日経平均株価(8月28日)終値3万8371円76銭
Aug
27
28日午前の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前引けは前日比89円10銭(0.23%)安の3万8199円52銭でした。
外国為替市場での円高基調を意識した海外短期筋の株価指数先物への売りが、日経平均株価を下押ししています。半面、前日の米株式相場の上昇は一定の支えとなり、日経平均は寄り付き後に上昇する場面もありました。
朝方に円相場は「1ドル=143円台後半」で推移していました。円高警戒の売りが先行しましたが、その後に円相場が「1ドル=144円台前半」まで上げ幅を縮小すると、円相場の動きに歩調を合わせる形で、先物や輸出関連株への売り圧力が和らいでいます。自社株の追加取得の期待が追い風となったトヨタは大幅高となりました。
日本時間29日早朝には米半導体大手エヌビディアの2024年5〜7月期決算の発表を控えています。ここ1年以上は「エヌビディア」株の動きが半導体関連を中心に日本株に大きく影響してきたとあって、発表後の相場の変動が警戒され、いったん持ち高調整の売りが出やすくなっているようでした。
終値は、83円14銭(0.22%)高の3万8371円76銭で取引を終えています。