今年の読書(9)『達人の弟子 海を渡る』室積光(中公文庫)
Jan
22
岡山平和国際大学の学生で、サッカーの試合中に「屁コク大」とヤジを飛ばされ乱闘になった<田上晃吉>は謹慎になり、達人の技を取得したい同じ寮生のクロアチアからの留学生<マルコ>とともに、<厚東>教授の紹介で達人のもとに出向きます。
そこには、イルジスタン人の<アバス>が先輩として修業していますが、故国の政治情勢の不安定から同郷人の襲撃を受けてしまいます。ところが、達人の修業を受けている孫娘や<マルコ>たちの活躍で円満に解決、<アバス>の新しい目標が見定められます。
一見取りとめもない『失禁のツボ突き』や『石仏の突き』など、笑いを誘う技も飛び出すドタバタ喜劇ですが、武芸の本当の強さとは何かを伝えながら、人間の生き方を考えさせられる一冊でした。
Posted at 2013-01-22 04:11
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Posted at 2013-01-22 13:23
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Posted at 2013-01-22 15:59
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Posted at 2013-01-23 01:09
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