花隈からモダン寺の前の通りを少し西に行くとこの店はある。
店内はまさに昭和の時代にタイムスリップした様な古くて味のある店。
酒屋さんのご夫婦が営む本来の角打ち店に近い立ち呑み店。
HAKUDOU師匠と広島の呉から来られた、遊星ギアのカズさんと待ち合わせ。
ビールと酒は3〜4種類、アテは角打ち定番の乾き物から缶詰類、小料理類も多く安くて旨い。
遊星ギアのカズさんの呉のお話に盛り上がる、先日解禁されたばかりの新子(いかなごの子)をいただきながら・・・
酒は 「菊正宗」 の燗、大黒正宗のコップになみなみと。
【久し振りに来ました、駅からも遠く繁華街でもない立地、お客さんはほぼ常連さん。
地元に密着した店、女性客も将来の角打ち士の子供さんもここの常連さん、いい店です。】
★次に続きます。
角打ち経験者として、缶詰はたいがいの種類を食べてきましたが、
須方酒店で出合った、この缶詰は初めてでした。
「わたりがに缶 120g」 缶詰棚の一番奥に鎮座してました。
一缶手に取って、「500円以上かな、渡り蟹やから1000円以上はするで〜。」 とか・・・
ご主人に値段を聞いてみる、「250円です!」 えっ! 250円ですか!
さっそく開けていただき、ポン酢とマヨネーズと一味をかけて、ほぐし身でしたが実に美味。
残りはあと2缶、お土産に買いました。
【角打ちをやってますと時々珍しい「乾き物」や「缶詰」に出合います、この日もまさにそれです。
スーパーやコンビニでは売ってない、レアな缶詰、御影の「美よ志」にも珍しい「イワシのオイル漬」が、
これも角打ちの楽しみのひとつです。】
御影にある立ち呑みの店、『大黒』
店名が大黒だけに大黒正宗を置いています。
この日は、PAPAさんと二人だけ、「あみちょう」 さんが満席でしたのでここに来ました。
確かこの店で3軒目だったかな・・・
『大黒正宗 しぼりたて 1杯350円』 と 『豚テキ 350円』 をいただきました。
豚テキはニンニクをよく効かせて旨い! ウインナー、チーズの100円おつまみから、
厚揚げステーキ、コンニャクステーキ、ベーコンエッグ等は300円、豚テキがここでは一番高い。
★この日はここでPAPAさんとは別れ、偶然会った知り合いとこのあと2軒行きました。
ある日の、「公園前」 です。
この日は、「十四代」 「松の司」 はなく珍しく、「醸し人九平次」 が入っていました。
【万願寺とうがらし】
京都府舞鶴市が特産地、万願寺地区で栽培されていたので、この名前が付いたとか。
地元では 「万願寺甘唐」 とか 「万願寺」 と呼ばれ、春の京野菜の代表格、
柔らかく甘みがあり、種が少なく食べやすい、とうがらしの王様と言われてる。
『醸し人九平次 純米吟醸』 (株)万乗醸造 愛知県名古屋市緑区大高町
使用米:山田錦 精米歩合:50% 日本酒度:±0 酸度:1.7
南国の果実を思わせる吟醸香、まろやかな甘さがありバランスが優れた旨口の酒です。
★パリの有名な三ツ星シェフにも認められた酒です。 EAU DU DESIR (希望の水)
【この他にも違うお酒で、「ナポリタン」 「ブロッコリ」 「鯛の子」 「湯どうふ」 をいただきました。】
いつもの、「さかなでいっぱい」 です。
この日は珍しい物が入っていました。
北海道産の、『真つぶ貝』 です。
コリコリとした歯ごたえ、さわやかな磯の香りが魅力です、通はアワビをもしのぐと言われます。
酒は、鹿児島の芋焼酎、「さつま美人」 をいただきました。
他には、『鯛の松皮造り(愛媛産)』 『生がき酢の物(坂越産)』 『赤なまこ酢の物(淡路物)』
★魚介類が食べたいときには、ここです、間違いがありません。
いつもの 『かこも』 です。
この日はこの時期には珍しく、伝助穴子が入っていました。
【伝助穴子とは】
通常の穴子に比べて倍以上の大きな穴子の事を伝助と言います。
大きいから大味だと思いますが、脂が乗りとても美味しい、大きいので鱧と同じように骨切りをします。
★画像をよく見ると骨切りがしてるのが分かります。
『伝助穴子 霜降り造り』 軽く焙りにしていて風味が増します。
【このアテでいただいた酒です】
芋焼酎 『八幡』 麦焼酎 『兼八』 麦焼酎 『泰明』
★この他に若鶏のせせりの唐揚げをいただきました。
アルコール度数 『96度』 と言う世界最強の酒、これ以上純度を上げられない限界濃度。
純正アルコールに近い純粋さを得るために、発酵液を70数回も蒸留を繰り返しています。
『スピリタス・ウオッカ』 ポーランド産 原料:大麦 ライ麦
【火気厳禁!】 飲酒中は喫煙を含め火気要注意です。
ポーランドではチェリー等の果実を漬け込んで、家庭で果実酒を作るのに使用。
本来はジュースや炭酸飲料で割ったり、カクテルのベース、家庭用の消毒液等にも使われています。
【少量なめた瞬間にシビレを感じるほどの強烈な濃度です、今までに体験した事の無い・・・
しかしそれを過ぎると、舌が麻痺してるのか甘く感じます。】
★これをオリーブの塩漬けでいただきました。
昨日、いかなご漁が解禁されました。
神戸の風物詩、いかなごの釘煮が始まります。(新子とも言います)
昨年は不漁で値段も高かったが、今年はどうだろうか・・・
新子は未だですので変わりに、『かますご』 をいただきました。
かますごとは、親いかなごの事でいかなごを釜揚げしたものです。
『本州一 大吟醸斗瓶取り』 (合)梅田酒造場 広島安芸区船越
原料米:広島産・千本錦 精米歩合:40% 日本酒度:+5 酸度:1.2
アミノ酸度:0.9 酵母:13広島吟醸酵母 杜氏:広島杜氏 土井 亨
【限定酒、八拾六の五】
【本州一は良く飲む酒ですが、この大吟醸酒はまた格別の味です、全てにおいて最高の味です。
杜氏の心意気が伺える見事な酒です。(このお酒マスターにご馳走になりました)】
★汲み上げ豆腐もいただきました。
先日、ホタルイカ漁が解禁になりました。
そのホタルイカの酢味噌をアテに、山口の銘酒をいただきました。
『カネナカ 家伝造り 生もと純米』 (株)中島屋酒造場 山口県周南市
原料米:山口県産(山田錦・五百万石) 精米歩合:麹米55% 掛米:60%
日本酒度:+6 酸度:1.7 アミノ酸:1・8 アルコール度数:15〜16度
周防の地で醸す小さな蔵です。
生もとから起因する香り、味わいにも個性豊かな旨みと、ふくらみのある酸味があり、
熱燗にも対応する腰の強さが特徴的な辛口の酒です。
★キスの天婦羅もいただきました。
先日、久し振りの京橋でした。
京橋と来れば、立ち呑みの名店 『岡室酒店』
この店の、日本酒、焼酎の厳選された品揃えは他に類を見ません。
店主の感性の鋭さが伺えます、料理の腕前も素晴らしく、酒のアテに合う料理が沢山あります。
『ここは酒屋の立ち呑み・・・いわゆる角打ちです、旨いもんなどおまへん!』 と謙遜してますが・・・
【この日飲んだ酒】
『阿蘇の酒 れいざん 純米酒』 山村酒造(合) 熊本県阿蘇郡高森町
阿蘇五岳のひとつ根子岳の南側、いわゆる南阿蘇にある蔵です。
【落ち着いた風味の中に、程よい香りが潜み、節度ある力強さと辛さが心地よい、柔らかな酒です。】
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