日経平均株価(5月21日)終値3万8946円93銭
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21日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、午前終値は前日比66円23銭(0.17%)高の3万9135円91銭でした。
20日の米株式市場でハイテク株が上昇した流れを引き継ぎ、東京市場でも半導体関連株に買いが波及しています。朝方に上げ幅は一時200円を超えていますが、その後は戻り待ちの売りに押される展開で上値を追う雰囲気は弱く伸びませんでした。
20日の米市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数や主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が上昇。アナリストによる目標株価の上方修正が相次いだエヌビディアなどが高く、東京市場でもアドテストや東エレクなど半導体関連株に買いが波及しました。前日発表の株主還元の方針などが好感され、東京海上とMS&ADは上場来高値を更新しています。
もっとも、日経平均は次第に伸び悩んでいます。国内の長期金利が上昇(債券価格は下落)し、投資家心理を冷やし、指標となる新発10年物国債の利回りは(0.980%)と2013年5月以来、11年ぶりの高さとなりました。日銀による金融政策の正常化観測で金利の先高観が根強く、株式相場の重荷となりました。
終値は反落し、終値は前日比122円75銭(0.31%)安の3万8946円93銭でした。