今年の読書(5)『要人警護』渡辺容子(講談社文庫)
Jan
9
警護に着いた矢先、コーチの<和田>が何者かに刺殺され、また<真姫>は週刊誌で<和田>との不倫問題に悩まされるなか、「天狼66」と名乗る者から「ムゲンドー」本社にも彼女にも銃弾入りの脅迫状が届きます。
重ねるように、別れた恋人の美容師<八神豊>の切断された頭部が<真姫>の元に送られ、やはり「天狼66」からの脅迫だとわかりますが、事件は思わぬ方向に展開していきます。
要人警備という業務の内容やシステムが良くわかり、また、脇役として<真姫>の追っかけオタクの<上条恵介>や、<真姫>の父である元プロレスラーの<パンサー日比野>などが面白みを増す役割で、楽しめた一冊でした。
Posted at 2015-01-09 19:48
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Posted at 2015-01-09 20:20
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