列車や観光地を舞台とするトラベルミステリーが多く、<十津川警部>シリーズも人気があり、テレビドラマなどにたびたび登場しています。
肩を張るような小説ではなく、気楽に電車の中で読むのに適しているのか、「キオスク」の売店では必ず著者の文庫本が何冊か置かれています。
発行される形態も、新書版か文庫本がほとんどというのも、著者ならではの特徴ではないでしょうか。
非常に多作な作家で、いつ見ても新刊本を目にしているようにおもえます。
調べますと2012年3月で、すでに書かれた作品は500冊を超えているようです。
著者が同じ推理作家である故山村美紗との関係をモデルにした私小説『女流作家』(朝日新聞社:2000年5月刊行)を読んで以来、久しぶりに手にしてみました。
列車や観光地での事件では気を引かれなかったと思いますが、「卑弥呼の金印」という日本史にからんだ事件のようで、興味を持ちました。
日本史の歴史として、1784年に志賀島で発見された「漢委奴国王」の金印は有名ですが、卑弥呼に贈られたという「親魏倭王」と彫られた金印をめぐり、連続殺人事件が発生します。
この金印を発見したという「アドベンチャー・ジャパン」という怪しげな団体が現われ、世間的に注目されるなか、最後は<十津川警部>の推理で事件は解決に至ります。
いまだに夢とロマンを与えてくれる「邪馬台国」の卑弥呼ですが、古代史の謎として、まだまだ論争が続くようです。
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Posted at 2012-05-03 22:14
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Posted at 2012-05-04 09:28
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Posted at 2012-05-04 02:34
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Posted at 2012-05-04 12:36
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