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- 『冷たい銃声』ロバート・B・パーカー(ハヤカワ文庫)
私立探偵<スペンサー>シリーズも、前作の 『背信』 に次いで本書が第32作目です。
<スペンサー>の仕事の相棒として<ホーク>がいますが、なんと今回、タフで不死身と思われた<ホーク>が賭け屋<ギレスビー>を護衛中に背中を撃たれ、一命は取り留めましたが入院してしまいます。
事件の背後には、襲撃の実行犯であるウクライナ人5人組と、マーシュポートの市長でありながら街を牛耳っている<ブーツ>と、旧知のギャング<マーカス>のいざこざがあるようで、<ホーク>は真相を探り復讐計画を実行していきます。
本書は<スペンサー>というよりは<ホーク>を主人公に据えた異色作で、<スペンサー>の恋人<ス-ザン>と<ホーク>の恋人<セシール>の二人の女性の心の葛藤が、よく描かれていました。
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