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- 『MORNING GIRL』鯨統一郎(講談社文庫)
宇宙空間の人類の前線基地としてスペースアイランド「飛翔」がありますが、仮想現実物語の流行作家<スティーブ>は、最近睡眠時間が少なくなり人体コンディショナーの<エドナ>の診察を受けますが、彼だけでなく「飛翔」に住む人間だけでなく地球の人間にも、睡眠時間の減少が広がっていきました。
「飛翔」の最高責任者<バーナード>は、<ダイアン>を責任者として睡眠時間の減少を突き止めるリーダーに選びますが、その後「飛翔内で禁止された性行為が発覚、役目を下ろされますが、<ダイアン>は自ら研究チームを立ち上げて原因を追究していきます。
人はなぜ眠るのか? 夢とは何か? なぜ人類は原子力を開発してきたのか?と言った謎を伏線に、<母なる地球>の隠された真実が明るみに出たときに、人類は新しい一歩を宇宙に踏み出すのでした。
俗に言われるSF小説の範疇ですが、原子力発電所の事故などを背景にした近未来的な要素も垣間見られ、面白く読み切れました。
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