日経平均株価(1月11日)@終値3万5049円86銭
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11日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、午前終値は前日比668円80銭(1.94%)高の3万5110円52銭でした。10日の米株式相場の上昇を受けて、東京市場でも幅広い銘柄で買いが優勢となりました。取引時間中としては1990年2月以来、33年11カ月ぶりに節目の3万5000円を上回っています。
10日の日の米株式市場で主要3指数がそろって上昇しています。なかでもハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は(0.75%)高と上昇が目立ち、きょうの東京市場でも米ハイテク株高の流れが波及し、値がさの半導体関連株などに買いが先行しています。外国為替市場で円相場は「1ドル=145円台半ば」と前日夕に比べて円安・ドル高が進行しており、トヨタやホンダなど自動車株に輸出採算の改善を期待した買いが入っています。
1月から始まりました新しい少額投資非課税制度(NISA)を通じて個人投資家の資金が流入しているとの指摘もあります。12日には株価指数オプション1月物の特別清算指数(SQ)の算出が控えています。市場では、(SQ)に絡んだ売買も増えている。日経平均は前日に続いて節目にあたる水準を易々と上回り、株価指数先物やコール(買う)・オプションの売り方の買い戻しを巻き込んで上昇に弾みが付いているようです。
終値は4営業日続伸し、終値は前日比608円14銭(1.77%)高の3万5049円86銭で取引を終えています。1990年2月22日依来、約33年11カ月ぶりの高値でした。