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今年の読書(71)『偽りのウイナーズサークル』本城雅人(徳間文庫)

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今年の読書(71)『偽りのウイ...
本日は東京競馬場において、「第81回日本ダービー(東京優駿)」が開催されました。
2011年に産まれたサラブレッドが目指す最高峰のレースで、7230頭の頂点に<ワンアンドオンリー>が輝きました。

本書はその競馬の競走馬を巡るミステリーで、競馬を知らない読者でも、この一冊を読めば、競馬界の実情や現状がよくわかる構成で、さすがもとスポーツ記者だと感心してしまいました。

物語は、アメリカ最大のレース「ケンタッキーダービー」を目前に控えたときに、本命馬を誘拐しようとする場面に調教師の勉強で渡米していた<内>が通りかかり未遂に終わりますが、彼は足にけがをしてしまい馬に乗れない体になってしまいます。
あわせてレースが終わった夜、日本から騎乗するために来ていた<竜見>は、打ち上げの途中で姿を消し、翌日変死体で発見されます。

日本とアメリカの競馬に対する考え方の違いを的確に書きこみながら、競馬を愛する舞台裏の人間模様とが絡み合う、秀逸の作品でした。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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量産型水野
Commented by 量産型水野
Posted at 2014-06-01 06:47

競馬って一般の知識があまりない人かしたらギャンブルとして思われれがちですが競馬ってスポーツなんですよね、たまにテレビで観ますけどよく考えて走ってるのが分かります

これを読めば競馬が丸わかりってのがいいですね

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ファルコン
Commented by ファルコン
Posted at 2014-06-01 07:13

ミステリーとしても良くできていて、なおかつ競馬の世界がわかりますので、一挙両得で楽しめました。
微妙な騎手の手綱さばきやコーナー取り、ムチの使い方なども勉強になりました。

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