第一作目の<安積班シリーズ>『残照』の頃の東京湾臨海警察署は、庁舎はプレハブ造の仮のものであり、日本の警察には存在しない「分署」と呼んだ方がふさわしい建物でしたが、この第7作目の『夕暴雨』にして、ようやく新庁舎が完成しています。
新庁舎に引っ越しを済ませた<安積班>に、東京国際展示場、通称東京ビッグサイトのイベント会場に爆弾を仕掛けたというネット情報が報告され、部下達と警備中に、男子トイレで爆発事故が起こり5人の負傷者を出してしまいます。
臨海署が大きくなったことにより、警視庁より同期の<相楽>が第二係長として就任、また特殊車両課には今では昼行燈と呼ばれている<カミソリ後藤>が配属されてと、組織が複雑化する中で<安積>の人間関係も複雑さを呈していきます。
個性ある<安積班>の部下たち4人の性格も良く描かれており、安心して読めるシリーズです。
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Posted at 2013-09-17 15:08
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Posted at 2013-09-18 00:17
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