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神戸:ファルコンの散歩メモ

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ファルコン植物記(550)青紫色の花【リンドウ】

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ファルコン植物記(550)青紫...
秋の山野草として代表的な花が、【リンドウ(竜胆)】です。枯葉の舞い落ちている植え込みの中で、見つけました。

リンドウ科リンドウ属の多年生植物で、日本には約40種が確認されています。

写真でも分かるように<蕾>は渦巻き状をしており、日を追うごとに伸び、天気の良い日に開花します。
青紫色の5裂の釣鐘型の花を、茎の先に上向きに数輪咲かせます。
花が咲いた後は、鞘状の果実をつけ、葉も枯れて翌年の春先に芽吹くまで休眠状態です。

生薬の世界で【リンドウ】は、熊の肝(い)よりも苦いので「竜胆」と名付けられ、<ゲンチオビクロシド>の成分が胃液の分泌を促進を促すようで、古くは「えやみぐさ(疫病草)」と呼ばれていました。

写真は草丈の低い矮性の【リンドウ】ですが、「キリシマリンドウ」の園芸品種かなと見ています。
#園芸 #花

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ファルコン植物記(549)淡青紫色の花【ローズマリー】(2)

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ファルコン植物記(549)淡青...
初夏に咲いている印象がある【ローズマリー】ですが、まだまだ元気に花を咲かせていました。
シソ科マンネンロウ属の多年草で、常緑低木種です。
和名では、「マンネンロウ(迷迭香)」と名付けられていますが、中国表記も同じです。

茎は成長するにつれて根元から木質化してゆきます。
株全体に独特の香りがあり、葉などに触れますと、指先や服に匂いがすぐに移ります。

葉を乾燥してハーブティーとして引用したり、肉料理の臭み消しなどに利用される香辛料です。

何といっても<サイモン&ガーファンクル>に馴染んだ世代としては、『スカボロ・フェアー』(1967年)の中で繰り返し唄われる[Parsey,sage,rosemary,and thyme]の「rosemary」を思い出して、ついメロディーを口ずさみたくなる花です。
#園芸 #花

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ファルコン植物記(548)紫色の花【サルビア・レウカンサ】

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ファルコン植物記(548)紫色...
花の種類が少なくなる秋から晩秋にかけて、美しい赤紫色~紫色の花を咲かせる【サルビア・レウカンサ】です。

シソ科アキギリ属の半常緑多年草で、メキシコ・中央アメリカが原産地です。

サルビアとしては大型で、草丈150センチぐらいまで成長して大きくなり、花穂もかなり長めですが、ひとつひとつの花はそれほど大きくはありません。
<蕚>は紫色でフェルト生地のような毛が生えて柔らかい雰囲気で、花弁もサルビア独特の唇形状で、日持ちが良い花です。

別名は原産地の名が付けられ「メキシカンブッシュセイジ」、また色合いから「アメジストセージ」と呼ばれています。
#園芸 #花

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ファルコン植物記(547)青紫色の花【セイヨウニンジンボク】

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ファルコン植物記(547)青紫...
本来なら青紫色(白色もある)のきれいな花を咲かせる【セイヨウニンジンボク】ですが、すでに開花時期が過ぎたようで、果実が出来始めていました。
シソ科ハマゴウ属の植物で、原産地は南ヨーロッパ・西アジアに分布している落葉性樹木です。

葉は細長く光沢があり、5~7枚の葉が基部から手のひら状に伸びています。
夏から秋にかけて枝の先端に花序をつけ、小花を咲かせます。
花が咲いた後にできる果実は香りがあり、風味は胡椒に似ていますので香辛料として使われていました。

別名「バイテックス」・「セストベリー」と呼ばれ、女性のホルモンバランスを調整するハーブとしても人気がある植物です。
#園芸 #花

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ファルコン植物記(546)白色の花【ギンモクセイ(銀木犀)】

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ファルコン植物記(546)白色...
「キンモクセイ(金木犀)」に比べますと、芳香生は弱い「ギンモクセイ」です。
街の中で、素晴らしい「ギンモクセイ」に出会いました。
高さ4メートルばかりですが、見事に刈り込まれた立方体の姿でそびえ立っていました。

モクセイ科モクセイ属の常緑小高木種で、中国が原産地です。
正しくは「モクセイ(木犀)」と呼ぶのが正式名称ですが、変種として黄色の花を咲かせる「キンモクセイ」がありますので、白色の花の本種を「ギンモクセイ」と呼び習わしているようです。

白色の花は、花径4~45ミリと小さく、先は4裂に分かれ、雄しべは2個あります。
「キンモクセイ」と同様に雌雄異株の植物で、日本ではなぜかどちらも「雄株」しか育ちませんので、増殖は「挿し木」でしか増えません。

中国名は「桂花」と表記され、「桂花酒(ゴェイホワジュウ)」の原材料になる花です。
#園芸 #花

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ファルコン植物記(545)茶色の胞子嚢【トクサ】

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ファルコン植物記(545)茶色...
葉のない細い竹がそのまま伸びたような茎姿が、特徴的な【トクサ(木賊)】です。
トクサ科トクサ属に分類され、常緑シダ植物です。
北半球の温帯地域に15種が分布し、日本には9種が確認されています。

表皮細胞の中に<ケイ酸>が蓄積して硬化、砥石のように草でモノを砥ぐことが出来るところからの和名で、「砥草」とも表記されています。
間隔をおいて節があり、ギザイギザのはかま状のモノがあり、これが「葉」に当たります。
茎の先端に同じトクサ科の「ツクシ(=スギナ)」の頭部とよく似た胞子嚢をつけ、シダ植物としてここに胞子を蓄えています。

茎は似て乾燥させますと紙やすりの代用として研磨に使えますし、また干した茎は「木賊(もくぞ)」と呼ばれる生薬です。

一般的な葉もなく花もないシダ植物ですが、密集して林立していますと、茎姿だけで「和風」を感じさせてくれる不思議な存在感があります。
#園芸 #花

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ファルコン植物記(544)赤桃色の実【イヌタデ】

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ファルコン植物記(544)赤桃...
【イヌタデ(犬蓼)】の果実そのものは黒っぽくて、赤桃色に見えるのは外側に<蕚>を被っているからです。

タデ科タデ属の一年草ですが、路傍や空き地に見られる野草として自生しています。

茎の基部は横に這い、多数枝分かれして小さな群生を形成しています。
葉は楕円形、秋に茎の先端から花穂を出し、花を密集させて咲かせますが、あまり目立ちません。

【犬蓼】というのは、<蓼食う虫も好きずき>といわれる刺し身のツマやタデ酢の材料になる「ヤナギタデ」と比べて、葉に辛味もなくて役に立たないところから名付けられてしまいました。
#園芸 #花

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ファルコン植物記(543)白色の花と黒紫色の実【シャリンバイ】(3)

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ファルコン植物記(543)白色...
温かい日差しの射す中、不思議な光景に出合いました。

本来は春から初夏にかけて白い花を咲かせる 【シャリンバイ】 ですので、花後の秋口に黒紫色の実を付けるのは理解できますが、なんとまた白色の花があちらこちらに咲いていました。

温暖化の影響で、花も一年に二度咲くようになっているのだと思いますが、この花も熟した実になるのかと考えますと、気温の低い秋から冬にかけての時期に熟すことになり、なんだか不自然な気がしてなりません。
#園芸 #花

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ファルコン植物記(542)絞り模様の<一日花10-26>【オシロイバナ】

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ファルコン植物記(542)絞り...
さすがに11月が目前に迫る時期なりますと、【オシロイバナ】も終わりのようです。
絞り模様も落ち着いた模様になり、変化が少なくなりました。

昨年は11月17日が(10-6)として最終報告日でしたが、もう一回ぐらいはなんとか絞り模様が採集出来ればいいなと考えています。 ( 絞り模様も、合計133種になりました )
#園芸 #花

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ファルコン植物記(541)小さな緑色の実【ナガエコミカンソウ】

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ファルコン植物記(541)小さ...
アフリカおよびインド洋のマスカレーヌ諸島が原産地と考えられている、コミカンソウ科コミカン属の帰化植物で一年草です。

小枝を上から見ますと、長楕円形の3センチばかりの小さな葉の上に、ひとつづつの果実が乗っている形を見せてくれます。
雌雄異花で、葉脇から最初に雌花が咲き、その後雄花が咲き出します。
雌花の花柄が一般の「コミカンソウ」に比べて長いので【ナガエコミカンソウ】と名付けられ、別名として「ブラジルコミカンソウ(伯剌西爾小蜜柑草)」とも呼ばれています。

花色は淡黄色をしており、下向きに咲き花径1~2ミリと非常に小さく、葉の上に置かれたような果実も直径が2~3ミリの大きさしかありません。

小枝には左右二列に分かれて密に葉が互生しており、夜になるとこの二列が上側に閉じる<就眠運動>を見せてくれます。
#園芸 #花

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