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- 今年の読書(123)『南へ舵を:新・古着屋総兵衛4』佐伯泰英(新潮文庫)
シリーズ物は続けて読みたいのですが、気になる本も多く、後手後手になってしまいます。
ひとつは、シリーズ物は廃刊になる率が少なく、いつでも手に入るという安心感があるからかもしれません。
第三巻の 『日光代参』 では、大黒屋の幕府を守るという裏の仕事の指示を出す<影>こと<本郷康秀>を誅殺、その後金沢に向かい、前田家と大砲の売買を済ませ、9代目の一周忌を済ませるべく江戸富沢町に戻ります。
<本郷康秀>の跡継ぎから連絡があり、出向いて見ると<影>は「女」ということで驚く<大黒屋総兵衛>ですが、密談中に島津藩の襲撃を受けますが、<参次郎>等の活躍で無事に切り抜けます。
相変わらず島津藩の不審な動きの中、無事に一周忌を済ませた<総兵衛>は、「大黒丸」と「イマサカ号」の2隻でもって、いよいよ交趾(ベトナム)に向け交易の航海に出発です。
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