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まだ青紫色の花を咲かせてはいませんが、花穂がローソクの燭台のように3本に枝分かれする特徴で、【ピナータラベンダー】だと分かります。
シソ科ラベンダー属の半耐寒性で、四季咲きの常緑低木です。
原産地はカナリア諸島・マデイラ諸島で、ドイツの植物学者モエンスが1802年に命名・登録しています。
別名「レースラベンダー」と呼ばれ、羊歯のように「深い切れ込み(=ピナータ)」がある葉形で、全体的に産毛で覆われていますので光を柔らかく反射させ、レース編みのような風合いを生み出しています。
「フレンチラベンダー」 のように花穂の茎が短くはなく、花茎がとても長いので、下部の葉までは取り込めませんでした。
今宵は酒呑み友達がお誕生日と言うことで、【仙草】さんでお祝いです。
いつも白色の【カサブランカ】が飾られていましたが、前回は <黄色の【カサブランカ】>が飾られており、驚きました。
今回は、花弁の先が桃色で基部の方は白色の組み合わせです。
真ん中の花は、花粉が付いたままのしべが見えていますので、蕾から開花したのがよく分かります。
美味しい料理以外にも、【カサブランカ】の観察も出来る「仙草」さんです。
神戸市の<市の花>は「アジサイ」ですが、<市の木>は<サザンカ(山茶花)>です。
ツバキ科ツバキ属の常緑広葉樹で、秋の終わりごろから冬にかけての寒い時期が花期ですので、花が少ない時期の貴重な一種だと思います。
ツバキ科の植物は熱帯から亜熱帯に自生しており、「ツバキ」・「サザンカ」・「チャ」は、温帯に適応した珍しい種です。
原産国は日本で、江戸時代に長崎の出島にあるオランダ商館に来ていた医師ソンベルクが、ヨロッパに持ち帰り普及させました。学名も英名も、「Sasanqua」です。
野生の個体の色は部分的に淡い桃色が入るのに対して、園芸品種では白色・赤色・桃色等あり、八重咲き・バラ咲きと形態も変化に富んでいます。
「ツバキ」とよく似ていますが、花の散り方で「ツバキ」と<サザンカ>はすぐに判別できますが、「葉」の縁がギザギザであれば、<サザンカ>だと同定出来ます。
< 山茶花は 白一色ぞ 闇に映え > (安庵)
メギ科ヒイラギナンテン属の【ナリヒラヒイラギナンテン】の花が、咲きだしています。
今年の3月には、 熟した「実」 を取り上げましたが、なんとか開花した状態の花が撮れました。
茎の先に長さ5~15センチ程度の総状花序を出し、花冠の直径5~7ミリの黄色の6弁花を咲かせます。外側の星型に似た部分は<蕚片>であり、花弁は<蕚片>の内側にある丸い部分です。
「ヒイラギナンテン(柊南天)」は春先の3~4月に花を咲かせ、秋に熟した実となりますが、「ナリヒラヒイラギナンテン」は秋に花を咲かせ、翌年の2~3月頃に実が熟します。
小さな花径ですので、足を止めてまで眺めている人は、さすがにいないようです。
ヒマラヤから中国雲南省にかけて、標高1300~2500メートルの高原に自生する常緑低木~小高木で、5種の野生種が自生しています。
アカネ科ルクリア属に分類され、その中でもアッサム地方のカシー高原の<ルクリア・ピンセアナ>が、日本には1975年に導入され、和名の「アッサムニオイザクラ」として流通しています。
花は白色や桃色で、5枚の花弁を持つ花径3~4センチ前後の大きさで、枝の先に20~30輪の総状花序を形成します。
花弁の基部にはフリル状の模様があり、花の中に花がある特徴的な模様は、一度見れば忘れません。
「ニオイザクラ」の名称が付いている通り芳香性があり、短日植物として11~12月が開花時期で、1ヶ月と花期も長く人気がある花です。
【ノジギク(野地菊)】は兵庫県の「県花」で、2006年に神戸市を中心に開催されました国民体育大会は、「のじぎく兵庫国体」の名称がつけられています。
キク科キク属の多年性植物で、植物学者の牧野富太郎により発見・命名されています。
日本在来種で、兵庫県以西・四国・九州の瀬戸内海・太平洋沿岸近くの山野などに自生しています。
茎は直立せずに基部は倒れ、上部の茎が斜め上に伸びるような形で群生を形成していることが多いです。
短日植物で、開花時期は10月下旬から咲き始め、花径3~5センチの花(頭状花)をつけ、白色の舌状花と黄色の筒状花を持っています。
舌状花の形や枚数は、かなり個体差があり、咲き終わりに舌状花は赤味を帯てきます。
20世紀最高のソプラノ歌手といえば、<マリア・カラス>だと、門外漢のわたしでも名前が浮かびます。
本日は、<マリア・カラス>さんのお誕生日「1923(大正12)年」です。
美声と美貌、情熱的な男性遍歴で全世界に名を馳せ、1977(昭和52)年9月16日に53歳でパリの自宅で亡くなりました。
1974(昭和49)年の日本公演以来、自らの加齢による声の衰えを自覚して一線から退いています。
バラの品種は1万種以上あり、有名人の名前を冠した品種「ジャンヌ・ダルク」や「カトリーヌ・ドヌーブ」・「プリンセス・アイコ」などがあります。
1965年フランスで作出された赤いバラ【マリア・カラス】は、彼女の生きざまそのもので、また格別の気品を感じさせてくれます。
葉脇に子芽をたくさんつけるベンケイソ科の 「クローンコエ(子宝草)」 も面白い繁殖だと思いますが、この【オルニソガルム・カウダーツム】も、玉ねぎ状の鱗茎から小さな分身を出し、繁殖してゆきます。
ユリ科オルニソガルム属の植物で、ヨーロッパ・南アフリカが原産地です。
葉の形状は細長く、鱗茎の中心部から茎を伸ばし茎先に総状花を出し、5~6月頃に花を咲かせます。
花径は1.5センチと小さく、白い花弁に緑色の筋が入る6弁花で、雄しべも6本です。
「海葱」に似ているので「ギカイソウ(偽海葱)」、また鱗茎の側面に小さな鱗茎をたくさんつけますので、「コモチカイソウ(子持ち海葱)」や「コモチラン(子持ち蘭)」とも呼ばれています。
昨夜は、 立ち呑み処「たそがれ」 さんで、湯豆腐を肴に呑んでおりました。
カウンター席の端に座りましたが、【エレモフィラ・ニベア】の鉢植えが置かれていました。
ハマジンチョウ科エレモフィラ属の多年草、もしくは常緑低木で、原産地のオーストラリアには200を超す品種が分布しています。
葉には短毛が密集して生え、短い線形で少しまばらな感じです。
葉も茎も植物全体が白銀色をしていますので、別名「ホワイトツリー」と呼ばれています。
時間の経過とともに茎はやや茶色く変化してしまいます。
初夏には、一般的には淡い透明感のある青紫色の花が咲ききれいですが、用途としてはカラーリーフとして楽しむ場合が多い植物です。
【デザートローズ】を、葉の形がよく分かるように上から撮りました。
団扇状の丸い葉が重なるように成長している様子が見て取れ、重なり合うバラの花弁に見立てた名称<デザートローズ=砂漠のバラ>といわれる所以が、よく分かります。
ベンケイソウ科カランコエ属の多肉植物で、南アフリカが原産地です。
和名としては、「唐印(からいん)」として流通しています。
同じベンケイソウ科の 「火祭り」 と同様に、気温が下がるにつれて葉が紅葉し、美しい赤胴色の色を見せてくれます。
日照を十分に当て、うまく育ちますと春先には花を咲かせてくれます。
キョウチクトウ科にも、<砂漠のバラ>と呼ばれる「アデニウム・オベスム」という常緑低木があり、こちらも南アフリカが原産ですので、まぎらわしくていけません。
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