山崎概論
Mar
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「山崎が好き」と言われても、「山崎の何?」と確かめないと、その人の好みは分からない。
左は、スペインのコモンオークでつくった樽に、シェリー酒を2年以上寝かせた樽を使用した「シェリーカスク」。
右は、北米産のホワイトオークを使用し、容量が480リットルと大型の樽(パンチョン)を使用している。
パンチョン樽はゆっくりと熟成するのが特徴だ。
中央は山崎には珍しいバーボンバレル。
スコッチ系では樽のことを「カスク」と言うが、バーボンの世界では「バレル」という。
早速、バーボンバレルの封を切って一番に味わう。
透明度のある琥珀色で見ているだけでも美しい。
非常に柔らかくまとまりが良く、甘さはバニラの感触。そしてフィニッシュに残るザラザラ感をなんと表現して良いものかと悩んでいたら、PROOFの佐藤氏は「メロン」と表現した。
なるほど、メロンの後味に似ている。
今宵、「山崎」の飲み比べはいかが?