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一杯呑んだ帰り道、暗闇のなかに鮮やかな赤紅色の菊の花が目につきました。
キク科キク属の多年草、【アカバナサツマノギク】です。
名称通り、鹿児島県や熊本県、屋久島に分布する「サツマノギク」の園芸品種です。
この時期、キクの愛好家さんたちが丹精を込めて作られたそれぞれご自慢のキクの鉢を並べられる、楽しみな季節になりました。
咲く前は濃いえんじ色をしていますが、開花しますと薄い赤紅色に変化します。
花径は5センチ程度の大きさですが、赤紅色の舌状花と黄色の頭花との色合いが、華やかな花姿だと思います。
鮮やかな赤色の実の【トキワサンザシ(常盤山櫨子)】が、たわわに実っていました。
バラ科トキワサンザシ属の常緑低木で、ヨーロッパ東南部が原産地です。庭木や生け垣として、よく用いられています。
花としては初夏の5~6月頃に5弁科の白い花を、散房花序で密集させて咲きますが、花よりは秋になるこの赤い実が目立つ植物だと思います。
一般的には、中国原産の橙色の実を付ける「タチバナモドキ(橘擬)」と「ヒマラヤトキワサンザシ」を含めて<ピラカンサ>と呼んでいるのが一般的になりました。
餌の少なくなる冬期に向かい、鳥たちの絶好の餌なのですが、都会では啄ばむ姿を見る機会がないのが、残念です。
湊川公園の花壇等の植え込みでは、ボランティアの方々が、季節ごとに花の植え替えのお世話をされています。
鉢植えではよく見かけます 【観賞用トウガラシ】 が地植えされており、様々な実の色と共に、かわいい5弁の白い花が咲いていました。
【観賞用トウガラシ】は、ナス科トウガラシ属の一年草として日本では扱われてる園芸品種です。
花後に出来る実の色は、白・赤・黄・紫など多彩で、形も丸い実や細長く尖った実など変化に富んでいます。
2000年以上前から栽培され、コロンブスがスペインに伝えたことで有名ですが、日本では最も一般的な<タカノツメ>が、1500年代には栽培されています。
日本の唐辛子は、食用・観賞用を問わず<アンヌム種>を母体として、多種な園芸品種が育成されてきています。
【モミジバゼラニウム】という名称からは、花の形が「モミジの葉」に似ているのかと思えそうですが、「葉」の形が「モミジの葉」に似ているので名付けられています。
フウロウソウ科ペラゴニウム属の半耐寒性常緑多年草で、原産地は南アフリカです。
赤紅色のかわいらしい花を咲かせますが、一般の「ゼラニウム」のような派手さはなく、もともとこの植物は「花」よりも「葉」を観賞する目的で栽培されているようです。
「モミジ」に似た掌状の「葉」は、真ん中が紅葉した感じの色合いを持ち、黄緑色の<覆輪>があります。
名前からは秋の開花時期かなとも思えますが、春先から秋にかけて咲き、「モミジ(カエデ)」との関連でしょうか、別名「バンクーバー」とも呼ばれています。
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住宅街の路地裏で、りっぱな【ウィリンキー(ナガバナビカクシダ)】を見つけました。
枯れ木に寄生している姿で、たくさん茂らせていますので、住人さんにかわいがられているんだと眺めておりました。
ウラボシ科ビカクシダ属の常緑性多年草です。
以前には鉢植えでしたが、同じ仲間の 「コウモリラン」 を紹介しています。
画面を大きくしますと分かりやすいのですが、緑色の葉の基部には<外套葉>と呼ばれる茶色の基部でへばりついているのが分かると思います。
「ナガバナビカクシダ(長鼻麋角羊歯)」との和名通り、切れ込んだ葉の形が、トナカイの角を連想させます。
2週間ほど前に、まだ青々とした 【トベラ】 の実を見つけました。
秋晴れのいいお天気の中、同じ植え込みの前を取りますと、1個だけですが朔果がはじけて、赤い実が顔を出していました。
【トベラ】特有のネバネバとした液が絡み付いていますが、芳香性のある花に比べて、実のほうには匂いがありません。
雌雄異株ですので、雄株は花が咲き散ればただ葉だけの姿になりますが、雌株は花後のあとに実をつけ、赤色の実で楽しませてくれます。
地面から20センチほどの位置に実がなっていますので、ヒヨドリが近寄り餌として啄ばむのは、難しい場所かなと眺めておりました。
黄色い<苞>が美しい 「アフェンドラ・ダニア」 という観葉植物と同様に、赤色の<苞>が見所の【グズマニア・マグニヒカ】です。
パイナップル科グズマニア属の常緑多年草で、熱帯アメリカ原産種を改良した園芸品種です。
グスマニア属は中型のアナナス(パイナップルの仲間の総称)で、中でもリングラータ系の園芸種(マグニヒカ)は、星状に開いた赤色の<苞>が美しい代表的な種です。
品種改良が進み、<苞>の色も赤紫色や黄色など多彩になってきています。
花は白色または黄色で、開花の寿命は短いですが、観賞部分の<苞>は数カ月は色褪せませんので、観葉植物としての楽しみは持続できます。
初秋から初冬にかけて、花が少ない時期に咲く【千日小坊】です。
赤紫色の花序は1センチほどしかなく、草丈は60~80センチ程度です。
この花は、ヒユ科アルテルナンテラ属の常緑多年草(半耐寒性亜低木)種の「アルテルナンテラ・ポリゲンス」というペルー、エクアドルに原産する品種を改良して作られた園芸品種です。
交配合で作出したのは、愛知県一宮市の<角田ナーセリー>さんで、【千日小坊】というのは登録商標名であり、当然日本産の花ということで、英名はありません。
同じヒユ科の仲間として、 「センニチコウ(千日紅)」 や 「ストロベリー・フィールズ(いちご草)」 がありますが、似た趣きの花姿です。
独特な形の果実を実らせる【ツノナス(角茄子)】は、ほとんど観賞用としての飾り付けか、生け花の材料としての切り花使いしか見たことがありませんでした。
今回、珍しく鉢植えで見かけました。
ナス科ナス属の非耐寒性低木種で、原産地のブラジルでは越冬するようですが、日本では一年草扱いになっているようです。
葉は心臓形で茎と共にするどい棘があり、花は紫色の5弁花星型に咲き、果実は黄色の卵形で角状の突起をもちます。
同じナス属の 「ワルナスビ」 と同様に、ソラニンなどのアルカロイドを含む毒性がありますので、大きな実は食べれません。
果実の形が「キツネの顔」に似ていますので、別名として和製英語ですが「フォックスフェイス」、また「キツネナス(狐茄子)」と呼ばれており、英名では「Nipplefuruit」です。
何回か登場させています【コマツヨイグサ】ですが、<一日花>として朝方に <しぼんだ花姿> か、遅がけの帰宅でストロボ撮影した <花弁の色の飛んだ> 花姿ばかりで、本来の花弁としての黄色でのアップはできていませんでした。
アカバナ科マツヨイグサ属の越年草もしくは多年草として、初夏から夏にかけて咲く花ですが、まだ元気な姿を朝方見つけました。
原産地は北アメリカで、日本では1910年代に帰化植物として確認されており、日本に於いては自生種は存在していません。
花径2~3センチの4弁花で、雄しべは8本、花糸は葯の真ん中にT状についています。
柱頭は葯に囲まれて、先端は4列に分かれて伸びた形状を持ちます。
蕾もまだ見受けられますので、明日も早起きができれば、またきれいな花が楽しめそうです。
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