“平成の香り!!”《森羅・/・万象19-37》

花菜ガーデンエントランス
大島山桜か??
サトザクラ(里桜・紫桜) バラ科(Rosaceae)
学名:Cerasus lannesiana 'purpurea'
別名: 楊貴妃
若木・・・それ故可愛い!!
チューリップを中心にお花畑 !!
マグノリア ’エリザベス‘ モクレン科(Magnoliaceae)
オウゴンカシワ ブナ科(Fagaceae)
学名:Quercus aliena 'Lutea'
オウゴンカシワ・拡大画 
出猩々(デショウジョウ・イロハモミジ園芸種)
学名:Acer palmatum 'Deshoujo'
オオモミジ‘待宵’(園芸種)
学名:Acer amoenum’Matsuyoi'
ハナモモ(花桃・源平) バラ科(Rosaceae)
学名:Prunus persica ‘genpei’ 
「おかめ桜」
淡い紅色の一重咲き。花が下を向いているのが特徴。すっきりとしてるが、実に瀟洒。
4年前、2015年3月22日に伊東市池で出逢った“おかめ桜”の咲き始め。

《時節・_・襍感⇔“新しい植物公園・景観^^)!?!”》
神奈川県西部より平塚市の田園に2010(平成22)年3月、興味深い植物公園が創設された。
“花と緑のふれあいセンター・花菜ガーデン”は、園芸や農業を楽しみながら学べる施設。
約9.2ha.園内に桃・桜・薔薇、クレマチス、紅葉等、約三千品種が植栽されてる「フラワーゾーン」と、
田植えや野菜の植え付け・収穫などの体験の場となる「アグリゾーン」、
農業や食の大切さを学べる体験ルーム、展示室、図書室を備えた「めぐみの研究棟」、
花(園芸)や野菜(農)に関する様々な情報を、体験などを通じて提供されている。
県の指定する指定管理者によって維持管理・運営が行われてる創造的植物公園。
20年後には、自然植生を加味した野趣ある植物公園になる事を期待する。
花菜ガーデンの園内構成・花の見せ方は、エレガントだ。自然発生植物にも期待したい。
桜前線が東北北部まで北上しているが、今年の我が花見は、花菜ガーデンで〆。
平成~令和に変わる瞬間も後数日。日本の園芸種植物の育成は、誇れるものがある。
そして西欧と日本の繋がり、昭和~平成時代、桜に関して感慨ある1種類がある。
*     *     *     *    *
「おかめ桜」Cerasus ‘Okame’寒緋桜と豆桜を交配して1947年に作出した品種。
これを作出したは、英国人桜守の コリングウッド・イングラム(1880~1981)。
大英帝国の末期に活躍した園芸家で明治・大正時代に日本を3度訪れている。
イングラムが日本で収集した珍しい桜は、自宅に植樹され120品種を数えた由。
今、英国で多様な桜が見られるは、イングラムの尽力。知られざる英国人「桜守」である。
イングラムは、今日でも英国園芸界では「チェリー・イングラム」として知られる。
かつて、日本に向けてイングラムは、伝統の桜の減少を心配し憂い、思いを発信していた。
幕末に開発された新品種の「染井吉野」が国中に勢い良く広まっていた事を危惧している。
成長が早く経済的で見栄えある染井吉野は、新生日本のシンボルとされたようである。
伝統的桜が、少なくなり日本の桜の風情・景観が大きく様変わりしていった。
染井吉野はクローンであるため、どの樹も同じDNA(デオキシリボ核酸)をもつ。
大量植樹の結果、「花がいっせいに咲いて、いっせいに散る」光景が誕生した。
これがやがて軍国主義に利用され桜の散り際に焦点を当てる風潮が生まれていく。
戦禍によって伝統的桜は滅びたが、希少な桜が、イングラム邸で生き延びていた。
戦後、イングラムは、桜研究の集大成である著書「観賞用の桜」を出版している。
日本は、戦後の復興と共に染井吉野が又、大量植樹され全国に植樹され桜の約8割を占めるに至った。
イングラムは1981年5月、遅咲きの桜の花弁が舞う中、
ザ・グレンジで100年6カ月の人生を終えた。大往生であった。
英国ではイングラム亡き後も、彼の残した桜の伝統が生き続けている。
今日、桜は英国中の住宅街に普及し著名な庭園には、多彩な桜が植樹されている。
桜は、王室のウィンザー城の庭園や故エリザベス皇太后の住居の庭にも植樹された。
さらに、桜の保存と育成を担う次世代の英国人たちが現れ、強固なネットワークを作ってもいる。
戦後の英国で桜が人気を集めた一方で、大戦中に起きた出来事がイングラム家に影を落としていた。
イングラムの義理の娘、ダフニーが従軍看護師として香港で勤務していた1940年、
旧日本軍の捕虜となり、3年8カ月間を捕虜収容所で過ごし、過酷な体験をした。
ダフニーと夫のアレスター(イングラムの3男)一家は戦後、イングラム夫妻の近くに住み、
夫妻と緊密な関係を築いたが、日本の桜を愛する父親と嫁の間には感情のずれがあった。
ダフニーのみならず、大勢の旧捕虜達が戦後も日本と日本人への憎しみを持っていた。
捕虜問題が日英間で大きな政治問題となった1990年代に、
北海道の桜守、浅利政俊氏の創った「松前桜」が和解に向けてひと役を買うことになった。
浅利氏は北海道で長年、捕虜の和解問題に取り組み市民運動を続けてきた経験があり、
日本の過去への償いの意を込めて1993年、ウィンザー城の庭園に58種類の松前桜を贈った。
「日本軍の行為の犠牲になった方々とその家族に哀悼の意を表したい。
新たな日英間の友好関係構築の為にこの桜を大切に育ててほしい」との手紙を添えて。
これらの桜は、立派に成長して現在もウィンザー城庭園の一角に保存されている一方、
増殖されて今や英国中に植樹され広まっている。
更に運命の巡り合わせで、子孫の苗木40本が2000年、旧イングラム邸に植樹された。
浅利氏の真摯な思いが松前桜をダフニーのつらい体験が刻まれたザ・グレンジへと向かわせたかのようだ。
「償いの桜」は、みごとに成長続けている由。イングラム家に明るく魅せているのでは。
*     *     *     *    *
平成時代の新しい公園様式として見せてくれてる「花菜ガーデン」で桜を愛でていて思った事だ。
譲位される今上天皇が、平成22年6月に伊豆高原の池で植樹された「おかめ桜」。
全くの個人の感慨だが、今上天皇に置かれては、おかめ桜への思いがお有りなのでは、と。
Say good-bye ==vale Dicere "HEISEI" !!

「2019/04/13平塚市花菜ガーデン」
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“昭和の香り!!”《森羅・/・万象19-36》

母屋の復元。
風情ある桜の木。
裏庭庭園の一部。
横浜緋桜の花弁。
シロバナタンポポ。
チュリップの原種(Tulipa clusiana cv. Lady Jane)レディージェン(白色)。
クリサンタ(Tulipa clusiana cv. chrysantha )(黄色)。
やぶ椿の花びら。
母屋から庭に向かう路。

《時節・_・襍感⇔“伝承したい形・景観^^)!?!”》
子供の頃、両親と自然環境、野山に植物観察(採集も)に出掛ける事、度々であった。
昭和30年台の鎌倉は、市面積の70%近くは緑地。三浦半島も緑濃かった。
大学に進学した頃(前の東京オリンピック後頃)は、鎌倉から里山伝いで横浜迄いけた。
今では到底考えられないことだ。土地開発、道路整備で環境は一変した。
それでも高低差等で昔を思い出せる。今は、自転車の練習に向く所もありポタリングしてる。
譲位式典迄あとすこし。4月に入り世で言う花見處をさけて足が向かった先!!
昔とはかなり様変わりした国道1号線、横浜戸塚区東俣野近くに大富豪邸敷地が残っている。
昭和を代表する実業家、旧財閥、住友吉左エ門友成の別邸と称されたところ。
「和洋折衷建築」と大庭園が大きな特長だった。
梁(はり)や柱、筋交いを外に見せてモルタルや瓦で埋めるハーフティンバースタイルを基調とし、
昭和前期のモダニズムを伝える洗練された建物。郊外邸宅、歴史的価値で重要文化財に指定された。
ところが、老朽化した箇所の復元工事中、2009年、母屋約659㎡を全焼(放火と見られる?)。
この年は、不審な火事が他にもあった。すぐ近くの旧モーガン邸や旧吉田茂も全焼している。

俣野別邸、約4haの外苑部分を有し『俣野別邸公園』として2013年3月27日に公開された。
花見に訪れたのだが、未だ余り知られていないのか、優雅な花見気分を味わえた。
お屋敷内での花見!?!気分にたっぷりと浸れた。
邸宅当時の面影もあった。馬小屋もあった由。乗馬用の道を忍ばせる雰囲気にあふれている。
庭園内には、陽光桜、八重紅しだれ桜、横浜緋桜など10種類の桜が植えられている由。
身近にある此処、昭和を忍べる貴重な場所だ。生あるかぎり、年に幾度か訪ねたい。
「2019/04/07横浜市・俣野別邸」
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“春の野草花(1)!!”《森羅・/・万象19-35》

ワダソウ(和田草)    ナデシコ科(Caryophyllaceae)
学名:Pseudostellaria heterophylla(Miq.)Pax
別名:ヒメワダソウ
小さくもしっかりと自己主張している。

《時節・_・襍感⇔“里山も春爛漫に(1)!!”》
春先、野の草原にカタクリを眺めた。そんな場所に今、可憐な白き花が咲き始めた。
ワダソウ(和田草);
茎は、直立して枝を分けず、上部の葉は大きく卵形で4枚輪生状に付く。
下部の葉は、小さく長楕円形。茎高は、15cm前後。落葉樹林の下、草原に見られる。
花は、上向き、白色で1-5個頂生しやや長い花柄があり、花弁の先がややへこむ。
葯は、赤褐色。我が国の固有種で中部地方以北と九州北部に偏在している。
ワダソウの名前は、長野県の和田峠で見つかった事に由来する。
神奈川県内では、最も危険度の高い絶滅危惧種であり自生地は少ない。
そんな中、泉の森では茎が増えているのは嬉しい事だ。
「泉の森2019/04/10」






#植物

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“早春の樹花(5)!!”《森羅・/・万象19-34》

ハナズオウ(花蘇芳) マメ科(Fabaceae)
学名: Cercis chinensis Bunge
近寄って見ると、何かを囁いて、いや、高らかに謳っているやに映った。

《時節・_・襍感⇔“里山も春めいて(6)!!”》
ハナズオウ(花蘇芳) ;
蘇芳色と称されるくすんだ赤紫色、花名の由来であるが、奥ゆかしく綺麗な色だ。
中国原産で江戸時代に渡来したとされている。桜の開花時期に咲くので見過ごしがち。
樹皮や枝は灰白色。葉身は幼時、緑色、葉柄だけがわずかに紫色を帯びている。
葉は、心形で縁先は尖るが、葉が出る前に紅色の小花が枝を飾るように咲き溢れる。
紫赤色~ピンク色~白色と色々で長さ1㎝位の蝶形花に房状の花。花柄は、紫赤色。
シロバナハナズオウ( form. leucantha)と呼ばれている白花品種もある。
樹高は2~4mの低木で葉脈が目立ち表面は艶があり春を感じさせる風貌である。
「泉の森2019/04/1」




#植物

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“早春の野草花(6)!!”《森羅・/・万象19-33》

コスミレ(小菫) スミレ科(Violaceae)
学名:Viola japonica Langsd. ex Ging.
プロフィールも可愛い!!
オランダミミナグサ(阿蘭陀耳菜草) ナデシコ科(Caryophyllaceae)
学名:Cerastium glomeratum
サギゴケ(鷺苔)  ハエドクソウ科(Phrymaceae)
学名:Mazus miquelii form. albiflorus
別名: シロバナサギゴケ(白花鷺苔)
ハナニラ(花韮)   ヒガンバナ科 (Amaryllidaceae)
学名: Ipheion uniflorum Raf.
Tristagma uniflorum (Lindl.) Traub
別名: セイヨウアマナ、スプリングスターフラワー、ピンクスター

《時節・_・襍感⇔“庭々・・草花(2)野放図な自庭も春めいて!!”》
なんとなく、、、春の香りを感受。猫の額!?!の庭にも花が。。。!
だが、野放図に、手入れをしていない地表には新しい茎が・・・識別不能だが??
コスミレ(小菫)・・⇒多分??;
スミレの小形だが、同様の名前にヒメスミレがあるがこちらはおおきくなるのもある。
花期の葉は長さ5㎝前後で長三角形~長卵形。鋸歯がスミレより明瞭である。
葉先は尖らず基部が浅い心形、普通は無毛だが葉の裏が紫色を帯びることもある。
花弁は幅が狭く、長さ1~1.5㎝、淡紫色だが稀に紅紫色で紫色のすじが見える。
花や全体の毛の有無など変化が多くて判別が困難な種,悩ましき野草だ。
オランダミミナグサ(阿蘭陀耳菜草) ;
日本固有種にミミナグサが有るが、こちらはヨーロッパ原産の帰化植物。
強力な繁殖力で道端や空地で見かける。ハコベ(繁縷)と一緒に咲いている事が多い。
茎に小さい葉っぱが向かい合う。その形が鼠の耳に似ていることで名付いた由。
冬に咲くこともあるが、春から初夏にかけて白く極めて小さい花が咲く。
花弁の先端は2ツに分かれているのが見える。開花するのは、昼過ぎだけか??
花柄が短いので花が群れて咲くようにも見える。萼片は、緑色で茎にも毛が多い。
草丈は、60cmになるものもある。また、園芸種「セラスチウム」が栽培されている。
サギゴケ(鷺苔);
サギゴケは冬は枯れてしまうように思われるが、ロゼット状の葉のまま冬を越す。
ムラサキサギゴケの白花だが、シロバナサギゴケとは呼ばないのは何故か??
ムラサキサギゴケは何処でも見られるが、白花は珍しいとか。だが我のは白色のみ。
ハナニラ(花韮);
ニラのような匂いがありハナニラと呼ばれるが、星型の薄い水色の花をける。
別名セイヨウアマナと呼ばれるようにアマナに似るが、花びらの長さがかなり違う。
鑑賞用に栽培され色々な種類が存在している。詳細は、必用あるまい。
「自宅2019/03/27」
#植物

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“早春の野草花(5)!!”《森羅・/・万象19-32》

ヤマヤグルマギク(山矢車菊)   キク科(Asteraceae/Compositae)
学名:Centaurea montana Centaurea cyanus L. / Cyanus segetum Hill
別名: ヤグルマソウ、セントレア

《時節・_・襍感⇔“里山も春めいて(5)!!”》
ヤマヤグルマギク(山矢車菊);
和名の由来は、鯉のぼりにつける矢車に花の姿が似ることから。
ツタンカーメンの棺の中には、3千年以上も前のヤグルマギクが添えられていた由。
ヤグルマソウとも呼ばれるが、ユキノシタ科のヤグルマソウと混同しないよう注意が必要。
ヤグルマギクは世界中で栽培され、アメリカやニュージーランドなどにも帰化している。
日本には明治時代に入り渡来している。が、現在では道端や空き地などに逸出している。
茎や葉に白色の綿毛が生え、葉は長さ3~10㎝の線状披針形、下部では羽状に深裂する。
頭花は直径約5㎝位。小花は、30個ほど付き舌状花はなく、すべて筒状花。
外周に並ぶ花冠の大きな周辺花は不稔、長さ20㎜位。中心花は花冠が小さい。
原種の花色は濃青色で、ピンク、白、赤も栽培され、色々な花色の逸出が見られる。
総苞は長さ12~16㎜の鐘形。総苞片は多列、覆瓦状に並び縁が乾膜質、鋸歯がある。
ヨーロッパアルプス等では、普通に見られる花だが、日本では余り見かけない。
夏に登山基地!?!あたりでよく見かけた。総苞には黒い縁取りがあり可愛い花。
山散策の思い出の花。
矢車菊は、春に見られる花で、北原白秋『桐の花』(1913)の詩が美しい。
「 にほやかに君がよき夜ぞふりそそぐ白き露台の矢ぐるまの花 」
1990年8月05日誌、スイス・ベルン州グリンデルヴァルトで見たと記録にあった。
「泉の森2019/03/25」
#ブログ #植物

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“早春の樹花(4)!!”《森羅・/・万象19-31》

スモモ(酢桃、李) バラ科 (Rosaceae)
学名:Prunus salicina

《時節・_・襍感⇔“里山も春めいて(4)!!”》
スモモ(酢桃、李) ;
スモモは、桜同様“バラ科”、樹高7~8mになる耐寒性落葉小高木。
葉は長さ5~15㎝、幅3~5㎝の卵形。早春、葉が出る前に枝一杯に白花が咲く。
この後不要な花を間引く作業を行い、果物として7月から8月に収穫する。
ピンクの花のベニスモモもある。最近は、プラム、ソルダムの名前の方が一般的か。
「李」とも書く。「李下に冠を正さず」の李下とはこのスモモの木の下のこと。
すももには、日本すももとヨーロッパすもも(西洋スモモ)があり、
通常すももと言えば日本すももをさし、西洋スモモは、プルーンと呼ばれている。
日本すももは古来から日本にあった果樹。アメリカにて品種改良され再び渡来した。
日本すももを「プラム」、西洋スモモを「プルーン」と呼び区別することもある。
すももはバラ目、バラ科、サクラ亜科に属する植物、あんず、梅、桃、桜などに近い。
プルーンプラムの花は桜の花にそっくり。先走って??小さな花見をしてきた。
「泉の森2019/03/25」




#植物

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“早春の樹花(3)!!”《森羅・/・万象19-30》

ベニコブシ(紅辛夷) モクレン科(Magnoliaceae)
学名:Magnolia praecocissima Koidz.cv. Rosea
(花も瀟洒だが、枝ぶりは、渋く輝いている)

《時節・_・襍感⇔“里山も春めいて(3)!!”》
ベニコブシ(紅辛夷);
シデコブシ の変種で、花びらの裏側に赤の筋が入り、紅白の模様が見られる。
ベニコブシの花は、艶やかなピンク色で花びらの裏側に赤い筋が入るのが特徴 。
長枝と短枝があり ともに枝先につぼみが付く。前年枝はの樹皮は 濃い小豆色。
蕾みを包む芽鱗は、葉の基部に付く 小さな葉的な器官「托葉」に由来し長い毛に覆われている。
花芽は昨年のうちにでき、初めは何枚もの芽鱗があるが、花芽が大きくなるにつれ落ちていく。
花芽の中には 托葉に対応する「葉」があり、ベニコブシは、1枚~3枚の小さな葉が展開。
後から伸びる枝に付く「普通葉」と同じように、秋まで残り 花弁の裏側が 色が濃い。
サーモンピンクの小さい萼は、先が湾曲し雄しべも 白の先端附近が桃色となっている。

朝晩は、気温が下がり寒いが、昼間は春風が漂って来た!!
「泉の森2019/03/23」




#植物

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“早春の野草花(4)!!”《森羅・/・万象19-29》

レンプクソウ(連福草) レンプクソウ科 Adoxaceae
学名:Adoxa moschtellina L.
別名: ゴリンバナ(五輪花)

《時節・_・襍感⇔“里山・地味な草花も春めいて(4)!!”》
レンプクソウ(連福草);

枝が根のように地下を這って伸び、この枝を掘り起こしたら、
フクジュソウ が一緒についてきた、とか、その逆というのが名前の由来。
緑色の花が数個、茎の頂に固まり、上向きの頂花は4数の花びらで、周りは5~6枚。
花が、5個付くことから、ゴリンバナ(五輪花)とも呼ばれ、1属1種の固有種。
他の花を撮っていて、帰宅してから画像を見て気付いた。
「泉の森2019/03/17」


#植物

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“早春の野草花(3)!!”《森羅・/・万象19-28》

セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草) キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Delphinium anthriscifolium
横から見ても複雑な構造だが、面白い姿だ。

《時節・_・襍感⇔“里山・草花も春めいて(3)!!”》
セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草);
植物名の由来は、葉が セリ の葉に、花がツバメの姿に似ていると云われるが!?!
きんぽうげ科デルフィニウム属の1年草「デルフィニウム(Delphinium)」
又は「ヒエンソウ(飛燕草:ラークスパー)」といわれる品種群に似ているものがある。
Delphinium(デルフィニウム)は、ギリシャ語の「delphis(いるか)」に由来する由。
花の蕾に似ている!?!中国が原産で明治期に渡来、道端・雑木林の縁などで見られる。
茎高15~40㎝で茎には長い毛と短い毛が混じり沢山生えている。
葉は、2~3回、羽状に深く裂け各裂片はさらに羽状に深裂してセリの葉を思わせる。
花は淡い紫色で直径は2cm位。長い柄があり2~3個、多くて5個程度の花がつく。
細長い花びらのように見えているものは萼片で萼片は5枚。
その中の1枚、上向きの萼片は、後ろの端が尻尾のように長く突き出た「距(きょ)」になっている。
花弁は4枚、上の2枚は小さくて白っぽく、付け根の方は「距」の中に包まれ、
花の中央上よりの付近で角みたいに突き出している。
下の2枚は、萼片と同じ色で花びらの先はちょっと切れ込みがある。複雑構造だ。
雄蕊は10本程度あり、先の葯の部分は黒っぽい。下から見ると沢山の雄蕊が見られる。
「泉の森2019/03/17」
#植物

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