職業柄、社会的地位の高い方たちと
いろいろ接してきましたが
人間性とはリンクしないことが多々ありました。
大学に勤めていた時、それはそれは
腰の低い教授もいれば、権威を
振りかざして無理難題を言ってくる人も。
人気があるのはやはり人柄がいい先生。
私もファンだった先生がいたのですが
とっても穏やかでお会いすると
今日もいいことあった~と思わせるような人です。
もちろん、無理難題を押し付けることなんて
いっさいなし!
職場で取っていた雑誌を見て
同僚がやっぱりあの先生、素晴らしいわ!と
感動してたんですね。
編集後記にその先生のことが
書かれていたのです。
編集者は妊娠中でもうすぐ産休に入る予定。
それを知った先生はなんと、1年分の原稿を前倒しにして
編集者に渡したんだそうです。
連載の仕事を最後まで終えて産休を迎えられたことに
感謝の気持ちが述べられてました。
〆切1年前倒し!
そんな早い仕事、なかなかできることじゃないです。
こんな優しい人もいるんだ~と
思ったら、その人が私たちがファンだった
先生だったのです。
どこに行っても誰であっても態度が
変わらないよねえと益々ファンになりました。
1年前倒しで仕事する!
そんなの無理と言ったら無理です。
自分で自分の限界を作っています。
人間の器の大きい人は限界を作らない人。
思考の大きさが器を決める!