今年最後の取引となる29日午前の東京株式市場で日経平均株価は続落し、午前終値は前日比69円25銭(0.21%)安の3万3470円37銭でしたた。日本の年末年始の休場中、海外市場の相場が変動するリスクが警戒されました。前日の米ハイテク株安も重荷となりました。
東京市場はあすから5日間の休場となります。休場期間中に欧米の株式市場や為替が大きく変動する可能性を警戒し、ファストリやファナックなど値がさ株を中心に買いの持ち高を減らす動きが出ました。
28日の米株式市場ではハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数や主要半導体株で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は下落して終え、国内でも東エレクなど半導体関連の重荷となりました。
終値は、前日比75円45銭(0.22%)安の3万3464円17銭で、今年の取引を終えています。年末としては史上最高値となったバブル経済最盛期の1989年「3万8915円87銭」以来、34年ぶりの高値で終えています。