今年の読書(138)『柿のへた』梶よう子(集英社文庫)
Nov
18
のほほんとした性格からまわりの者からは<水草>と呼ばれていますが、人並み外れた草花の知識を持ち、押し葉を趣味とする人物です。
この御薬園は西側は芥川家、東側は岡田家が治めていますが、真ん中を通る仕切り道に沿い東側には「小石川療養所」があり、園内で起こる様々な出来事に<草介>は漢方の処方のように植物を通してもめごと解決していきます。
芥川家には若衆髷に袴姿で剣道に励む男勝りの17歳の娘<千歳>がおり、ふがいない<草介>を後押しして問題を解決する、いい脇役を務めています。
9話の短篇が治められており、花好き植物好きの方にぜひ読んでいただきたい、おすすめの一冊です。
Posted at 2014-11-18 14:29
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Posted at 2014-11-18 15:15
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