日経平均株価(4月8日)終値3万9347円04銭
Apr
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8日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に反発し、午前終値は前週末比525円73銭(1.35%)高の3万9517円81銭でした。
5日の米株式市場で主要株価指数がそろって上昇した流れを引き継ぎ、東京市場でも幅広い銘柄で買いが優勢となりました。日経平均は前週末に781円下げており、押し目買いも出ています。
前週末5日の米市場でダウ工業株30種平均株価など主要株価指数が上昇でした。5日発表の3月の米雇用統計は雇用者数が市場予想以上に拡大しましたが、賃金インフレの加速は示されていません。米連邦準備理事会(FRB)が利下げに慎重になるとの見方が後退したことで、米ハイテク株を中心に買いが入り、東京市場でも運用リスクをとる動きが広がりました。前週末に大きく下げていた東エレクやソシオネクスなど半導体関連を中心に自律反発狙いの買いが入っています。
外国為替市場の円相場は「1ドル=151円台後半」と、前週末の夕方に比べて円安・ドル高が進行していることも輸出関連株の支援材料となりました。海外短期筋とみられる株価指数先物への買いも次第に強まり、市場では、先物のショートカバー(買い戻し)も巻き込んで日経平均を押し上げています。
後場に入りきょうの安値「3万9197円00銭」を付ける場面がありました。前週末の米株高や外国為替市場の円安進行などを手がかりとした買いは一巡し、利益確定目的の売りが上値を抑えています。
終値は反発し、前週末比354円96千銭(0.91%)高の3万9347円04銭で終えています。