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「ポインセチア」 と並び、12月といえば月の誕生花である<シクラメン>です。
小椋佳が、『シクラメンのかほり』を作詞・作曲したのは1975年でした。
歌詞に唄われている <うす紫色>の<シクラメン>は、その当時にはない花の色でしたが、サントリーフラワーズが 「セレナーディア」 の品種名で2011年11月から販売されています。
サクラソウ科シクラメン属の多年草で、原産地はトルコ~イスラエルの地中海沿岸です。
和名としては、球根の形を見て「ブタノマンジュウ(豚の饅頭)」、花姿から「カガリビバナ(篝火花)」の二つが使われています。
原種である<シクラメン・ベルシカム>をドイツを中心に品種改良され、白色・桃色・紅色・黄色・斑入り等と多彩な色合いがあり、日本には明治時代に導入されました。
もともと入院患者に鉢植えのお花は、<根付く=寝付く>と言うことでお見舞いには使われませんが、特に<シクラメン>は「死」と「苦」の語呂合わせから縁起の悪い花とされています。
花期は秋から春先ですので、寒い時期の多彩な花は貴重な存在です。
クリスマスの時期ですので、珍しくはありませんが<ポインセチア>を取り上げました。
トウダイグサ科ユーフォルビア属の植物で、草本に見えますが常緑性低木です。
原産地はメキシコ山地で、日本には1886年頃にもたらされ、中国の伝説上の紅い顔の動物<猩々>にたとえ、和名では「ショウジョウボク(猩々木)」です。
葉は薄く楕円形、色づいているのは<苞葉>と呼ばれ、花はその中心にあり花弁はなく、<花状花序>で小さく固まっています。
メキシコ原産種の「ユーフォルビア・プルケリマ」を改良して多くの園芸品種が生み出され、赤色以外にも、乳白色・桃色・斑入り等多くの品種が出回っています。
クリスマスの時期に色付きを良くするために、9月下旬より少なくとも40日間、毎日17時から翌朝8時ごろまで光を遮断して<短日処理>をしなければいけませんので、色良くさせるために栽培する方も根気がいる<ポインセチア>です。
JR三の宮駅から神戸市役所に至る幹線道路は、「フラワーロード」と呼ばれていて、大きな花壇が続いています。
その中で、<ドラセナ>の品種【コリディリネ・インデイビサ・レッドスター】の鉢植えが置かれていました。
リュウゼツラン科ドラセナ属の植物ですが、寒さに強いのでこの時期に飾られているのは納得が出来ます。
細長い赤銅色の葉を持ち、樹形がまとまっていますので、成長が楽しみな観葉植物です。
色合いから、別名「パープルタワー」や「アカドラセナ」と呼ばれています。
あまり見かけない花ですが、ハエモドルム科アニゴザントス属の【アニゴザントス】がありました。
オーストラリア南西部を原産地として、約10種の原種が分布しています。
写真の花はまだ先端が開いてはいませんが、6つに裂けて開きます。
先端の開いた筒状の花は表面に細かい毛が生え、その姿をカンガルーの脚に見立てて別名「カンガルー・ポー」と呼ばれています。
学名上の【アニゴザントス】はギリシャ語で、「開いた花」を意味しています。
花色も多彩で、赤色・桃色・黄色・緑色・橙色等があり、緑色と赤色のバイカラーの品種もあります。
紅色と緑色の品種<アニゴザントス・マングレイシー>は、西オーストラリア州の州花です。
草丈としては10センチばかりでしょうか、【チゴササ(稚児笹)】がグランドカバーとしてきれいな景色を見せてくれていました。
イネ科イダケ属の多年草で縦じま模様が美しいところから、別名「シマザサ(縞笹)」と呼ばれれています。
葉が細長く、淡い緑色と淡い黄白色のコントラストが鮮やかな模様を引き立てています。
同名でチゴザサ属にも「チゴ笹」というのがあり、しかも同じイネ科ですのでまぎわらしい名称です。
葉の縁に均等的に鋸歯がある「ヒイラギ」と違い、上下左右の面白い位置に棘がある【ヒイラギモチ(柊黐)】です。
モチノキ科モチノキ属の常緑低木で、原産地は中国です。
原産地に因み、別名「チャイニーズ・ホーリー」や「シナヒイラギ(支那柊)」と呼ばれています。
赤色の実と緑の葉の組み合わせはクリスマスの飾りでお馴染で、「クリスマス・ホーリー」とも呼ばれているようですが、正確には本種ではなく 「セイヨウヒイラギ」 が「クリスマス・ホーリー」です。
「ヒイラギ」 などのモクセイ科の仲間は、秋に開花しますが、本種は春先に開花して、寒い冬場に赤色の核果を実らせます。
この時期、葉にギザギザの鋸歯がある【ヒイラギ(柊)】を見ますと、なんとなくクリスマスが近付いてきたことを意識してしまいます。
モクセイ科モクセイ属の常緑小高木として、花期は11~12月です。
葉脇に花径5ミリ程度の白色の小花を咲かせ、花冠は4深裂しています。
【ヒイラギ】は雌雄異株で、写真は<雄株>で2本の雄しべが発達した形を持ち、<雌株>は花柱が大きく発達した形をしています。
果実は長さ12~15ミリ程度の核果で、翌年6~7月頃に暗紫色に熟します。
雌雄異株ですので、なかなか熟した実を見る機会に恵まれません。
路傍などで良く見かける【ヒメジョオン(姫女菀)】で、北アメリカが原産地の帰化植物です。
日本には1865年頃に観葉植物として持ち込まれましたが、明治時代には野草化して全国に広まりました。
キク科ムカシヨモギ属の一年草で、同属には良く似た花姿の「ハルジオン」がありますが、こちらは花径が大きく、蕾が下向きで、また茎を折りますと中が空洞ですので同定は容易です。
多くの花弁(舌状花)は白色をしています。空気の清浄な所で咲くと、薄紫色になると聞いています。
花径2センチほどのかわいらしい花姿をしていますが、種子を多く残し寿命も30年を超えて発芽しますので駆除が難しく、 「オオアレチノギク」 と同様に<日本の侵略的外来種ワースト100>に選定されています。
掌状に葉を付ける【リビストニア・ロツンディフォリア】ですが、ヤシ科リビストニア(ビロウ)属の植物で、非耐寒性常緑高木です。
原産地はインドネシア・マレーシア等の熱帯地域で、原産地に因んで「ジャワビロウ」と呼ばれ、また若い葉は掌状に丸い葉の形状をしていますから、「マルバビロウ」と呼ばれています。
「ビロウ」は、高くても15メートルどまりですが、この本種は30メートルの高さにまで成長しますので、和名では「セイタカビロウ」です。
若葉は食べ物の包み紙として、古い葉は屋根の葺き材として、また幹は建築材料や工芸品として、生活に密着した利用価値が高い植物です。
【ペペロミア】はコショウ科ペペロミア属の、非耐寒性常緑多年草で、熱帯アメリカを中心として約1000種を数え、ロゼットタイプ・匍匐タイプ・直立タイプと植物として多彩な形をしています。
その中の十数種と、それらの園芸品種が観葉植物として普及しており、日本には明治時代中頃に入ってきています。
日本には「サダソウ(佐田草)」や「シマゴショウ(島胡椒):日本固有種」の2種が、自生しています。
【ペペロミア】はギリシャ語の「ペペリ=胡椒」と「ホモイオス=似た」の2語からなり、「胡椒に似た」と言う意味で、葉の形がよく似ています。
多くの品種がありますが、写真の品種の和名は「フチベニバペペロミア」で、見た目そのもので覚えやすい名称です。
西インド諸島~ベネズエラが原産地、葉はやや細長く卵型から楕円形をしており、葉は緑色で縁に紅色が入ります。
この「フチベニバペペロミア」は、緑色の地に薄黄色の斑が入る、トリカラーで美しい<ジュリー>という園芸品種です。
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