あなたはやればできる子よ!
この言い方は子どもには
プレッシャーになるといわれています。
なぜなら、今はやってないんだから
本当はできるかどうかわからないのです。
ですが、やってみてできなかったら
できると思ってくれている
大人なたちの期待を裏切ってしまいます。
どうなるかわからない結果を
考えてみたら、何もしないほうが
安全なのです。
やればできる!
この言葉は自分にも言えます。
やろうと思えばできると言って
できなかったら
モチベーションが下がります。
そんなとき、どんな会話をするかというと
できなかった言い訳になってしまうのです。
コーチングではできなくても
コーチは決して怒ったりしません。
言い訳をする必要もなし。
言い訳することで成果には
つながりませんからね。
「やればできる」はできた人の
言葉ですからその域にまだ
達していない人は別の言葉を
使った方がいいです。
速読の勉強をしていたとき
はじめは目の使い方を練習します。
そうしている間、文庫本を5分でくらいで
読めてしまう達人たちは
ものすごい速さで本を読んでいます。
どうしたら、そんな風になれるのかと
聞くと達人たちの練習したら
できるよと言うのです。
ですが、速読脳を鍛える段階にくると
本を読むなといわれるわけです。
本を読まないで読むなんて……。
私の頭の中はパニックです。
自分が本を読んでいる時を
観察していると心の中で
音読しているのです。
この音読をやめて読めと言われると
そんなのムリと言う声が
自分の中から出てきます。
でも、実際音読していたら
5分で文庫本なんて読めないです。
音読しないは私にとってかなり
レベルの高いことになるのですね。
それをやれば、できるなんて
言っても思えないのですから
苦しくなるだけなのです。
高い目標を掲げすぎると
挫折の原因になります。
どうやってレベルをあげるかというと
できることからやっていくのです。
音読しないで読むはずっと先の
到達点なので、今できるところからの
練習になるんですね。
最初から音読しないは目指さないのです。
自分に声をかけるのなら
やればできるではなくて
何をするか、具体的な
行動目標です。
自分のレベルを知るってとっても大切です。
自分のレベルにあった行動目標が
行動できる人になります。