< 本社工場の大看板(画像:大関のフェイスブック) >
「ワンカップ大関」 で知られる酒造メーカーの大関(兵庫県西宮市)ですが、その本社工場に1968年(昭和43年)に建てられた看板が解体されることが、2019年4月19日に発表されています。大関によりますと、2019年5月中には解体作業を終える予定だといいます。
日本を代表する酒どころである灘五郷の今津郷にある大関の本社工場。ここに建てられた大看板は工場に訪れる際の目印だけでなく、今津郷のシンボルとしても知られています。
非常に大きい看板のため、大関のFacebookによりますと海上のヨットマンが目印にして帰還したという逸話も残っているといいます。
近畿地方に大きな被害を出した2018年の台風21号の影響に加え、設置から半世紀が経ち鉄骨の腐食が進んでいます。加えて市の条例にも不適合であったことも要因になり、この大関の看板が解体される事になりました。
一方で新しく、条例にも適合した看板の設置についても検討しているとのこと。場所についても未定であるが、新たに今津郷を見守る顔が誕生する可能性もあります。
50年以上の間、地域に根付き、愛されたランドマークとしての大看板。2つの元号で活躍し、令和最初の月で別れを告げます。
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