シロバナスイセン(白花水仙);
一般的にスイセンと云えば、フサザキスイセンを指すのが一般的。
学名の中にあるtazetta は「小さいコーヒー茶碗」を意味する。
樹々が、紅葉・黄葉し始める今頃に咲き始める清楚な花。
西ヨーロッパ、地中海沿岸、北アフリカが原産。米国等に帰化している。
多くの初期の文献ではフサザキスイセンと同種とされてきた事で混同されてきた。
副花冠の黄色のフサザキスイセンと混同、房咲き水仙の亜種、変種とも云われて来た。
平安時代に渡来したといわれ、園芸品種のTazetta daffodils(タゼッタ系)に含める。
球根は卵形で、外皮は暗褐色。葉 は4個付き、扁平、骨があり、粉白を帯びる。
花序は散形花序、花を 5~15個つける。苞(spathe)は淡褐色で紙質。花は強い芳香がある。
花被は、基部で次第に細くなり白色。花被片の分かれた部分は、平開(反り返りもある)。
雄蕊6個、3個は短く花被筒部の中にあり、長い3個と花柱は副花冠の口の中に突き出る。
レンギョウ(連翹);
庭木としてよく植えられており畑の縁などでも見られる。
幹は茶褐色、縦に割れ目が入る。枝はよく伸び、長くなると下垂する。
葉は対生で卵形、葉先が鋭く尖り葉縁に粗い鋸歯がある。
若枝の葉は、3出複葉もある。雌雄別株。開花した後に葉が見えてくる。
花冠は鮮黄色で4深裂し裂片は倒卵状惰円形。雄蕊は2個。
「令和肆年(皇紀2682年)11月6日、記」