スルガ警備保障に勤める<八木薔子(しょうこ)>は、「ムゲンドー」女子陸上部の「走る妖精」と言われるマラソンランナーの<日比野真姫(まき)>を、ヘルシンキのマラソン大会で途中棄権したことによるファンの暴動を避けるべく、仲間と共に警護の任務に就きます。
警護に着いた矢先、コーチの<和田>が何者かに刺殺され、また<真姫>は週刊誌で<和田>との不倫問題に悩まされるなか、「天狼66」と名乗る者から「ムゲンドー」本社にも彼女にも銃弾入りの脅迫状が届きます。
重ねるように、別れた恋人の美容師<八神豊>の切断された頭部が<真姫>の元に送られ、やはり「天狼66」からの脅迫だとわかりますが、事件は思わぬ方向に展開していきます。
要人警備という業務の内容やシステムが良くわかり、また、脇役として<真姫>の追っかけオタクの<上条恵介>や、<真姫>の父である元プロレスラーの<パンサー日比野>などが面白みを増す役割で、楽しめた一冊でした。
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Posted at 2015-01-09 19:48
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Posted at 2015-01-09 20:20
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