1969【Vette】を走らせるのは、年に数度の事だ。 移動の手段の足車ではなく、風雨に耐える快適なものでもなく、現代のスポーツカーほどの安全性能はなく、ひたすら美しい事だけが取り柄のマシン。 梅雨の前のこの時期が、幌を全開にして走るには最高だが、毎年毎年、彼女はいつも入院中。 それがどうだ、今年は隠れ家のガレージに完璧な状態でスタンバイしているではないか! コンバーチブルをコンバーチブルとして使うことなどほとんどないが、今日こそそれを体験せねば! 以前乗っていた、'81のTバールーフは、屋根を開けると、リヤウインドウがまるでパラシュートのようになり、80km/h以上ではまっすぐ走ることも怪しかったが、コンバーチブルは空力のバランスもいい! サイド・ウインドウさえ立てておけば、なんと快適なのだろう。 9.4リッターエンジンの熱気も程よく逃がし、Tシャツ一枚になれば、快適空間が作られる。 9.4リッターの巨大エンジンのおかげで、コーナリング角度は、アクセル一つで自由自在。 要するに、タックインを利用するのが楽しいのだ。 もちろん、非現実的な加速をすれば、パワーバルジの隙間から見えるエア・クリーナーからは、凄まじい吸気音が聞こえてくる。 1969年生まれの魔性。 特別な時間。
心斎橋プルーフで見つけた、絶品のタンカレー。 ジュニパーやコリアンダーなどを浸漬させたアルコールを蒸留したジン。 それに、ラングプール、ベイリーフ、ジンジャーを浸漬して、再度、銅のポットスティルで蒸留させて完成させる。 ラングプールとは、ラングプール・ライムとも呼ばれる柑橘類。 直接見たことはないが、非常にはっきりとしたライムの風味を持ち激すっぱらしい。 このタンカレー・ラングプールをロックでいただく。 確かに爽やかだ。 ちょっと夏っぽい空気が感じられるこの頃。 こういうのが美味しい季節がやってきた。
千歳空港でいつも気になっているのは、天井に吊るされたリリエンタールの機体。 忠さんの作成するサバニの帆は、鳥の翼をイメージして作成されている。 そして、このリリエンタールの機体も鳥の羽をイメージしている。 しかし、双方のイメージは大きく違う。 リリエンタールの翼は、飛行することを目的としているため、揚力の発生が最大限になるよう3次元的に調整されている。 現在の古式サバニ「ニヌハ3」では、風に上ることが難しい。 舵のエイクを支える腕力にも限界があるし、何より船体をヒールさせることができない。 だから、帆の形がスピンネーカー状になるのは理解できる。 でも僕は実験してみたい。 古式サバニに上れる帆を! そのサバニは未だ見ぬ「ニヌハ4」になるのかもしれない。
MAZDA ロードスターの新車を試験。 当日は大雨と強風の中でのテストとなった。 公道の試験での必需品セット(*1)は持参。 室内はコードだらけとなる。 楽しいね、緊張感があって、軽くて振り回せて。 DSC非装着車だったので、ドリフトOK! 短いホイールベースで、クイックだが扱いやすい。 ただ、全くの新車なので、ちょっと焦げ臭い。。。 (*1) ・最新データの入ったレーダ探知機 ・最新のパトリオット ・シガライターの電源2口ソケット
まだ夜が明けきらぬ時間帯。 クリアな路面が続く高速路。 右足に少しだけ力を加えると、周囲の光景は線状に変化する。 美しい空の色と、少し前のF1のようなV10サウンドに包まれながら、僕はいつも冷静にM6をコントロールする。 そのように扱われるために設計されたマシンは、忠実に全ての機能を動作させている。 それはある種の完成された芸術。 全く問題ない。 いつもより少し早く、今日が始まる。 これはフィクションです。 写真は合成です。
探査機カッシーニと、着陸機ホイヘンスから送られてきたのは、まるで地球のような映像だった。 場所は土星の衛星タイタンである。 ここは、地球よりも200度近くも寒冷な星であるにもかかわらず、大気が対流し、雨が降り、川や湖、砂漠、山脈がある。 雨を降らすのは水ではない。 水は凍りついて地殻を作るこの場所では、液体で存在したり、蒸発したりする物質はメタンだ。 この絶妙なバランスが、まるで地球のような風景を作り出す。 SCIENTIFIC AMERICAN5月号(日経サイエンス6月号)この記事、面白すぎ!
和歌山県有田市沖合、沖ノ島。 SAP岩崎氏が朝一番に入れた仕掛けに、いきなり食いついたのは、80Cmの巨大なタイ。 なにぶん、朝一番の出来事。 「へぇ〜。こんなのが釣れる場所なんだ。」と思っていたら、違う違う。 周囲は大騒ぎ どうやら、とんでもない大物らしい。 そりゃそうだな、握り何人前? とりあえず、刺身と昆布〆と鯛飯と・・・。
Callawayというと、米・コネチカット州のキャラウェイ・カーズを連想する。 Vette(コルベット)のチューナーだ。 しかし、一般人にはサンディエゴ本社のゴルフクラブメーカーを連想するらしい。 僕はゴルフをやらない。 大衆に飲み込まれ、個性を失うのが怖かったからだ。 しかし、取引先や多くの支援をしてくださる方々から、いつも「ゴルフをしなさい」と言われ続けてきた。 社員の一部からも「社長はゴルフという仕事をさぼっているだけです」とも言われた。 SAPジャパンの細谷副社長と飲んでいる席でも、「なぜあの場所(海外で行われた取引先とのゴルフコンペ)にzakiさんがいないのか!」と熱く語られた。 「そしてゴルフを始めるなら、しばらくの間、僕のクラブを1セット貸します」とまで言って頂けた。 そこまで誘ってくれる人は、他にいないかもしれない。 そう思った僕は、生まれて初めてクラブを握る事にした。 クラブをお借りする当日、細谷さんは江坂の練習場で僕を待っていてくれた。 ゴルフの経験がなくても、ゴルフに必要なものは想像がつく。 パワーではなく、どのような状況でも正確に動く身体だ。 例によって練習時間は限られる。 空振りをしている暇はない。集中だ。 5〜6回レッスンを受けたなら、コースに出ることになるかもしれない。 (甘くないのは判っているものの) キャディをビビらすこのクラブ。 しばし愛用させていただこうと思う。 隠れ家のガレージは、ゴルフ練習場へと進化する。
北緯20度25分31秒東経136度4分11秒 米軍基地問題の解決を5月までに劇的に行うとすれば、鳩山の答えはここにしかない。 東小島(ひがしこじま)と北小島(きたこじま)の2つの島から成り、太平洋の絶海に孤立して形成された南北約1.7km、東西約4.5km、周囲約11kmほどのコメ粒形をした環礁の中にある無人島「沖ノ鳥島」。 そうすると、中国海軍の艦艇10隻が沖ノ鳥島近海に居座り続けている理由が見える。 海洋資源問題、領土問題では遅れを取り続けている日本。 ここは全戦力を集中して、実力行使してもらいたい。 既に戦争は始まってしまったようだ。 まだ静かで、文字通り水面下での戦いだが。 自衛隊のみなさんへは、日本国軍としてのお仕事をお願いいたします。