日経平均株価(1月30日)@終値2万7433円40銭
Jan
29
米連邦準備理事会(FRB)の利上げペースの鈍化期待から前週末の米株が上昇した流れを引き継ぎ、株価指数先物に買いが優勢となりました。一方、日経平均は前週に約1カ月ぶりの高値圏にあり、買い一巡後は短期的な過熱感を警戒した戻り売りで下げに転じる場面もありました。
日経平均の上げ幅は一時100円を超えています。前週末27日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は6日続伸し、前日比「28ドル67セント」(0.084%)高で終えています。同日発表の2022年12月の米個人消費支出(PCE)物価指数で、変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数が前年同月比(4.4%)上昇でした。11月の(4.7%)から上昇率が鈍り、米金融引き締めへの過度な警戒感が後退しました。
前場の買い一巡後は戻り売りに押される場面があり、前営業日の終値を割る「2万7350円27銭」まで下げ、後場には午後の東京外国為替市場で一時「1ドル=129円台前半」まで急速に円高・ドル安に進み、自動車など一部の為替敏感株への売りが重荷となり、日経平均は一時きょうの安値「2万7337円25銭」を付けています。
終値は小幅に続伸し、前週末比50円84銭(0.19%)高の2万7433円40銭で終えています。