徳川家康の命を受け表向きは古着を扱う大黒屋として、裏の顔はいざという時に武力を持って隠れ旗本として将軍家に代々使えてきた鷺沢一族の連絡役「影様」が、何やら不審な動きを見せる前作 『百年の呪い』 でした。
将軍家と鳶沢一族の連絡役としての「影様」こと御側衆<本郷康秀>が、将軍家斉の代参として、日光東照宮に出向くことになり、第10代目古着屋総兵衛勝臣は<本郷康秀>の極秘の代参を訝り、部下の<百蔵>・<天松>を伴って一行を追いかけます。
本来「影様」として鳶沢一族と一心同体の「影様」ですが、裏側で鳶沢一族と交易面で敵対する薩摩島津藩と共謀、大黒屋を乗っ取る陰謀が分かり<勝臣>は、一族を守るために、<本郷康秀>の野望を打ち砕きます。
これと並行して、大黒屋の貿易船「大黒丸」、<勝臣>が母国の交趾(ベトナム)から一族で乗船してきた「イマサカ号」の修理も終わり、いよよ外洋の交易に出向こうとするところで第三巻は終わります。
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Posted at 2014-01-12 14:19
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Posted at 2014-01-13 00:26
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