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『熱帯魚』(1995年) ・ 『ラブゴーゴー』(1997年)といった作品で1990年代の台湾映画界を盛り上げたコメディの名手<チェン・ユーシュン>監督が、16年ぶりに長編映画としての料理コメディ『祝宴!シェフ』が、2014年11月1日より全国で公開されます。
「總舖師(ツァンポーサイ)」と呼ばれる伝説の料理人を父に持つ少女「シャオワン」(キミ・シア)は、モデルになることを夢見て都会に出ていたが上手くいかず、恋人の借金まで背負わされてしまいます。逃げるように故郷に帰った彼女は、父の死をきっかけに経営が悪化した家業を継ぐことを決意。料理が苦手な「シャオワン」は、偶然知り合った料理コンサルタントの青年「ルーハイ」( トニー・ヤン)に助けを求めます。
2013年・第26回東京国際映画祭のワールド・フォーカス部門「台湾電影ルネッサンス2013」では、『総舗師 メインシェフへの道』のタイトルで上映されています。
深刻化する高齢化社会を背景に、孤独老人観察を趣味とする女性と孤独死寸前の老人が繰りひろげる愛憎を描いた異色サスペンス『グレイトフルデッド』が、2014年11月1日に全国で公開されます。
孤独な人生を歩んできた女性「ナミ」(瀧内公美)は、孤独な人間を観察するという奇妙な趣味を持っていました。ある日、いまにも孤独死しそうな老人「塩見三十郎」(笹野高史)を見つけた「ナミ」は、「塩見」を観察することに熱中していきます。
ところが、そんな「塩見」の前に現われたボランティアの女性「スヨン」(キム・コッピ)が、「信仰」という救いで「塩見」の人生を一変させます。幸せそうな「塩見」を見て嫉妬心にかられた「ナミ」は、「塩見」を拉致監禁する暴挙に出ます。
ベテラン俳優の笹野高史が、監禁される老人役を怪演しています。『世界最後の日々』(2012年)・『地球でたったふたり』(2008年)の<内田英治>が監督を務めています。
<向井理>と<片桐はいり>が姉弟役で映画初共演し、互いを大切に思いあう不器用な姉弟にそれぞれ訪れた幸せの行方を描いた『小野寺の弟・小野寺の姉』が、2014年10月25日より公開されます。
早くに両親を亡くし、2人で暮らしている33歳の弟「小野寺進」と40歳の姉「小野寺より子」です。引っ込み思案で奥手な「進」は、過去の失恋の痛手からいまだに抜け出せず、世話好きな「より子」はそんな弟にとやかく口を出しながらも、2人は程よい距離感を保ちながら暮らしていました。
そんな小野寺家にある日、1通の手紙が誤って配達されます。その手紙をきっかけに、「進」と「より子」それぞれの恋と人生が動き始めます。
アニメ『TIGER & BUNNY』(2011年4月2日 ~9月17日・MBS)や『映画 怪物くん』(2011年・監督:中村義洋)・『ガチ☆ボーイ』(2008年・監督:小泉徳宏)などの脚本家<西田征史>が脚本・演出で、2013年に上演された同名舞台を映画化しています。舞台版と同じく<向井理>と<片桐はいり>が主演、<西田征史>が自ら監督を務め、映画監督デビューを果たしています。
<デンゼル・ワシントン>が、アカデミー主演男優賞を受賞した『トレーニング デイ』(2001年)の<アントワン・フークワ>監督と同作以来13年ぶりに再タッグを組んだアクションサスペンス『イコライザー』が、2014年10月25日より全国で公開されます。
元CIAエージェントの「マッコール」(デンゼル・ワシントン)は、いまはホームセンターで働く、ごく普通の真面目な人間として生活していた。しかし、ある夜、なじみのカフェで娼婦の少女「テリー」(クロエ・グレース・モレッツ)と出会い、彼女を囲うロシアンマフィアの非情さに、内に眠っていた正義感が目を覚ましていきます。
かつての「マッコール」は、身のまわりにあるあらゆる物を武器に変え、警察では解決できない不正をこの世から瞬時に消してしまう「イコライザー」と呼ばれる男でした。「マッコール」は「テリー」との出会いから、再び「イコライザー」としての仕事を遂行していきます。
少女を守るために戦う孤独な男の姿を描いて話題となった『アジョシ』の<イ・ジョンボム>監督が、<チャン・ドンゴン>を主演に迎えた『泣く男』が2014年10月18日より公開されます。
幼い頃に捨てられ、中国系組織に殺し屋として育てられた「ゴン」は、ある時、アメリカでの任務中に誤って少女を巻き添えにしてしまいます。やるせない思いにかられた「ゴン」に、組織は少女の母親「モギョン」を葬れとの新たな命令を下します。
これを最後の仕事と決めた「ゴン」は、「モギョン」を追って祖国韓国に戻りますが、娘を亡くして悲嘆に暮れる「モギョン」に対して引き金を引くことができません。「ゴン」が裏切ったと判断した組織は、二人を始末するために3人の刺客を送り込みます。
「ゴン」に<チャン・ドンゴン>、「モギョン」に<キム・ミニ>が演じています。
タイでは有名な怪談で、これまでにも数度にわたって映画化されてきた『メ・ナーク プラカノーン』を再映画化し、本国タイで歴代興行収入第1位のヒットを記録したホラーラブストーリー『愛しのゴースト』が、2014年10月18日より全国で公開されます。
若き帰還兵とその妻が織りなす愛を、恐怖と笑いと涙を織りまぜながら描いています。仲間たちとともに戦場から帰還した青年「マーク」は、最愛の妻「ナーク」と念願の再会を果たします。
しかし村では、「ナーク」はすでに死んでおり、幽霊となって村にとどまっているという奇妙な噂が流れていました。彼女を深く愛する「マーク」は噂を信じずにいましたが、やがて帰還兵たちの間で、本当に死んでいるのは自分たちではないかという疑惑が湧きおこります。
「マーク」に<マリオ・マウラー>、「ナーク」に<ダビカ・ホーン」が扮し、監督は、ハリウッドリメイクもされた『心霊写真』の<バンジョン・ピサンタナクーン>が務めています。
女優の<吉永小百合>が初めて自ら企画から立ち上げた主演作で、 『八日目の蝉』 (2011年)の<成島出>監督とともに<森沢明夫>の小説『虹の岬の喫茶店』を映画化した『ふしぎな岬の物語』が、2014年10月11日より全国で公開されます。
原作でもモチーフとなっている喫茶店が実在する千葉県明鐘岬を中心にロケーション撮影を行い、岬の喫茶店を経営する女主人と、そこに集う人々の悲喜こもごもを描いています。
海の向こうに富士山をのぞむのどかな岬で、喫茶店「岬カフェ」を経営する「柏木悦子」(吉永小百合)。お店には、彼女がいれる一杯のコーヒーを求めて里の住人たちが集まり、のどかな日常が続いていました。そんなある日、常連客「徳三郎」(笹野高史)の娘で、結婚して東京へ出ていた「みどり」(竹内結子)が数年ぶりに帰郷してきます。さらに、「悦子」と甥の「浩司」(阿部寛)を長年見守り続けてきた不動産屋の「タニさん」(笑福亭鶴瓶)が大阪へ転勤しなければならなくなり、穏やかだった里の暮らしにも変化の風が吹き始めます。
第146回直木賞を受賞した<葉室麟>の小説『蜩ノ記』(2011年・祥伝社刊)を、「雨あがる」(2000年)・「博士の愛した数式」(2006年)の<小泉堯史>監督のメガホンで映画化した時代劇『蜩ノ記』が、2014年10月4日より全国で公開されます。
前代未聞の事件を起こした「戸田秋谷」は、10年後の夏に切腹すること、そしてその日までに藩の歴史である「家譜」を完成させることを命じられます。幽閉されたまま家譜の編纂を続け、切腹の日まであと3年となったある日、城内で刀傷沙汰を起こした藩士の「檀野庄三郎」が、「秋谷」の監視役としてやってきます。
「庄三郎」は、「秋谷」が7年前の事件を家譜にどう記しているかを確認して報告し、また、逃亡するようであれば家族もろとも斬り捨てよとの密命を帯びていました。
「庄三郎」は「秋谷」のそばで過ごし、その人柄や家族とも触れ合ううちに、「秋谷」が事件を起こしたことが信じられなくなり、7年前の事件の真相を探り始めます。
主人公「秋谷」役は<役所広司>、妻「織江」に<原田美枝子>、娘「薫」に<堀北真希>、息子「郁太郎」に<吉田晴登>、<岡田准一>が「檀野庄三郎」に扮しています、
アメリカ映画界に燦然と名を刻む<ジョン・フォード>監督が残した傑作群の中でも、最高傑作と名高い西部劇の金字塔『駅馬車』が、デジタルリマスター版として2014年9月27日より全国で公開されます。
1880年代のアメリカ西部、アリゾナからニューメキシコへと走る駅馬車を舞台に、先住民の襲撃や無法者との決闘などドラマチックなエピソードを盛り込みながら、駅馬車に乗った人々が織りなす人間模様を描き出しています。
主演を務めた<ジョン・ウェイン>は、本作で地位を確立。以降、アメリカ映画界を代表するスター俳優として活躍します。1939年・第12回アカデミー賞では、作品賞ほか7部門にノミネートされ、助演男優賞と作曲賞を受賞。同年の作品賞は『風と共に去りぬ』でしたたが、双方に出演している<トーマス・ミッチェル>は、本作の酔いどれ医師「ブーン」役で助演男優賞を受賞しています。
1940年6月19日より日本で公開されていますが、<ジョン・フォード>監督生誕120周年を記念した2014年、デジタルリマスター版でのリバイバル上映となります。
『ラブ・アクチュアリー』の<リチャード・カーティス>監督が、タイムトラベルを繰り返す青年が本当の愛や幸せとは何かに気づく姿を描いた『アバウト・タイム 愛おしい時間について』が、2014年9月27日より全国で公開されます。
イギリス南西部に住む青年「ティム」は自分に自信がなく、ずっと恋人ができずにいました。21歳の誕生日に、一家に生まれた男たちにはタイムトラベル能力があることを父親から知らされた「ティム」は、恋人を得るためタイムトラベルを繰り返すようになり、やがて魅力的な女性「メアリー」と出会います。
しかし、タイムトラベルが引き起こした不運によって、その出会いがなかったことになってしまい、再び時間をやり直した「ティム」はなんとか彼女の愛を勝ち取りますが。
主人公「ティム」役は『ハリー・ポッターと死の秘宝』 ・ 『アンナ・カレーニナ』の<ドーナル・グリーソン>、ヒロインの「メアリー」役に<レイチェル・マクアダムス>、ティムの父親役に<ビル・ナイ>が扮しています。
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