ブログ #読書 #文庫本

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