《雅羅・/・襍懐古〝山花ⅩXIII〟❖ ’24-236 ❖》

タカネコウリンカ(高嶺高輪花)キク科(Asteraceae/Compositae)
学名:Tephroseris takedana (Kitam.) Holub
タカネコウリンカ;  日本固有種。準絶滅危惧(NT)種。
キク科オカオグルマ属に分類される多年草。
本州の中部地方
(奥志賀、湯ノ丸山、飛騨山脈、八ヶ岳、赤石山脈)
そして埼玉県(秩父市)に自生地がある。
亜高山帯上部から高山帯にかけての乾いた草地や礫地に生育する。
亜高山帯の石灰岩地にも生育すると資料にある。
ヤガ科のミヤマセダカモクメの幼虫が食草とするらしい。
茎は単一で直立し、高さ15-40 cmで、全体にクモ毛がある。
根性葉と下部の茎葉は細毛が密生し、長さ5-12cm、幅1.5-3cm。
卵状へら形で、基部は茎を抱き、縁には浅い鋸歯がある。
根性葉には長柄がある。頭花は直径2-2.5cmで数個が散房状につく。
総苞は長さ0.7-1cmの筒型で黒紫色になり、総苞の基部に苞葉がある。
総苞の色が黒っぽい点が高原に生育するコウリンカに似ているが、
コウリンカの舌状花は長く反り返る。
舌状花は、橙黄色で7-8個で、短く完全には開かない。
筒状花は橙赤色、長さ4mm、幅2 mm。花期は7月下旬-8月。

《北岳の花〝個性的な高嶺高輪花〟8月山花ⅩXIII  ❖ 1967/夏 ❖ 》
学名の種小名(takedana)は、植物学者の武田久吉への献名。
武田さんは、日本山岳会を牽引していた岳人でもあった。

我が若き頃、南アルプスは奥深い山々という感じで取っ付き難い山だった。
学生の身、夏休み而して山岳地でのバイトで高山植物と出会えた。
今年は、多忙で高山植物を観に出掛けていない。
恩ある御仁を高山植物を観にお連れしたく思っているが北岳は無理か。
八ヶ岳のオーレン小屋から硫黄岳なら・・・?
来年は、と思うが・・・。

「令和陸年(皇紀2684年)8月23日、記」
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