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キンポウゲ科オウレン属の多年草です。
日本固有種として、本州の福島より南側、四国に分布しています。山地帯から亜高山帯の針葉樹林の林床や林縁に生育しています。
花径15ミリほど、花弁のように見える白い部分は、<蕚>が変化したモノであり、本当の花びらは中心に近いところにある黄色いスプーン状の部分です。花の形が梅の花に似ているオウレンの仲間なので、梅花オウレンの名前があります。
また、葉の姿がウコギ(五加木)に似ているので【ゴカヨウオウレン(五加葉黄連)】の別名があります。属名のコプティスはギリシア語のコプト(kopto:切り離す)に由来し、葉が深く切れ込む姿にちなんでいます。
小さな花姿と特徴的な散形(傘型)花序の花姿から、セリ科の植物だと当たりをつけたのですが、品種を同定するのに資料が少なく苦労しました【ダウカスダーラ】です。
ヨーロッパ原産、セリ科ニンジン属の耐寒性1年草で、開花時期は3月~6月で、草丈60~80センチほどになります。
5弁花の小さな花が密集しており、清楚な感じですが、全体の花姿は豪華な雰囲気を漂わせています。
【タイワンツバキ(台湾椿)】は、ツバキ科タイワンツバキ属(ゴルドニア属)の常緑高木です。
ゴルドニア属はアジアなどに40種くらいが分布しています。
ゴルドニア・アキシラリス(本種)に「台湾椿(タイワンツバキ)」の和名があり、属名の和名もタイワンツバキ属です。
昨年2月、散歩中に見つけた 【タイワンツバキ】 は、すでに色褪せしぼんでいましたが、幸いにも5裂の種子がきれいに撮影できました。
【タイワンツバキ】は薄いコルク質の樹皮に覆われ、葉は楕円形で全縁または中程から先端にかけて浅い鋸歯があります。花は枝の先端に付きます。まるで花序が頂生しているように見えますが、よく見ると先端には次世代の芽があり、個々の花が枝に腋生していることがわかります。このことは前年に咲いた果実の付き方を見ればはっきりします。花は直径8センチくらいで白色です。雄しべは黄色く、雌しべが雄しべの中から顔を見せるところが特徴的です。【タイワンツバキ】の果実は長さ2センチくらいの卵形で5裂し、中には翼のある種子が多数入っています。翼がある種子というのもツバキ科にはあまりない特徴です。
中央~南アメリカに約10種ほどが分布するヒガンバナ科ユーチャリス属の球根植物【ユーチャリス】です。
そのなかでも一般的なのは「アマゾンリリー」の和名がある、グランディフローラ種で、日本には、明治時代中ごろに導入されています。
また別名「ギボウシスイセン」とも呼ばれ、草姿が、 「ギボウシ」 に、花の形状が 「スイセン」 に似ているところから名付けられたようです。
長い花茎を伸ばし、その先端に3~6輪の花をうつむき加減で咲かせます。花径は5~6センチ、花色は白色です。
気温や土壌水分などの環境要素の影響を受け、開花時期は決まっておらず、不定期に咲く花です。
サクラソウ科リシマキア属は北半球を中心に、アフリカ・南アメリカ・オーストラリアを中心に約200種が分布しています。
日本には、「オカトラノオ」 ・ 「クサレダマ」など15種が自生、茶花として好まれてきました。
茎が直立する品種と、横に匍匐するように成長する品種があり、グランドカバーとして利用されています。
本種は、黄金気味の葉がきれいで、水草としても涼しげな景色が楽しめる品種です。
リハビりにてお世話になっていますデイケア施設の玄関ホールに、鉢植えの【イペ】が置かれています。
ノウゼンカズラ科の広葉樹で、樹高8~20メートルに成長します。別名「パウダルコ」と呼ばれています。
ブラジル・アルゼンチン・パラグアイなどに分布し、南洋材らしく密に詰まった材質をしており、ウッドデッキやフローリング材に加工されています。
花色は、白・赤紫・桃色・橙色・黄色の5色があり、 「ノウゼンカズラ」 は、葉の展開と花の開花は同時ですが、この 【イペ】 は、花だけが先に開花しています。
<ラミウム>は、シソ科ラミウム属に分類され、日本に自生している野草 「ホトケノザ」 や 「ヒメオドリコソウ」 の仲間です。
カラーリーフとして、「ラミウム・ゴールドナゲット」 や 「ラミウム・ビーコンシルバー」 などは、地面を這うように広がり生育しますので、グランドカバーとして人気があります。
きれいな葉は周年観賞できますが、やはり、花が開花しているときが鮮やかさも増すようです。
黄色の花を咲かせる 「ラミウム・ガリオブドロン」 は、以前はラテアストルム属に分類されていました。
本種は名称通り、夏から秋にかけて花穂を伸ばし、白い花を咲かせます。
<リプサリス>は、独特な形状ですが、葦サボテンの仲間です。品種によって、姿もかわり、花を咲かせる品種もあります。
サボテン科リプサリス属で約60種ほどが分類されています。北アメリカ南部から、南アメリカにかけての熱帯雨林内の樹の幹や岩肌に生息する着生植物です。
自制している環境より、高温多湿を好み、直射日光には強くありません。
多く見かける多肉植物のサボテンのように、肉厚ではない姿だけに面白みを感じさせてくれる植物です。
<ファルコン植物記>も、入院のため、途切れてしまっています。運の悪いことに、今はきれいな花が咲くシーズンでもないだけに困っていますが、観葉植物に目を向けました。
「ユーカリ」の葉は、コアラの食用ということで有名ですが、我が母校「兵庫県立兵庫高等学校」の校章にも尖がった細長い葉が使用されています。 形状から、おそらく「レモン・ユーカリ」の葉だとおもいます。
「ユーカリ」は、フトモモ科ユーカリ属の総称として用いられ、約500種ほどがオーストラリアやタスマニア島等に分布しています。変種も多く見受けられ、常緑高木となるモノが多く見受けられます。この【ユーカリ・ポポラス】は、丸い大きな葉が特徴的で、可愛らしさを感じる樹形の品種です。
ちいさなプラントボックスに植え込まれていた<ルドベキア>ですが、草丈1メートルを超え、見事な花を咲かせていました。
キク科ルドベキア属に分類され、北アメリカが原産地、日本には明治時代中ごろに導入されています。
真夏の炎天下でも元気に花を咲かせ、一株でもよく枝分かれをして鮮やかな黄色の花が株全体に広がり、遠目からでもよく目立ちます。
基本の花色は橙色や黄色の花弁ですが、写真は中心部がえんじ色で周りが黄色くなる2色咲きの品種「カプチーノ」です。
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