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ベンケイソウ科センペルビブム属の多肉植物は、アルプスなど寒い地域の原産として耐寒性があり雪の下でも越冬出来ますので、冬場でも十分に屋外で育成が可能です。
属名の由来は、ラテン語の常に「Semper」と生きている「Vivusu」からきています。
センベルビブム属の原種は40種ほどですが、突然変異からその歴史は始まり、古くから新しい園芸品種の改良がおこなわれ、現在も多くの品種が育成され3000種とも4000種とも言われています。
そのため多くの個体は園芸品種となり、学名がないという問題が起き、通常は特徴を表すラテン語にて学名を付けるのが一般的なのですが、園芸名として近代語で命名されているのが現状です。
園芸店などでは品種が多すぎて同定できず、品種名を書かずに「ベンケイソウ科」もしくは「センベルビブム属」だけしか表示せざるを得ないようです。
写真の品種は、葉の先端から糸状の形質を出していますので【ボリシー】という品種だと同定しているのですが、どうでしょうか。
なんやかやと早や年明けて十日が経ちました。
新年の挨拶も一通り終わり、乾杯の機会も少なくなりましたが、フランス語で「乾杯!」とグラスの縁をを当てた音からの【チンチン】と命名された、赤朱色の<バラ>が咲いていました。
フランスの「メイアン社」のF・G・パオリーノが、1978年に作出したフロリバンダ(F)系統の色鮮やかな丸弁を持つ平咲き種です。
この「メイアン社」は家族経営の園芸会社ですが、<バラ>の世界では「ピース(マダム・アントワーヌ・メイアン)」という、第二次世界大戦後にとても人気の出た品種を作出しています。
寒い時期として、色鮮やかな花姿は少ないのですが四季咲きのバラとして楽しめるは、ありがたいことです。
下向きの蕾のような形が特徴的な【ウナズキヒメフヨウ(頷き姫芙蓉)】です。
アオイ科ヒメフヨウ属の常緑低木で、メキシコ~ペルーの熱帯アメリカに分布しています。
外に突き出した雄しべを持ち、花びらに隠れて見えませんが、雌しべは雄しべのすぐ下側にあります。
同じ花姿の「ヒメフヨウ」は、上向きに花を咲かせますが、蕾のときには上向きですが、段々と下向きになることから【ウナズキヒメフヨウ】との和名が付けられ、これ以上花びらは開花しません。
別名として「タイリンヒメフフヨウ」や「シガレット・ハイビスカス」、英名では「スリーピング・ハイビスカス」です。
花色は一般的に赤色ですが、桃色や白色もあり、花後は1~2センチの真っ赤な実が熟します。
なんとも花弁のきれいな「バラ」と、遭遇いたしました。
品種名は【Fabulousu!】といい、「!」マークまでついてが正式名称です。
フロリバンダ(F)系統で、<Iceberg>と<Sexy Rexy>の交配種として、2000年にアメリカの<ジャクソン&パーキンス社>が作出した「バラ」です。
花弁の色は、クリームホワイトから開花するにつれてピュアホワイトに変わります。
花の大きさは10センチほどで、花弁数は40枚と多く、花型は丸弁の平咲きです。
花姿は、正に名称の【Fabulousu!】=「素晴らしい!」の言葉そのものです。
アブラナ科アブラナ属の「ハボタン」ですが、キャベツの仲間である「非結球性ケール」を観賞用に改良したものです。
色々な「葉」の種類があるのは、 「切れ葉ハボタン」 のときに述べていますが、お正月飾りとして「松」 と「竹」の間に、姿の良い【踊りハボタン】が飾られていました。
本来は多年草ですが、価格も高くないことで花壇や門松などに使用された後は、かわいそうに廃棄処分の憂き目にあうことが多いようです。
鉢植えや花壇植えのまま置いておきますと、アブラナ科ですので春先に 「黄色い花」 を咲かせます。
花を咲かせた後、種が大きくならないうちに種の下でピンチ(切断)すると、横から芽が出てきてまた花を咲かせます。
何回か繰り返しているうちに一本の茎から数本の「ハボタン」が枝分れしたような状態になり、これが【踊りハボタン】と呼ばれる姿です。
ひょろ長い茎の先に出来る「ハボタン」の姿も、縁起物として好まれているようです。
JR神戸駅南口を出て、地下街の「デェオ神戸」に降りるエスカレータ横には、いつも何がしかの鉢植えで飾り付けがされています。
お正月ということもあるのでしょうか、紅白の形で【シンビジューム】が飾られていました。
ラン科シンビジューム属の多年生植物で、中国から日本、オーストラリアにかけて60~70種が分布しています。
その中でも、東南アジア・ヒマラヤに分布する花が大きくて美しい種を中心に交配合を行った花たちを、一般的に【シンビジューム】と呼んでいます。
属名のギリシャ語は、花弁の姿が「cymbe(舟)+eidos(形)」の通り<舟>の形に似ているところからきています。
日本最古の【シンビジューム】は、1859年に貿易商<トーマス・ブレーク・グラバー>(長崎市にある<旧グラバー住宅>当主)が、上海経由で持ち帰った「シンビジューム・トラキアナム」で、当時の株の子孫は「グラバーさん」という通称で現在も引き継がれています。
福を呼ぶ縁起の良い観葉植物として、開店祝いや事務所開きによく見かける【カンノンチク】です。
一般的には濃い緑色の葉をしていますが、斑入りの葉の【カンノンチク】を見かけました。
名称に「竹」が使用されていますが、イネ科ではなく、ヤシ科カンノンチク(ラピス)属の常緑低木です。
原産地は中国南部から東南アジアで、約10種が分布しています。
沖縄県の「観音山」という寺院にあった竹のような植物ということから、【カンノンチク(観音竹)】と呼ばれ、別名「リュウキュウシュロチク(「琉球棕櫚竹)」、もしくは単に属名の「ラピス」と呼ばれています。
渡来した江戸時代初期から人気があり、100種以上が育成されている日本独特の園芸植物で、「オモト」や「東洋蘭」とともに三大古典園芸品種です。
枝を出さず、幹は古い葉鞘の繊維で堅く包まれており、初夏には淡い黄色の小花を咲かせるようですが、残念ながらいまだ見たことはありません。
バナナの葉に似た大きな楕円形の葉が、魅力的な【ストレリチア・オーガスタ】です。
バショウ科ストレリチア属の植物で、マダガスカル~アフリカサバンナ気候が原産地です。
成長しますと長さ60~120センチ、幅30~60センチにもなり、同属の中では最大種です。
花期には紫灰色の<苞>を出し、その中から白色の花を咲かせ、その形が鳥のように見えることから、別名「White Bird-of-Paradise(天国の白い鳥)」と呼ばれています。
花姿は同じストレチア属の 「ストレリチア・レギネ(極楽鳥花)」 に似ているようですが、【オーガスタ】は高さが3メートルぐらいにならないと花を咲かせないようで、室内にある観葉植物では花の観賞は無理なようです。
大きなクスノキの苔むした幹の上に、元気に育っている着生植物の【ノキシノブ(軒忍)】を見つけました。
ウラボシ科ノキシノブ属の常緑多年草シダの一種で、アジアの熱帯から温帯に約50種、日本には10種ほどが知られています。
茎は短くて横に這い、表面一面には鱗片があり、多数の細かい根を出して樹木や岩などに着生します。
全体に柳の葉に似た細長い単葉で、一般のシダの葉の形状とは異なります
庭木や石垣などに着いたモノは風流な趣がありますが、ほとんどが自然に生えてきたもので、栽培されることない植物だと思います。
寄生植物とは違い、着生している植物から栄養を吸収しているわけではありませんが、本体の樹木が伐採などされますと、自らの生命の場が失われるかわいそうな運命を背負っています。
中国の文人画で好まれる<歳寒三友>から、日本でも「松・竹・梅」は縁起の良いものとして扱われています。
三本の青竹を松で囲み荒縄で結んだ「門松」は、お正月の風物詩として欠かせません。
【タケ】は、広義にはイネ科タケ亜科のうち木本のような茎が木質化する種の総称として使われており、その生育形態から狭義の【タケ】・「ササ(笹)」・「バンブー」の3種に分けられます。
地下茎が地面を広く覆うように伸びていますのでガケ崩れには強いのですが、反面強風や地滑りには弱い植物です。
傾斜地で、今は伐採され朽ちた【タケ】を見つけました。
切り株の根っこの隙間から立ち上がっていたのだと思いますが、どちらが先に伐採されたのかは分かりません。
【タケ】の太さから推測しますと、かなり丈のあったモノだと思いますが、太い根の間で圧迫されながら。よくぞ成長したものだと感心してしまいます。
歳の初めの縁起物として、この【タケ】のようなど根性にあやかりたいものです。
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