一般的に単に「ムカデ」と呼ばれていると思いますが、多足亜門ムカデ網に属する節足動物の総称で、人家等に出没する嫌われ者は【トビズムカデ】です。「ムカデ」は「百足」と表記されますが、本種は21対もしくは23対の脚を持ちます。
オオムカデ目オオムカデ科に分類され、体調が8~15センチ、まれに20センチ近いモノもおり、日本産ムカデの中では最大級です。
昆虫などのように幼虫や成虫の区別は、基本的にありません。
体色に個体変異が多く、赤い頭に黄色い脚や、朱色の頭と脚を持つものなど多彩です。
通常は朽木や雑木林の落ち葉の中など湿り気のある場所に生息していますが、ゴキブリやバッタなどを捕食する肉食性ですので、しばし民家などに餌を求めて出没します。頭部には毒腺を持つ<顎肢>があり、刺されますとヒスタミン・セロニン等のアミン類で激痛を伴います。
おばあちゃんの知恵袋ではありませんが、植物油に本種を漬け込んだものは、火傷や切り傷、中耳炎の民間療法として利用されています。
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Posted at 2014-07-16 05:41
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Posted at 2014-07-16 05:52
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