<食べること、歩くことも仏教の実践>という、宣伝文句に引かれて手にしてみました。
著者は、1961(昭和36)年大阪府生まれ、浄土真宗本願寺派・如来寺の住職さんです。
難しい宗教書というイメージはなく、関西弁で小気味よく書かれていますので、読みやすい内容でした。関西人特有の、自分自身に突っ込みを入れながらの文章ですので、肩を張らずに読めます。
大学教授でもあり、随所に思想家や評論家の引用があり、雑学の収集としても役に立ちました。
仏教(宗教)というものを、漫画『ちびまる子ちゃん』の会話や落語家の故桂枝雀と桂ざこばのやり取り、『がばいばぁちゃん』の登場と、多彩な分析で興味を持たせるなど、学生相手の授業のつかみどころかなと読ませていただきました。
結論がでないのが宗教、改めて認識させてくれる一冊でした。
- If you are a bloguru member, please login.
Login
- If you are not a bloguru member, you may request a free account here:
Request Account
Posted at 2012-06-13 12:14
People Who Wowed This Post
Posted at 2012-06-14 00:05
People Who Wowed This Post