《 雅羅・/・襍録〝桃の花〟❖ ’24-100❖ 》

中央道釈迦堂PAの丘の上にある... 中央道釈迦堂PAの丘の上にある釈迦堂遺跡博物館。
釈迦堂遺跡博物館の前にある桃の... 釈迦堂遺跡博物館の前にある桃の木。
眼の前に広がる広がる甲府盆地。
釈迦堂遺跡博物館隣にある桃畑。 釈迦堂遺跡博物館隣にある桃畑。
博物館裏手の木々も蕾から3分咲... 博物館裏手の木々も蕾から3分咲き状態だった。
博物館裏にあった遺跡。 博物館裏にあった遺跡。
《 雅羅・/・襍録〝桃の花〟❖...
《 雅羅・/・襍録〝桃の花〟❖...
《 雅羅・/・襍録〝桃の花〟❖...
釈迦堂遺跡博物館の入口。 《 ... 釈迦堂遺跡博物館の入口。

《 中央道・釈迦堂PA辺りの博物館と桃の花  〝4月花Ⅹ〟 》
❖ 2024/3/28❖
中央道PAの丘の上に釈迦堂遺跡博物館があり隣接する農園に桃と桜がある、と。
釈迦堂遺跡博物館周辺は、扇状地の斜面を利用した桃畑が広がっている。
桃が開花すると辺りは濃いピンク色に染まる由。
今年は桜の開花が遅れていた。それ故か桃の開花も遅れた。
桃と桜が見れると期待していたが、諦めて周辺をちょっと散歩した。
見下ろす盆地にも桃や桜の花が咲き誇る光景を思って先に向かった。

「令和陸年(皇紀2684年)4月9日、記」
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《 雅羅・/・襍録〝桜'24-2〟❖ ’24-99❖ 》

南足柄市の大雄町花咲く里山。 ... 南足柄市の大雄町花咲く里山。
訪問は、2024/03/28
駐車場からの眺め。 駐車場からの眺め。
アップしてみると綺麗な色合いだ... アップしてみると綺麗な色合いだった。
里山上部への眺め。 里山上部への眺め。
大雄山最乗寺(お天狗さん)方面... 大雄山最乗寺(お天狗さん)方面へのくだり。
里山は、最乗寺入口を右折した奥に繰り広がる里山。
里山、農業地でもある。 里山、農業地でもある。
農地の奥に大雄紅桜が、右側に枝... 農地の奥に大雄紅桜が、右側に枝垂れ桜があったが、まだつぼみ状態だった。
説明文を失念したが、原木??か... 説明文を失念したが、原木??か大木が一本。豪快だった。
植林して、辺り一面の桜里になり... 植林して、辺り一面の桜里になりつつあるようだ。

ダイユウベニ(大雄紅)      バラ科(Rosaceae)
サクラ属(Prunus L.);農林水産植物登録:22393

《   神奈川県内の桜〝足柄大雄町・花咲く里山の桜〟〝4月花Ⅸ〟 》
南足柄市大雄町の山崎政行氏が 、“花咲く里山”と開放されてる個人の里山。
この地でしか見ることができない大雄紅桜(ダイユウベニザクラ)。
地域の里山保全に取り組む大雄町花咲く里山協議会の会長、
山崎政行氏が2010年に品種登録した桜。
所有する田圃の畦畔で50年以上前から自生していた珍しい1本の桜の木。
平塚農業試験場で調べ新品種と判明。農林水産植物登録した桜。
芽接ぎで苗木を育成して植樹、今では約100本程の大雄紅桜が魅せている。
整備された里山を初めて訪れた。以下は、登録時のデータベースより転載。
樹形は広卵状、樹高は亜高木性、樹幹の色は灰褐色、皮目の多少は中、
枝の太さは中、枝の色は灰褐色、分枝性は中、葉の全体の形は楕円形、
葉の先端の形は尾形鋭尖形、葉の基部の形は円形、葉縁の鋸歯の深さは中、
葉の鋸歯の形は二重鋸歯、葉の鋸歯の先端の形は鋭形、葉の長さは長、
葉の幅はやや広、葉の厚さは中、蜜腺の有無は有、蜜腺の位置は葉柄上部、
花序の形は散形状、花序の花数は中、蕾の色は63B、花の向きは下向き、
花の形は一重咲、花の開き方は半開形、花の大きさは小輪、花の色は68C、
花弁全体の形は楕円形、花弁の先端の形(切れ込みの多少)は少、
花弁の基部の形は鈍形、花弁の脈の色は目立たない、花弁の数は約5、
雌ずいと雄ずいの長さの比較は同、雄ずいの数は中、がく筒の形は盤状形以外、
盤状形以外のがく筒の形は鐘形、がく筒の毛の多少は少、
がく裂片の形は長卵状三角形、花柄の長さは極短、花の香りは殆ど無、
通常開花期は早である。
(カラーチャートはRHSを使用) 
出願品種「大雄紅」は、対照品種「カンヒサクラ」と比較して、
花弁の長さが中であること、花弁の幅が広であること、
花柱の毛の有無が中であること、
小花柄の毛の有無が有であること等で区別性が認められる。
対照品種「カワヅサクラ」と比較して、葉の全体の形が楕円形であること、
花柱の毛の有無が中であること、小花柄の長さが短であること、
小花柄の毛の有無が有であること等で区別性が認められる。

「令和陸年(皇紀2684年)4月8日、記」
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《 雅羅・/・襍録〝桜'24-1〟❖ ’24-98❖ 》

昨年2月28日、泉の森・民家園... 昨年2月28日、泉の森・民家園;
タイリョウザクラ(大漁桜)樹木。
タイリョウザクラ(大漁桜)  ... タイリョウザクラ(大漁桜)      バラ科(Rosaceae)
学名:Cerasus × kanzakura ‘Tairyō-zakura’
樹形: 傘状 樹高 :高木 花形: 一重咲 花の大きさ:中輪 花色 :淡紅
蕾は濃い紅色。 蕾は濃い紅色。
花床筒は、筒状釣鐘形、 萼片は... 花床筒は、筒状釣鐘形、 萼片は長卵状三角形。
ガクヘン(萼片):5枚。5枚の... ガクヘン(萼片):5枚。5枚の花弁と互い違いに付く。



《   身近な桜〝桜・・諸々 !?!〟〝4月花Ⅷ〟 》
サクラ属の落葉高木または低木、果樹の中堅果類として分類される。
静岡県熱海市網代で作出された早咲き桜の一種(角田春彦作出品種)。
原木は静岡県熱海市の網代漁業組合の網干場に有る由。
花色が桜鯛の色に似ている、1~2枚の旗弁のある小花が混在する。
此等のことから花名が付けられたといわれている。
早咲きのオオシマザクラに寒桜を交配したと記録されている。
温暖な網代では2月中旬頃に開花する様だが、他所は3月初め開花。
桜鯛色の様な花弁、質感がある。花床筒は筒状鐘形 萼片は長卵状三角形。
花色・淡紅紫色、5枚花弁、一重咲き、中輪。
神奈川県内の植栽場所に酒匂川桜並木があるとか、来年は鑑賞に行きたい。
資料によれば、雌雄同株(しゆうどうしゅ)。作出された桜種。
早咲きの大島桜の実生と寒桜のかけ合わせで生まれた一種。
花色がサクラダイ(桜鯛)に似ているとか、漁師町で誕生したとか。
大漁を祈願し縁起の良いおめでたい名前、由来を読むと微笑ましい。
魚好きな僕からすると“サクラダイ”とはハナダイ科のイメージがある。
このハナダイ小型だが、マダイ(真鯛)よりはるかに美しい。
春に因んだ、大漁祈願・真鯛・・網代、やはり真鯛に由来するか。
余り市場ではお目にかからないハナダイ科の桜鯛、実に美しい姿だ。
余談はさておきこの大漁桜、知名度は低い。身近に植栽されていたとは!!
幾度となく見ていたのだ。河津桜の隣に植栽されていた。気にしていなかった。
河津桜の変種くらいに思っていた。よくよく眺め、図鑑を見てわかった。
枝が横に広がり、樹形は傘形(半球形、ドーム形)になる由。
見栄え良いと資料にあったが、咲いた姿は未見。
幹(樹皮)は黒っぽいが、濃いめのピンク色の花は河津桜に似ている。
図鑑・資料を見ただけでは、河津桜と判別出来ない、と思った。
河津桜より遅い開花とある。興味津々の桜を知った。
網代の2月と言えばサバフグの干物がある。来年は網代に行こう。

※ 桜・花見と言えば3~4月。桜は1年を通して種々見れる。
今年は、4月花として書くことにした。 ※


「令和陸年(皇紀2684年)4月7日、記」
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《 雅羅・/・襍録〝桜の前に〟❖ ’24-97❖ 》

アーモンド      バラ科(... アーモンド      バラ科(Rosaceae)
学名:Prunus amygdalus Batsch
別名:ヘントウ(扁桃)、ハタンキョウ(巴旦杏) , bitter almond 。
近寄ってみても、さくらにみえる... 近寄ってみても、さくらにみえる。
よくよく見ないと・・・!! 《... よくよく見ないと・・・!!

《 そっくりさん〝アーモンド & !?!〟〝4月花Ⅶ〟 》
バラ科サクラ属の落葉高木または低木、果樹の中堅果類として分類される。
和名は、ヘントウ(扁桃)。アンズ、モモの近縁種で、梅などに似た果実をつける。
その果肉は薄く食用にならない。
が、食用のアーモンドは種子の殻を取り除いた種子の中の仁(kernel)である。
以前はモモ属 (Amygdalus)又はモモ亜属(Prunus subg. Amygdalus)に分類されていた。
現在ではサクラ属・スモモ亜属・アーモンド節に分類される。
西アジアを原産とする。風味のある種子はナッツとして食用にする。
世界各地で栽培されているが、モモの近縁種で春の花として観賞価値がある。
開花はモモと同じ3~4月上旬。花弁は5枚で端に切れ込みがある。
咲き始めは、花弁縁のピンク色が目立つが、徐々に全体が淡いピンク色となる。
野生種の花は一重だが、多くの変種があり、八重咲き種もある。
葉はモモと同じような細長い楕円形で、長さ4~10cm、幅1~2cmほど。
先端は尖り、葉の縁にはギザギザがある。
サクラなどに比べると枝葉はまばらであり、幹は曲がって育つ。 
果実は毛で覆われ、小さなモモ風だが、果肉は薄くて堅く、食用にならない。
食用とするアーモンドは種子に含まれる「仁」という部分。
ビタミンEやオレイン酸を多く含み、健康食品として注目される。
春三月に、淡紅色の、30mm程度の大きな花を葉に先駆けて付ける。
遠目に見たら“桜”其のものにしか見えない。
アーモンドと桜違いは、花柄(かへい)にあるようだ。
花柄とは、枝上における花の配列状態を支える茎のこと。
アーモンドはこの花柄が短く、枝に沿うように花を咲かせている。
一方の桜は、さくらんぼのようにふんわりとした長い花柄で、
1つの花芽から複数の花を咲かせるのが特徴。
アーモンドは、雌雄同株(しゆうどうしゅ)で桃に近い。
果肉を食べるのがモモ、ギンナン(銀杏)の様に種の中身を食べるのがアーモンド。
和名の扁桃、喉(のど)の炎症を”扁桃腺が腫れている”というが、
扁桃腺は、喉の左右の壁が殻付きアーモンドの様に見える事から名が付けられた。
美しい花を付けるが、殆ど身近では見かけない。植物園で観る程度か。
花はミモモ(実桃)や一重咲きのハナモモと同じような姿。
ミモモや一重咲きのハナモモと同形同色。サクラに似ているが、
桜の花には長い柄がある。又、かすかだが花もアーモンドの臭がする。
アーモンドとモモは、萼がちょっと違う。萼片の先端がアーモンドは尖らない。
小さな切れ込みが入るが、モモは丸みを帯びるが軽く尖り気味。
アーモンドは萼片の縁(ふち)の辺りに集中して白色の毛が目立つ。
細かく見れば違いはあるが、一見すれば、みな桜だ!!


今年の花見は、入学・始業とうまく重なった!!
昔、桜ではなく、アーモンドの花見にスペインを旅したことがあった。
西欧、特にスペインは、アーモン... 西欧、特にスペインは、アーモンド栽培が盛ん。
アーモンドの花を見に参った事があった。
段々畑でオリーブやアーモンドを栽培している場も訪ねた。
スペイン・レバンテ地方、アリカンテの景観、
アーモンドの花がよく似合う。
また、地域独自の調理法、素晴らしい米料理が食べれた。
アロス・ア・バンダ(魚入り)、アロス・ネグロ(イカ墨入り)、
アロス・アル・オルノなど。美味しい魚介類、
そしてデザートでのパン・デ・イゴ(乾燥イチジクのお菓子)、
トゥロン(炒ったアーモンド、ハチミツ、砂糖で作ったお菓子)、
ヒホナのアイスクリーム、とっても美味。而してデザートワインが良い。
この地の米料理は、美味。思い出した。

「令和陸年(皇紀2684年)4月6日、記」
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《 雅羅・/・襍録〝山と里の花〟❖ ’24-96❖ 》

ヤマエンコサク(山延胡索)  ... ヤマエンコサク(山延胡索)     ケシ科(Papaveraceae)
学名:Corydalis lineariloba Sieb. et Zucc.
大和市下鶴間・高木道正山河畔林(大和市最北端の小さな緑地)
ヤマエンコサク(山延胡索)拡大... ヤマエンコサク(山延胡索)拡大プロフィール。
山延胡索の花構造説明。 **画... 山延胡索の花構造説明。
**画像は借物 **



《 そっくりな植物、其の1〝4月花Ⅴ・Ⅵ〟》
(山延胡索);
本州〜九州の山の林や道ばたに生える多年草。
全体無毛または時に乳頭状小突起があるのもある。
塊茎は、球形で直径1cm程。茎は1個で茎高10〜20cm。
最下の葉は鱗片状となり、この腋から分枝する。
茎葉は2個あり、2〜3回3出複葉、柄あり。
小葉は線形〜卵円形、細く3~4裂する。
小葉の形には変化が多く切れ込みない円形のものもある。
花は茎の先に筒状花を開花させ、色は、淡紅紫色で長さ20mm前後。
苞は披針形〜扇状くさび形、時に歯牙がある。
ジロボウエンゴサクと違い、苞は先が3~5裂する。
ジロボウエンゴサクは花が紅紫色~青紫色で横向きにつき、苞が全縁。
エゾエンゴサク は東北地方以北に自生、苞が全縁又は不規則に切れ込む。
花弁は4枚で外側に2枚、内側に2枚つく。
外側のうち上の1枚がもっとも大きく、基部が袋状の距になって後ろにつきでる。
内側の2枚の花弁は左右から合わさり先端が合着し雄蕊と雌蕊を包んでいる。
雄蕊は6個あるが、雌蕊の上下で3個ずつ花糸が合着している。
子房は上位で1室。 神奈川県レッドリスト2020「準絶滅危惧」
丘陵地や低山の林内に普通のムラサキケマン(紫華鬘)の近縁種で小型。
神奈川県内では東京都町田市~相模原市内に自生地が点在している。
藤沢市内に一ヶ所自生地がある由。横浜市栄区の荒井沢に自生している。
実際的にジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)と見分けるの難しい。
地下の塊茎は丸く、直径4~9㎜、鎮痛の薬草としてもちいられている。
また、ヤマエンゴサクの苞には切れ込みがある。
似ているムラサキケマンは花が総状花序となり、葉が細裂する。



ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡... ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡策)     ケシ科(Papaveraceae)
学名:Corydalis decumbens (Thunb.) Pers.
美しい立ち姿。 泉の森・山野草... 美しい立ち姿。
泉の森・山野草園
葉の姿も良い雰囲気。 葉の姿も良い雰囲気。
構造説明。画像は借物。 ジロボ... 構造説明。画像は借物。


ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡策);
乾燥しない保湿された半日陰の林内や林縁などに生える多年草。
野山でごくふつうに見かけるムラサキケマン(紫華鬘)の近似種。
草丈は、10cm位。地中に直径約1センチの丸い根塊がある。
 毎年古い根塊の上に新しい根塊ができ、 そこから根生葉と花茎が出てくる。
地上部は白緑色を帯びて柔らかく、茎は細い。
葉は2~3回3出複葉で、 小葉は楕円形であるが、掌状に3裂するものもある。
複葉は根生するとともに、茎にも2枚ぐらい互生する。
細長い花茎の先、総状花序に紅紫色~青紫色の細長い筒状花が数個咲く。
花冠は先が唇状に上下に裂け、 各裂片は左右に2浅裂する。
筒の花柄のついている所より後部は距となっている。
花柄の基部には、小さな卵状3角形の苞がある。
全草有毒であるが、根塊は生薬として使われる。
神奈川県内で自生地は、中々お目にかかれない。
希少種と云える。野山では、殆どが紫華鬘である。
ムラサキケマンやヤマエンゴサク(山延胡索)と近似だが、
葉や苞が異なっている。又、ムラサキケマンよりは早咲き。
ジロボウエンゴサクの苞には切れ込みなし。
ヤマエンゴサクの苞には複数の切れ込みあり。
ムラサキケマンの苞には多数の細かな切れ込みあり。
他の花に先駆けて咲き春を感じさせる花。
“春の妖精(スプリングエフェメラル)”である。

「令和陸年(皇紀2684年)4月5日、記」
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《 雅羅・/・襍囈〝里地里山の今〟❖ ’24-95❖ 》

泉の森・山野草園下側斜面いっぱ... 泉の森・山野草園下側斜面いっぱいに咲くヤマブキソウ(山吹草)
見応えある。 見応えある。
ヤマブキソウ(山吹草) ケシ科... ヤマブキソウ(山吹草) ケシ科(Papaveraceae)
学名:Hylomecon japonica(Chelidonium japonicum)

《 泉の森の植物〝4月花Ⅲ・Ⅳ〟》
ヤマブキソウ;
落葉樹林・常緑樹林の中や縁等、林内でも比較的明るい場所に生活する植物。
群落を形成する傾向が強く、単体は珍しい。野生は、減少しつつある。
花姿がヤマブキに似ており、草本なのでヤマブキソウ。
地下に大きな球根(根塊)ができ、春になると芽を出して葉を伸ばす。
花は径3cm~4cmで花弁は4枚、色は明るい黄色。
花後に葉を茂らせて生長し、地下の根塊を肥らせて秋に葉が枯れて休眠に入る。
葉は小葉が3枚集まって一枚の葉となる三出葉で、縁にギザギザが見られる。
葉や茎を切ると黄色い汁が出てくる。葉の姿は多様で其々別の種とされる。
盗掘等で減少(丹沢山地)。「神奈川RDB」で絶滅危惧Ⅱ類。


ヤマブキ(山吹)、大和市泉の森... ヤマブキ(山吹)、大和市泉の森北入口
ヤマブキ(山吹) バラ科(Ro... ヤマブキ(山吹) バラ科(Rosaceae) 
学名:Kerria japonica (L.) DC. 
別名:スッポン、ツキ、トーシン

ヤマブキ(山吹);
落葉低木。高さ1-1.5m。日当たりのよい林縁によく見られる。
地面からたくさんの茎がのび、枝先は垂れ下がり花をつける。
茎は細く、根元から多く株立ちし、高さ1~2m。
茎は初めは緑色で2~3年で褐色になり木質化し1つの茎の寿命は5~6年以内。
低木の幹は株立ち1本づつは数年で枯れ、株は次々に新しい茎を伸ばす。
葉は互生。表面は葉脈上に毛が散生し、裏面は全面に細かい毛がある。
葉は長さ3-10cm、幅2-4cmで先は尖がり縁に明確な鋸歯がある。
花は、直径3-5cmの鮮やかな黄色(ヤマブキ色)。
しなやかな枝が、風に揺れる姿から、古くは「山振」と書いた。
花弁は5枚で、平開する。雄蕊は多数、雌しべは5~8個。

「令和陸年(皇紀2684年)4月4日、記」
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《 雅羅・/・襍囈〝潮騒と花〟❖ ’24-94❖ 》

ヒメハギ(姫萩) ヒメハギ科(... ヒメハギ(姫萩) ヒメハギ科(Polygalaceae)
学名: Polygala japonica Houtt.
優美な姿。 優美な姿。
見れば見るほど不可思議な・・・... 見れば見るほど不可思議な・・・!!
解説を見ると、不可思議な・・複... 解説を見ると、不可思議な・・複雑な構造。
** 借物画像 **
葉にしても楽しく見えてくる。... 葉にしても楽しく見えてくる。

《 三浦半島で見る春の花〝4月花II〟》
神奈川県三浦市三崎は、マグロ漁港として有名。
又、三浦半島突端、東京湾の入口でもある場所。
港の相模湾側に諸磯という場所があり油壷湾に通じる。
更に横須賀市方面側には小網代湾があり別荘地。
別荘地は、丘陵地帯で海岸性森林があり貴重な場所。
これ以上の開発は、植物環境悪化につながる。
ここ三浦市は、海岸植物の隠れたる宝庫である。
地形的にも面白い所で慎重に整備して貰いたい。
三浦市諸磯に自生していた植物のヒメハギ(姫萩)。
日当たりのよいやや乾いた斜面に見られる植物。
茎は硬く基部は分枝し地を這い、上部は斜上する。
草丈は花期では15㎝程だが花後は30㎝にまでなる。
葉は、短い柄があり光沢あって互生、卵形~長楕円形。
茎の頂部でなく途中の葉腋から蝶形の紫色花をつける。
花は合弁花植物のように見えるが、
5枚の花弁が癒着して筒状になった筒状花。
花冠は淡紅色~淡紅紫色で筒先は3裂する。
上側の裂片2個(側花弁)は円い。
下側の裂片1個(竜骨弁)は先が細く裂けている。
白色~淡紅色の房状になる付属体がある。
萼片は5個あり、内側の2個が大きく、
左右に開いた花弁の様に見える(翼wings)。
外側に3個(上に1個、下に2個)の小さな萼片がある。
花の風変わりな形状は、ラン(蘭)と勘違いしてしまう。
神奈川県内全域で見られるが、三浦半島周辺では点在程度。
しかしながら減少傾向にあり希少種になりつつある。
受粉を手助けしている昆虫も減少しているのかも知れない。
 
「令和陸年(皇紀2684年)4月3日、記」
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《 雅羅・/・襍囈〝渓流の花〟❖ ’24-93❖ 》

コチャルメルソウ(小哨吶草) ... コチャルメルソウ(小哨吶草) ユキノシタ科(Saxifragaceae)
学名: Mitella pauciflora Rosend.
コチャルメルソウ(小哨吶草)。... コチャルメルソウ(小哨吶草)。
生育環境が分かるように、沢の岸辺に咲く。
花の拡大図。面白い・・奇々怪々... 花の拡大図。面白い・・奇々怪々な姿。
** 画像総て借物 **


《 遠目で確認できなかった花!?!〝4月花Ⅰ〟》
コチャルメルソウ(小哨吶草);在来種(日本固有種) 
日本産チャルメルソウ属では最も広域に分布する種。
同属中でチャルメルソウは、関東地方にのみ自生している由。
山地の渓流沿いの岩上や林内などの湿ったところに生える。
茎高20-30cm。長く横にはう根茎がある。
葉は、長い柄があって多数が根生し、光沢のある広卵形~卵円形。
5浅~中裂し基部は深い心形で縁に鋭い不規則な鋸歯がある。
葉の両面とも短毛が密生し、托葉は紫色を帯び、縁に短腺毛がある。
花茎は短腺毛が密生し、上方に魚の骨に似た花弁をもつ。
柄の先に花を付ける。花は直径8mm程。
5個の萼片の間から櫛状に7-9裂した5個の花弁が後方に反り返る。
花弁は赤褐色~単黄緑色で長さ4mm、外側にやや密に腺点がある。
萼筒は浅い倒円錐形で、腺状突起を密生する。
萼裂片は長さ約1mmの広3角状卵形で鋭頭、花時に開出する。
雄蕊は5個で花弁の基部と離れた花盤上につき、
花糸は葯とほぼ同長、裂開直前の葯は淡黄色。
花柱は2個で極めて短い。
口吻の短いキノコバエ類によってのみ、特異的に送粉される。
花期は4~6月と云われるが、3月には咲いていると聞いている。

僕の誕生日頃に咲く花。佇まいが特異で好きな花のひとつ。
遠目・・・車中から見かけて、想像した花。
〉 八王子市から上野原市に入った山道の途中〈

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《 雅羅・/・ 襍囈〝新年度〟❖ ’24-92❖ 》

《  今日は、何の日!!“万愚... 《  今日は、何の日!!“万愚節”  》

今年は、天候不順で学校の入学式は、桜吹雪で歓迎されそうだ。
“ピッカピカの1年生”なんて表現があったか。
新学年・学年度始めの日で、4月1日から翌年の3月31日を「年度」と呼ぶ。
1886(明治19)年10月に、高等師範学校が学年暦を4月1日からと定めた。
1888(明治21)年から全国一斉にこれにならうようになった、と資料にある。
それなのに 4月1日生まれの人は、前年度の3月生まれの人と一緒に入学する。
これは、学校教育法で保護者は、子女の満六歳に達した日の翌日以後における
最初の学年の初から(中略)就学させる義務を負う、と規定されている。
「年齢計算ニ関スル法律」では年齢ハ出生ノ日ヨリ之ヲ起算スとし、
「民法」第143条では年を単位として期間を定めた場合には、
起算日の応当日の前日に期間が満了することとしている。
即ち、4月1日生まれの人は6年後の3月31日をもって五歳の期間が満了する。
それ故、その翌日の4月1日に始まる学年から小学校に入学する!?!
新会計年度というのもある。4月1日から翌年の3月31日を「年度」と括る。
明治維新の後、政府の財政が厳しく暦年と合わせることができなかった。
そして「年度」が作られた経緯がある。
1886(明治19)年に、現在の4月から翌年3月までとなった。
会計年度の始期が4月1日となったのには、根拠があったようだ。
秋の収獲後の徴税の都合の為とか、色々あるって思う所だ。
扨さて、エイプリルフール・・万... 扨さて、エイプリルフール・・万愚節とは!!
罪のない嘘をついて良いとされる日とは、何なんだろうか??
日本では「四月馬鹿」とも呼ばれているのだが・・・。
 古く西欧では3月25日を新年とし、4月1日まで春の祭りを開催していた。
が、1564年にフランスのシャルル9世が1月1日を新年とする暦を採用した。
これに反発した人々が4月1日を「嘘の新年」として位置づけ、
馬鹿騒ぎをするようになったのがエイプリルフールの始まりとされている。
又、インドでは悟りの修行は春分の日から3月末まで行われていた。
だが、すぐに迷いが生じることから、4月1日を「揶揄節」と呼んだ由。
更には、万愚節(ばんぐせつ・・英語表記ではAll fool's day)
四月馬鹿の日 April fool's dayともいい,
11月1日の万聖節に対比して名づけられたもの。
4月1日に限り悪意のない嘘で他人をかついでもかまわないとする風習が
ヨーロッパにあり,日本にも大正時代に伝わって,市民生活のなかに定着した。
その起源については諸説があり,
(1) キリストが生前にユダヤ人に愚弄された故事を忘れないための行事とする説,
(2) 16世紀なかばのフランスで1年の始りをそれまでの春分の祭りから1月1日に改めた際,
これを喜ばない人々が昔ながらの正月の祭りを4月1日に催したのが起源とする説,
(3) インドの揶揄節に起源を求める説などもある。
インドでは春分に菩薩の行が行われるが,この苦行を終えたのちの信徒たちが,
またもとの風俗に帰らないよう揶揄節によって戒めるもので,4月1日がその日にあたる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典。

いままで気にもせず、単に四月馬鹿、と云っていたが少し勉強出来た。

「令和陸年(皇紀2684年)4月1日、記」
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《 雅羅・/・襍囈〝谷間の花〟❖ ’24-91❖ 》

静かな佇まいのヒカゲツツジ(日... 静かな佇まいのヒカゲツツジ(日陰躑躅)
近寄って見ると楚々としている。 近寄って見ると楚々としている。
葉も独特の風合いがある。 (上... 葉も独特の風合いがある。
(上の3画像は借物)

ヒカゲツツジ(日陰躑躅) ツツジ科(Ericaceae)
学名: Rhododendron keiskei Miq.
別名:サワテラシ(沢照らし)。

《 しばらく見ていない樹花〝3月花XXIV〟》
ヒカゲツツジ(日陰躑躅);在来種(日本固有種)
和名は日陰に生えることに由来するが、日陰に限らない。
別名の様に河岸の岩場でも生える常緑広葉低木。
山梨県上原市の坪山(1102m)は日陰躑躅と岩団扇の自生地。
我が青年の頃は、それこそ静かな低山登山の場であった。
最近は、登山道等が整備され訪れる人が増えたと聞いている。
艶やかな躑躅は多いが、地味だが薄黄色の躑躅に魅了される。
樹高は、120cm位。幹は灰褐色~灰白色。葉は、緑色で長楕円形。
枝先に集まり先が尖り薄い革質で鋸歯無い。先端に腺状突起がある。
葉の両面に鱗状毛があり防寒の役目をしてるか。落葉せずに常緑。
4月頃に薄黄色の石楠花に似た花を2~3輪咲かせる。
花径は3~4cm、漏斗状で先端が5深裂し外面には鱗状毛がある。
雌蕊は1本,雄蕊は10本、花糸は長く白色の軟毛がある。葯は橙色。
花柄は、長さ1.5㎜。黄色の躑躅は少なく貴重な存在だ。
神奈川県レッドリスト2020「絶滅危惧IB類」

僕の誕生日頃に咲く樹花。佇まいが好きな花である。

「令和陸年(皇紀2684年)3月31日、記」
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