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葉のない細い竹がそのまま伸びたような茎姿が、特徴的な【トクサ(木賊)】です。
トクサ科トクサ属に分類され、常緑シダ植物です。
北半球の温帯地域に15種が分布し、日本には9種が確認されています。
表皮細胞の中に<ケイ酸>が蓄積して硬化、砥石のように草でモノを砥ぐことが出来るところからの和名で、「砥草」とも表記されています。
間隔をおいて節があり、ギザイギザのはかま状のモノがあり、これが「葉」に当たります。
茎の先端に同じトクサ科の「ツクシ(=スギナ)」の頭部とよく似た胞子嚢をつけ、シダ植物としてここに胞子を蓄えています。
茎は似て乾燥させますと紙やすりの代用として研磨に使えますし、また干した茎は「木賊(もくぞ)」と呼ばれる生薬です。
一般的な葉もなく花もないシダ植物ですが、密集して林立していますと、茎姿だけで「和風」を感じさせてくれる不思議な存在感があります。
【イヌタデ(犬蓼)】の果実そのものは黒っぽくて、赤桃色に見えるのは外側に<蕚>を被っているからです。
タデ科タデ属の一年草ですが、路傍や空き地に見られる野草として自生しています。
茎の基部は横に這い、多数枝分かれして小さな群生を形成しています。
葉は楕円形、秋に茎の先端から花穂を出し、花を密集させて咲かせますが、あまり目立ちません。
【犬蓼】というのは、<蓼食う虫も好きずき>といわれる刺し身のツマやタデ酢の材料になる「ヤナギタデ」と比べて、葉に辛味もなくて役に立たないところから名付けられてしまいました。
温かい日差しの射す中、不思議な光景に出合いました。
本来は春から初夏にかけて白い花を咲かせる 【シャリンバイ】 ですので、花後の秋口に黒紫色の実を付けるのは理解できますが、なんとまた白色の花があちらこちらに咲いていました。
温暖化の影響で、花も一年に二度咲くようになっているのだと思いますが、この花も熟した実になるのかと考えますと、気温の低い秋から冬にかけての時期に熟すことになり、なんだか不自然な気がしてなりません。
さすがに11月が目前に迫る時期なりますと、【オシロイバナ】も終わりのようです。
絞り模様も落ち着いた模様になり、変化が少なくなりました。
昨年は11月17日が(10-6)として最終報告日でしたが、もう一回ぐらいはなんとか絞り模様が採集出来ればいいなと考えています。 ( 絞り模様も、合計133種になりました )
アフリカおよびインド洋のマスカレーヌ諸島が原産地と考えられている、コミカンソウ科コミカン属の帰化植物で一年草です。
小枝を上から見ますと、長楕円形の3センチばかりの小さな葉の上に、ひとつづつの果実が乗っている形を見せてくれます。
雌雄異花で、葉脇から最初に雌花が咲き、その後雄花が咲き出します。
雌花の花柄が一般の「コミカンソウ」に比べて長いので【ナガエコミカンソウ】と名付けられ、別名として「ブラジルコミカンソウ(伯剌西爾小蜜柑草)」とも呼ばれています。
花色は淡黄色をしており、下向きに咲き花径1~2ミリと非常に小さく、葉の上に置かれたような果実も直径が2~3ミリの大きさしかありません。
小枝には左右二列に分かれて密に葉が互生しており、夜になるとこの二列が上側に閉じる<就眠運動>を見せてくれます。
野草が生い茂る下草の中に、灰茶褐色の【むかご(零余子)】が出来ているのが目につきました。
【むかご】は、植物の栄養繁殖器官としての働きがあり、茎が肥大化して葉脇に形成され、ヤマノイモ科などに見られる<肉芽>です。
「ヤマノイモ」もしくは「ナガイモ」だと思いますが、自然に自生していますので、根茎としての大きな芋は期待できそうにありません。
「零余子飯(むかごめし)」は秋の味覚として、おばあちゃん子として良く食べておりました。
ヤマイモの香りとコクが凝縮された味は秋の味覚でもあり、また秋の季語としても使われます。
自然の恵みとして数が揃わないのが残念ですが、秋の味覚として眺めておりました。
色とりどりの 「観賞用トウガラシ」 は鉢植えなどで良く見かけますが、この「観賞用トウガラシ」の品種【ブラックパール】の色合いには驚かされました。
2006年に行われた「アメリカンセレクションズ」(全米草花品種審査協会主催)で、金賞を受賞した品種です。
葉は育成初期は緑色ですが、高温と日照により黒紫色に変化してゆきます。
写真の実は、光沢のある黒色の実ですが、熟してゆきますと色が薄らいでゆき、きれいな赤色になります。
切り取った画面での写真ですが、一面に広がる黒紫色の葉と、その名の通りの<黒い真珠>が散りばめられた風情は、圧巻です。
「ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)」 は、すでに実が黒紫色に色づていますが、【マルミノヤマゴボウ(丸実山牛蒡)】は、今が開花時期のようです。 ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属の多年草です。
白色の花と便宜上表記していますが、花弁のように見えるのは正確には<蕚>で、花径は7~8ミリと小さく、<蕚>は5枚ですが、雄しべは8本、雌しべは8心皮で、開花後に<蕚>は残って赤紅色に代わります。
同じ属の「ヤマゴボウ」に似ていますが、【マルミノヤマゴボウ】の「葉」は先端が尖り、心皮は離生せず、果実は分果しません。
「ヤマゴボウ」は、雄しべの<葯>が淡紅色で、心皮は8個に離生し、果実は分果します。
「ヨウシュヤマゴボウ」の花序は横向きになりますが、この【マルミノヤマゴボウ】は、直立して花を咲かる特徴があり、山地などに自生する日本在来種です。
北アメリカ原産、根茎の形がゴボウに似ていますので【ヨウシュヤマゴボウ】と名が付いていますが、黒紫色の実を見ていますと「ヨウシュヤマブドウ」の方が適切ではないかなと感じます。
夏に咲いていた 白色の小さな花 が、茎と共にきれいに熟す季節になりました。
根茎や葉に比べますと含有量は少ないのですが、実はやはり有毒で食べれません。
呑んべいとしては、「洋種山牛蒡」というよりは、この黒紫色の実を使用して「洋酒山牛蒡」と行きたいところですが、酔う前に毒でつぶれそうで手が出ません。
「クサギの実」 とか 「エゴノキの実」 のように、普段通らない散歩道に果実を見つけますと花の写真のことは諦めがつき、次年度の楽しみとして残せます。
今回の【トベラ(扉)】は、何回か植え込みの前を通った記憶があるのですが、時期がずれていたのでしょうか、花の開花に気付かないうちに果実が出来ていました。
トベラ科トベラ属の常緑低木で、雌雄異株です。
5月頃に芳香のある白い5弁の花を咲かせます。果実は熟すと3裂に割れ、赤い粘り気のある種子を多数露出し、これが餌として食べに来た鳥などのくちばしに粘着して種子が運ばれます。
枝葉は切ると悪臭があるため、節分の際にイワシと共に魔除けとして戸口に掲げられたため、「扉の木」が転化して【トベラ(扉)】となりました。
3裂した赤い「果肉」の状況、また写せる機会があれば載せたいと思います。
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