★祭司について Being a Priest
ザカリヤは祭司でした。祭司とは、神様と人との間にあって、とりなし手としての職務が与えられていました。その職務は大きく二つあり、一つは、民を代表して、神様にいけにえをささげるということ。もう一つは、民に、神の契約や律法を教えるということです。
ザカリヤの妻は、エリサベツとあります。彼女は、「アロンの子孫で」とありますように、祭司の家系でありました。すなわち、二人とも神に仕えるように生まれついたカップルということが出来ると思います。
★自分の意志で By their choice
私達は自分で生まれてくる家族は選べませんが、生き方は自分で選びます。この二人は、敬虔に生きることを選んだのでした。
二人は、「ふたりとも、神の御前に正しく、主のすべての戒めと定めを落度なく踏み行なっていた。」Both of them were righteous in the sight of God, observing all the Lord’s commands and decrees blamelessly.(6節)とありますように、神様の前に、どうあるべきかを意識して、正しく生きていた夫婦でした。
★超自然の始まりは試練から Supernatural started with a difficulty
ところが、そんな二人ではありましたが、子どもがいなかったのです。妻のエリザベツは不妊の女であり、しかも、二人はもう年をとっていたと言うのです。
子どもがいないということは、現代においても辛い現実だと思います。子がいないということは、当時「恥」だったのです。さらに、祭司職は世襲制でありました ので、子がいないということは、家業が断絶するということを意味しました。また、ラビたちは神から放逐される例を七つ挙げ、その第一が、妻のないもの、または子どものいないものとされた。
★敬虔さと忍耐が超自然の入り口に Piety and Perseverance was the access to the supernatural
このように、何の希望の見えない現実が続いていました。しかし、神様の側ではすばらしい計画が備えられていたのです。彼は、ラビとしての家系が途絶え、ラビ職を失っても仕方がない境遇でした。子供がいないのですから。しかし、神は、そんなカップルを選びました。
〇聖書には長い間忠実に神と歩む人が出てくる。Many pious people in Bible
アンナも、夫を亡くして60年間ずっと忠実に宮で祈り、仕えていた。そんなアンナは赤ちゃんイエス様に出会うことが出来た。ヨブも何もかも失い、病で身体がぼろぼろとなり、長い間苦しんだが、信仰を捨てることはせず、最後には二倍に祝福された。
★超自然② Supernatural 2
彼に対する神様の奇跡は、それだけではありませんでした。それは、妻エリサベツが男の子を産むということです。13節以降には、御使いによって語られ た、約束の言葉が記されています。「こわがることはない。ザカリヤ。あなたの願いが聞かれたのです。あなたの妻エリサベツは男の子を産みます。名をヨハネ とつけなさい。その子はあなたにとって喜びとなり楽しみとなり、多くの人もその誕生を喜びます。」But the angel said to him: “Do not be afraid, Zechariah; your prayer has been heard. Your wife Elizabeth will bear you a son, and you are to call him John. 14 He will be a joy and delight to you, and many will rejoice because of his birth,
とあります。このヨハネこそ、バプテスマのヨハネ。主イ エス・キリストの道備えをする人物です。
★神は生きておられ、あなたを顧みられる God is alive and will reward you
みなさん、くじにあたり、誰もができないような祭司の働きをすることはとてもセンセーショナルに見えるかも知れません。しかし、特別だから選ばれたのではありません。特別だったとしたら、彼らは忠実にどんな時も神に信頼して、こつこつ毎日忠実に神に仕えていたことでした。
ピリピPhilippians 4:6-7
何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。7 そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。
Do not be anxious about anything, but in every situation, by prayer and petition, with thanksgiving, present your requests to God. And the peace of God, which transcends all understanding, will guard your hearts and your minds in Christ Jesus.
●思い煩いが私たちを感謝から遠ざける Anxiety keeps us from Thanksgiving
この箇所で勧められてるのは、何も思い煩わないと言う事です。
祈りは、また来週話しますが、天、すなわち、超自然と繋がる私たちの側の入り口です。そして、その超自然を開く祈りの中には、感謝が不必要であるのです。
そして、感謝と心の平安は結びつついていて、感謝と心と思いの守りは直結しているということです。
このみ言葉で興味深いことは、「全て」という言葉が多いことです。Emphasis on “All”
- 「何も」思い煩わないで、ということは、一ミリも思い煩わないということ。
- 「あらゆる」場合に、一回通った道も、始めてのことも、どんな場合でも。
- 人の「全ての」考えにまさる、と。人は、心配に対して、あらゆる努力と知力を尽くして対処しようとします。しかし、神の答えとは、そんな人の全ての考えに勝るというのです。
●感謝をささげることTo give thanks
◎感謝をささげることは、聖書ではよく出てきます。そして、感謝からくる結果というのは、繰り返し数え切れないほど、でできます。しかし、感謝というのは、強いられてするものではなく、心から、自発的に出てくるものですから、律法ではありません。が、結果というのは目を見張る素晴らしいものがあります。
◎礼拝と捧げもの Thanksgiving In Worship
礼拝は、神が素晴らしいから私たちが捧げます。神のすばらしさに感動するところからはじまります。また、礼拝には、捧げ物がつきものでありました。旧約の時代から、礼拝と言えば、みな、動物や、穀物の捧げものを携えて宮にやってきました。
自発的に、心から捧げること、これが礼拝であり、感謝の心です。
2コリントCorinthians 9:7
ひとりひとり、いやいやながらでなく、強いられてでもなく、心で決めたとおりにしなさい。神は喜んで与える人を愛してくださいます。So let each one give as he purposes in his heart, not grudgingly or of necessity; for God loves a cheerful giver.
◎感謝の初穂を捧げる First Fruit of Thanksgiving
次のみ言葉は、自分の収穫の一番の収穫のうちから神に持って行くという原則について語っています。
箴言Proverbs 3:9-10
あなたの財産とすべての収穫の初物で、主をあがめよ。10 そうすれば、あなたの倉は豊かに満たされ、あなたの酒ぶねは新しいぶどう酒であふれる。
9 Honor the LORD with your possessions, And with the firstfruits of all your increase;
10 So your barns will be filled with plenty, And your vats will overflow with new wine.
●感謝する脳Grateful Brain
先ほど読んだ、ピリピの四章のみ言葉は、脳科学が証明しています。
リサーチによると、二つのグループに毎日違うことを日記につけてもらいました。一つのグループは、毎日不満に思う事、一つのグループは、毎日感謝に想う事について。
すると、感謝を書いたグループは、決断力、注意力、活気、熱意が増加したそうです。
determination, attention, enthusiasm, and energy
★余りあるほどに豊かに蒔く神 Lavishly abundantly giving God
〇投資Investment
私たちの信じている神は、投資の神です。賜物セミナーのギバーのところでいつも詳しくはなしますが。。。そして、神は、刈り取りを期待して蒔かれる方です。刈り取りが期待できるからこそ蒔かれるのです。
今日の聖書の箇所でも、後の日にあなたはそれを見出そう。For you will find it after many days 他の訳では、報酬を受け取ると書いてあります。You will be rewarded .
また、私たちの神は、豊かに蒔く神です。コリント人への手紙の中に、「豊かに与える」ことが書かれていますが、神ご自身が豊かに蒔かれる方だからです。
豊かに蒔く。
2コリントCorinthians 9:6
私はこう考えます。少しだけ蒔く者は、少しだけ刈り取り、豊かに蒔く者は、豊かに刈り取ります。But this I say: He who sows sparingly will also reap sparingly, and he who sows bountifully will also reap bountifully.
蒔きすぎる神というふうに読んでも良いくらいです。Our God is the God of plenty! 一人の人を身ごもるのに必要なのは、一つの卵と一つの精子です。しかし、神は、一つの卵に対して、二億五千万の精子を用意している。250 million! また、種まきの例話でも、良い地にだけではなく、岩地や道端にまで種が蒔かれている話しをイエス様はしています。神は、さまざまなところに豊かに蒔く神なのです。
今日、読んだ聖書の箇所も投資のお話です。
--- 失う危険性Risk of losing
このソロモンの時代のことわざは、船による貿易を指していたようです。船の上に商品をのせるが、当時の船の安全は、今と比べると不安定、本当に掛けのようなものであったことでしょう。また時間的にも、ずいぶんとかかったことでしょう。後の日にならないと、どれほどの儲けがあったか分からないようなものだったのです。
---- 善意や親切Goodwill and kindness
また、「パン」というのは、ユダヤ人の伝統的な解釈では、善意や親切とされるといわれます。善意や親切を普段から存分にしておけば、やがてまわりまわって自分にかえって来るということです。何だか、日本人の考え方に似ていますね。
①水の上On the water v1 … 無駄に思えたり、賭けのように思えるところに、大切なパンを蒔け。私たち、損をしたくないという恐れての戦い。福音伝道においても同じです。私たちの教会は、学生さんの出入りが多かったですが、まさに、こんなに短い間かかわったところで、この人の人生にどんなインパクトがあるのかと思いがちですが、帰国前二週間で二、三回あっただけのYKちゃんが今では立派なクリスチャンに成長していますね。不思議なことです。時間や労力、心遣いやお金をかけて、蒔いていきます。
②いろいろな場所に分けてDividing into different areas v2 … 投資をする人は、良く知っていることですが、株でも一社にしぼって大量に買うよりは、数社に分けて、小分けに投資した方が何かあった時のリスクが減ります。神様は、一つの概念に凝り固まって、蒔くよりは、様々な分野に、場所に蒔くことを勧めています。
みなさんはどこに蒔きますか。友達の日本人に、家族に、職場に、ご近所に、また遠くの宣教地の子供たちに、また道にテントを張っている人に、通りすがりの人に。日本にいる引きこもりの人たちに。。。。まくところはいろいろとありそうですね。
③時や環境を分析せずにDon’t analyze about timing and condition v4 … 株をやっている人たちは、いつも新聞を読んで世の中の動向を見ています。やれオリンピックだ、やれ大統領選だとなれば、株の売買の動きがあります。絶えず時を分析してビジネスをしています。聖書でも天のサインを見て、など時を見極めることも書かれています。が、
しかし、聖書は、蒔くことに関しては、風を恐れるな、雲を恐れるなと書いてあります。聖書の他の箇所で、時が良くても悪くてもしっかりやりなさいとあるがbe prepared in season and out of season (2Timothy4)、そのとおり、風がふこうが、雨雲がでてこようが、蒔くことを辞めるべきではないのです。本当に、イエス様が人々を裁くためでなく救うために来られた、その真理の通りですね。救いのためには、時は関係ないのです。いつも、その時なのです。
④どうして豊かにできるか? Why can you be generous?
★ソロモンのポイントSolomon’s message v5, 6
投資の神を知らなければ、むなしい。
投資するものを持っていても、神を信頼しないなら、むなしい。
信仰がなくてはならない
「信仰は望んでいる事がらを保障し、目に見えないものを確信させるものです。」Now faith is the substance of things hoped for, the evidence of things not seen.
ヘブル11:1