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新開地本通りのコンテナボックスの植栽に、【ラインベルトアーリーセンセーション】が咲いていました。
「ラッパスイセン」の中でも、極早咲きの品種で、2月上旬に開花しています。
花弁も副冠も同じ色合いですので、分類上の 品種記号 は「1YーY」です。
寒い時期に開花しますので花持ちが良く、2~3週間は元気な姿を眺めることができますので、道路脇の植栽としてはいい選択です。
「ラッパスイセン」は一茎一花で咲き、普通の<水仙>に比べて花被弁よりも副花冠が大きく目立ち、縁の切れ込みが優雅な雰囲気を漂わせています。
早咲きの品種としてこの時期良く見かける<梅>は、【八重寒紅(やえかんこう)】です。
花色は紅色で八重咲きの花弁は内側の弁が波打つ特徴があり、蕊は短く太い姿をしています。
古くから「花」といえば<梅>を指しており、平安期の貴族社会のお花見といえば「梅見」のことで、のちに「桜」にその座を奪われてしまいました。
『万葉集』には<萩>(142首)に次いで多く詠まれており、その数は(119首)、古より愛でられた花だとよくわかります。
1月から2月にかけて開花する【ロウバイ(蝋梅)】が、ようやく咲き出しました。
名前に「ウメ(梅)」が付いていますが、バラ科サクラ属とは別属で、ロウバイ科ロウバイ属の落葉低木です。
日本には江戸時代に渡来、唐の国から来たこともあり「唐梅」とも呼ばれ、(蝋梅)表記は中国名と同じです。
「ソシンロウバイ(素心蝋梅)」 や 「マンゲツロウバイ(満月蝋梅)」などの栽培品種があり、いまでは「ソシンロウバイ」のほうがよく目につくかもしれません。
透き通るような質感と鈍い光沢のあるロウ細工のような花弁を持ち、強くて気持ちのいい芳香が特徴的です。
侘助系の原種は発見されておらず、「ヤブツバキ(藪椿)」と「茶の木」との交雑種と言われていましたが、現在では支持されておらず不明のままで、【紅侘助】はその変種のひとつだと言われています。
葉は先が尖り、縁には細かいギザギザが入る鋸葉状です。花径は3センチ程度で、一般の<ツバキ>に比べて花は小型で開き切らずに筒状になり、<葯>が変形して子房に毛が密集しています。
侘助系としては、「白侘助」・赤地に白斑が入る「胡蝶侘助」・「数奇屋侘助」・「太郎冠者」などの品種があり、他の<ツバキ>に比べてつつましやかに咲いている姿が茶人好みとして、茶席に用いられる花です。
秀吉が創建した大徳寺総見院には、<千利休>が愛した「胡蝶侘助」があり、月真院には<織田有楽斉>好みの「太郎冠者」があり、別名「ウラクツバキ」と呼ばれています。
茶道を嗜む武士たちには、<ツバキ>がポトリと散る姿が「首が落ちる」ことを連想させるとして、あまり好まれる花ではなかったようです。
本日は「バレンタインデー」ということで、「ラブ」の名が付く【ラブ・ポーション】を取り上げました。
ラズベリーのような甘い香りを持つフロリダバンダ系の<バラ>で、「媚薬」という意味を持ちます。
1933年アメリカの<Jack E.Christensenn>が、「実生*Dilly Dilly」を交配させて作出した<バラ>で、丸弁高芯咲き、花径9センチ前後の中輪で花弁数は25枚、樹高は1.3メートルほどで半直立性です。
ラベンダー色の魅惑的な花弁は肉厚で、「媚薬」の名に恥じない雰囲気を漂わせています。
ユリ(キジカクシ)科オーソニガラム属は、ヨーロッパ~西アジア、アフリカにかけて約100種ほどがありますが、本種は耐寒性のある園芸品種として育成されました。
日本には大正時代末期にヨーロッパから渡来したようで、花の中心にある<雌しべ>が黒くてよく目立ちますので、「クロボシオオアマナ(黒星大甘菜)」との和名が付けられています。
葉は細長く球根から直接葉を伸ばし、葉の中心から花茎を50~60センチほど伸ばして、その先端に十数輪の星形で花径3センチばかりの白い6弁花を咲かせますので、星形になぞらえて「ベツレヘムの星」とも呼ばれています。
花径6~7ミリ程度の小さな花を密に咲かせる【ヘーベ・グリーンフラッシュ】は、オオバコ科ヘーベ属の常緑低木、原産地はニュージーランドです。
「グリーンフラッシュ」というのは気象用語として、太陽が完全に沈む直前、または昇った直後に緑色の光が一瞬輝いたようになる現象を指し、「緑閃光」とも言われています。
花姿を眺めていても気象用語とのつながりがわからなく、葉の輝きがきれいなので「グリーンフラッシュ」と名が付いているのかなと考えていますが、正式な名称は「ヘーベ・ディオスミフォリア」です。
同じユリ科ネギ属ですので、 「ニラ」 とよく似た花姿の【アリウム・コワニー】です。
園芸店では【アリウム・コワニー】と表示されていますが、正式な学名は「アリウム・ネアポリタヌム」です。
属名の「アリウム」は古いラテン語の「ニンニク」に由来、「匂い」という意味を持ち、茎などを切るとネギらしい匂いが漂います。
30~40センチの長い花茎に、やや長い花柄を持つ花径1~2センチばかりの白い6弁花を、散形花序に15~20個咲かせる多年草です。
樹高1~1.5メートルほどになる【コデマリ(小手毬)】ですが、直径40センチばかりの鉢植えで咲いているのを見つけました。
バラ科シモツケ属の落葉低木で、原産地は中国、日本には江戸時代以前に渡来しているようで、古名として「スズカケ(鈴掛)」の別名があります。
春先に5弁花の花径7ミリほどの小さい花を密集して咲かせ、この形が小さな毬に見えることから名前が付けられました。
よく似た名称に「オオデマリ」や「ヤブデマリ」がありますが、こちらはスイカズラ科の植物で本種とは別物です。
寒さに強く土壌も選ばず、剪定もあまり必要がないために手入れが簡単で、庭木や公園などの植栽に広く使われています。
某マンションの<生け垣>に足が止まりました。
左はいききとした色合いなのですが、不思議なことに右半分はなぜか枯れてしまっています。
葉を観察して見ますと【コノテガシワ(児の手柏・側柏)】で、ヒノキ科コノテガシワ属唯一の現生種です。
中国北部・朝鮮に分布する常緑針葉樹で、現地では樹高20メートルまで成長、日本には江戸時代に渡来しています。
雌雄異株で花期は3月~4月頃、雌花は淡紫緑色、雄花は黄褐色で、実る球果は<つの>のある独特の形をしています。
枝を密に出してほぼ直立し、ヒノキ属の葉のように表裏の区別はなく、枝が上方に伸びていく姿が子供が手をあげている形に似ていて、和名の由来になっています。
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